« 2013年05月 | メイン | 2013年10月 »

2013年06月 アーカイブ

2013年06月01日

お問い合わせ

村山祥栄 後援会事務所へのお問い合わせはお電話、またはメールにて承っております。 お気軽にお問い合わせ下さい。

村山祥栄 後援会事務所

所 在 地〒606-0813
京都市左京区下鴨貴船町46グランディール堤2F
電 話 番 号075-712-9962
F A X075-712-9963

大きな地図で見る

メールでのお問い合わせ

メールの返信は数日かかる場合があります。お手数ですが、お急ぎの際にはお電話にてお問い合わせ下さい。

リンク

京都党

その他

行政関係

プロフィール「履歴書」

履歴書

村山しょうえい 生年月日: 昭和53年2月7日
干支・星座: 午年・水瓶座
尊敬する人: 高杉晋作・両親
座右の銘: おもしろき こともなき世を おもしろく
好きな作家: 東野圭吾
好きな食物: ラーメン・グラタン・ポテトサラダ・ホルモン
趣味: 大峯山登拝・バス釣り
好きな芸能人: 高田純次
好きな音楽: 北島三郎・RCサクセション・MINMI

昭和53年2月7日

バプテスト病院に生まれる。左京区下鴨蓼倉町在住。
下鴨神社境内に秘密基地を設置し、鴨川でスイミングに勤しみ、葵サッカーでサッカーするなど実にやんちゃな少年時代。

マクリン幼稚園、下鴨小学校、東山中学、東山高校卒。

中学時代、現状の政治に「このままでいいのか?」と疑問を抱く。政治を通じ人を幸せにしたい、そんな人生を送りたいと漠然とした意識が芽生える。
時は、細川政権。本気で日本が変わると思うも、自社連立へ、夢は失望に変わる。それでも国家を思う熱忘れられず、政治を学ぶなら東京と、単純な理屈から東京へ進学。

平成8年

村山しょうえい 学生時代、若者意識向上を訴え続ける本人 専修大学法学部入学。
衆議院議員 松沢成文 秘書。
生の政治を学ぶべく、当時新進党の若手議員 松沢成文代議士のもとに(なかば強引に?)押しかけ、秘書に。
時同じくして、若手が政治を変えるんだという思いから、全国の若手政治家のもとへ選挙スタッフとして本当に全国を行脚してました。

平成12年~14年

松沢 成文 神奈川県新知事とともに。 専修大学法学部卒業、株式会社リクルート入社。
心機一転、ビジネスマンとして出発。週刊住宅情報の営業マンとして、不動産会社を担当。情熱、行動、発想、を武器に無我夢中。
平成14年10月、「このままではいけない」という思いから、楽しかったサラリーマン生活に決別。

平成15年4月13日

本会議での一般質問 京都市議選にて、左京区から 5004 票を頂戴し、京都市政史上最年少で初当選。交通水道委員、公営企業特別委員会を中心に財政総務委員、建設消防委員等を務める。京都市不祥事問題の火付け役になるなどタブーなき改革に挑戦する傍ら教育問題、人事等公務員改革など幅広いテーマで行政改革を提言。京都市議会唯一の無所属議員として無所属ならではの活動を展開。

平成19年4月

京都市議選、8,851票を頂戴しトップで再選。交通水道委員。
大きな波紋を呼ぶ「同和事業完全終結に向けた要望書」を市長へ提出。
その後、講談社より出版され、京都市の同和行政終結に向けた大きな一里塚となる。

平成20年2月17日

京都市長選挙立候補 京都市長選挙立候補。84750票を頂戴するも惜敗。
3年間の浪人生活が始まる。多くの人が去り、真の友人、支持者に支えられた3年間。苦しくも本当に人のご温情に触れ、自己研鑚に費やした貴重な時期でした。

平成20年7月

私塾高志塾 村山の下に残ってくれた学生たちと共に、教育現場の研究と人材育成を図るべく私塾高志塾を開設。

平成20年10月~23年3月

京都産業大学法学部にて「政策立案実務研究」を担当 京都産業大学法学部にて「政策立案実務研究」を担当。
大学生が作った条例案や政策を山田京都府知事をはじめ首長に直接プレゼンテーションを行うといった前代未聞のゼミを主宰。

平成22年8月

京都党を発足 地域主権時代に必要な地域政党構想に奔走、地域政党京都党を発足。

平成23年4月

京都市議選、京都市政史上過去最多得票12,529票にて三期目当選。
地域政党京都党市会議員団を四名の議員で結成。経済総務委員。
議会では条例提案、政策提言、議会外では、「京都党村山祥栄政治塾」を主宰する傍ら、知的障害者施設の理事を務めるなど幅広い活動を展開。

平成27年4月

4期目当選 7130票で4期目当選(3期連続トップ当選)
都市計画審議委員、まちづくり委員。
また、全国地域政党連絡協議会副会長も務める。

平成28年6月

大正大学地域構想研究所客員教授大正大学地域構想研究所客員教授 就任

活動履歴

主な受賞歴

  • 2012年 マニフェスト大賞地方議会部門 優秀賞(地域政党京都党)
  • 2016年 日本自治創造学会 研究大会・改革発表会「改革取り組みベスト5」
  • 2016年 マニフェスト大賞政策提言部門 優秀賞(村山祥栄・森かれん)

主なマスコミ出演歴

  • KBSラジオ「藤崎ぷーケット」レギュラー出演(~2010.12)
  • TBS「ニュース23」特集
  • 朝日放送「情報番組 MOVE」、「ニュースゆう+」
  • 関西テレビ「ニュースアンカー」
  • 週刊ダイヤモンド(ダイヤモンド社)
  • 週刊誌フラッシュ(光文社)
  • 明日への選択(日本政策センター)
  • その他、毎日放送、KBS、新聞各紙など多数
ドバイの新聞に載る

主な講演歴

  • 立命館大学産業社会学部
  • 同志社大学政策学部
  • 京都産業大学法学部
  • 龍谷大学法学部
  • 精華大学文学部
  • 2650地区ロータリー広報委員会
  • 奈良あすかロータリークラブ
  • 京都洛東ロータリークラブ
  • 京都商工会議所青年部
  • 中京区青年部優良法人会
  • 京都キワニスクラブ
  • ワイズメンズクラブ
  • 福井県立小浜東高校
  • 東山中学校
  • その他勉強会など多数

主な著書

  • 京都・同和「裏」行政(講談社+α新書)
  • 地域政党(光村推古書院)
  • 地方を食いつぶす「税金フリーライダー」の正体 タカリと粉飾の日本病 (講談社+α新書)

皆様の浄財が政治を正す

お金のかからない政治を旗印に活動を続けておりますが、最低限の費用は発生します。これまでも、皆様方の浄財と自身の給与で活動しておりますが、政治活動資金が著しく枯渇しております。恐縮ではございますが、クリーンな政治活動の推進に何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
(企業様よりの御厚志はお断りしておりますので予めご了承下さい。)

政治浄化カンパ
一口 1,000 円(口数に制限はございません)
連絡先
村山祥栄事務所 電話 075-712-9962 まで

振込先

郵便振替

振込先名義: ムラヤマショウエイ 政策フォーラム
00970-2-181324

銀行口座

振込先名義: 村山祥栄政策フォーラム
京都銀行下鴨支店 普通3222754

  • ご要望あれば、直接集金に伺います。
  • 当会費は、政治資金規正法21条に則ったものです。

インターンシップの募集

現状現場主義の実践場

インターン募集 政治に関心がある、興味がある、そんな方を対象にインターンシップ生を募集しております。
村山自身が掲げる現状現場主義の実践を行い、より多くのことを学んで頂ければと企画しております。
社会人になると、とんと政治とは縁遠くなりがちです。学生時代に出来る事として、社会のマナーをはじめ、プレゼン力に至るまで、余すことなく、お伝えできる場になればと思っています。政治の見方が変わる第一歩になればと思います。

インターンシップ募集要項

対象
学生・院生全般。社会人の方は別途ご相談下さい。
期間
2ヶ月程度。しっかりと学んで頂きたい為週3回以上の勤務できる方に限らせて頂きます。
報酬
交通費・実費のみ支給。
内容
o事務作業全般
o接客
o挨拶回り
o議会傍聴
o各種随行
o各種調査活動
o政策調査補助
oその他

ご不明な点あれば、お気軽にご連絡下さい。

タウンミーティング・講演依頼

3人寄れば伺います!

タウンミーティング・講演依頼 政治家ははいつも「私は有権者の生の声を聞いて…」と言う。しかし、現実は、有権者の60% 以上の方が政治家との接点を持ったことが無い方ばかりです。いったい生の声とは…?

村山はとにかく皆様の本当の生の声を徹底的に頂戴したい、それが何より政治家として重要なことであり、それが民主主義の基本だと考えています。どんどんご意見を下さい。また、何らかの会合、 近所の皆さんの茶話会何でも結構です。3人寄れば伺います。ご遠慮なく呼んで下さい。

タウンミーティング・講演依頼2 また、小さな異業種勉強会なども含め月2本程度のペースでお伺いしております。時間の許す限り御受けさせて頂きますので、講演のご依頼のございます方はお気軽にお問い合わせ下さい。

主な講演テーマ

【メインテーマ】

  • 政治のミカタ~常識を疑え!真実はひとつ~

【政治課題テーマ】

  • 地方議会よもやま話~公費で家族旅行に行かない政治家の見分け方~
  • 援助とみるか?投資とみるか?福祉の真相~貧困問題の狭間で~
  • 人口問題のウソ・ホント~少子化は本当に止まらないのか?~
  • シアトルはなぜ世界を牽引し続けるのか?~ハリウッドからシリコンバレーが出来るまで~
  • 地方経済を再生する!?地方の特効薬はあるのか?

【世界の戦略シリーズ】

  • ドバイの世界一戦略~なぜドバイは世界の富裕層を魅了できたのか?~
  • 世界の観光からのまちづくり~カタール、ミラノ、パリ~
  • 世界の路面電車LRTからの街づくり~パリからストラスブールまで~
  • シンガポールにみるリゾート戦略~税金を掛けずに観光資源を作る~

【京都市民向けテーマ】

  • 京都市役所120%活用術~タダで使えるこんな制度、あんな補助!~ (このテーマは、単発、シリーズで対応すること可能です)
  • 京都市のまちのお金、どうなってるの?
  • バスの運転手、パッカー車の係員はなぜ良くなった?~ゴミ袋有料化の裏側で~
  • リニアと北陸新幹線、正味の話どうすんの?
  • 京都はいつから首都じゃなくなったのか?~文化首都京都の復権~

近々の主な講演歴

  • 立命館大学産業社会学部
  • 同志社大学政策学部
  • 京都産業大学法学部
  • 龍谷大学法学部
  • 精華大学文学部
  • 2650地区ロータリー広報委員会
  • 奈良あすかロータリークラブ
  • 京都洛東ロータリークラブ
  • 京都商工会議所青年部
  • 中京区青年部優良法人会
  • 京都キワニスクラブ
  • ワイズメンズクラブ
  • 福井県立小浜東高校
  • 東山中学校
  • その他勉強会など多数

村山祥栄友の会ご入会のお願い

「立国は公にあらず私なり」福沢諭吉

本当の政治改革は、市民一人一人の手によってなされるものであるということです。即ち、政治家と市民の共同作業でしか成り立たないということだと思っています。

市民の、市民による、市民の為の政治

住民自治という地方自治の原点ともいえる政治モデルに今、回帰せよとの使命を抱え、今日まで私は闘ってきました。そしてこれからも、皆様と共に歩みたいと願い続けています。何卒、京都の明日の為にお力をお貸し下さい!

村山祥栄友の会会員募集

機関紙「京都再生」の発行を初め村山祥栄の政治活動にご理解賜りご支援頂ける会員を募集しております。1人でも多くの皆様にご入会頂きますよう宜しくお願いいたします。

村山祥栄友の会会員証 機関紙京都再生1 機関紙京都再生2

お名前・ご住所・電話番号・所属(後援会等あれば)・口数をご記入の上、メールにて御申し込みください。メール送信後、下記振込先よりご入金頂ければ幸甚です。ご要望あれば、直接集金に伺います。

村山祥栄友の会

入会資格
日本国籍を有する方でご支援頂ける方ならどなたでも OK です。 政治資金規正法22条により外国人からの寄附はお受けすることが出来ません。また、友の会は、個人会員のみ受付をしております。法人は別途ご相談下さい。
特典
o 機関紙「京都再生」(年4回発行)・「村山祥栄瓦版」(不定期)の送付
o 講演会・イベント等のご案内
o 会員証の発行
年会費
一口3000円
振込先名義
ムラヤマショウエイ 政策フォーラム
郵便振替
00970-2-181324
連絡先
村山祥栄事務所 電話 075-712-9962

2013年06月04日

議員養成塾「politix(ポリティクス)」

「politix」の運営メンバーは実際の政治の現場でしごとをしている政治家です。政治という世界の厳しさを肌身で感じ、命懸けでこのしごとをしているからこそ、生半な気持ちでこのしごとを考えてほしくないと思っています。

私たちの目的は、単に「政治家」を作り出すことではなく、「共に政治を変える為に闘う、同志としての真の政治家」を生み出すことです。そして「自主自立の精神を養い、自分でみちをきりひらく人材」を、アシスト、サポートしたいと思っています。だからこそ、この“politix”での研修は妥協のない真剣なものになります。

当塾は実際に地方選挙の立候補を目標としている方を対象とさせていただきます。また、開講は年に2回(6月~8月・12月~2月)を予定しています。

団体名
議員養成塾「politix(ポリティクス)」
代表者
栗山 雅史(兵庫塾長・西宮市議会議員)
理事
今村 岳司(クリエイティブディレクター・西宮市議会議員)
友田 景(大阪塾長・前柏原市議会議員)
村山 祥栄(京都塾長・京都市会議員)
所在地
兵庫県西宮市甲風園1-15-15-203
TEL & FAX
090-2597-0242(事務局長:横山)
0798-67-6306
WEB SITE
http://www.kurix.jp/politix/

スペシャル企画「くりやま雅史と語ろう」

2006年09月10日、栗山雅史 西宮市議会議員とスペシャル企画として村山祥栄との対談が行われました。栗山議員のご好意により本サイト内へ転載させて頂きます。

栗山議員と村山祥栄

  1. 京都市議会の選挙事情について
  2. 政治活動と議会活動について
  3. 村山祥栄議員の若き時代
  4. 若者の政治参加について
  5. 地元に対する思い、政治家の資質
  6. 政治スタンス

1.京都市議会の選挙事情について

栗山雅史議員

今日設立される予定の後援会は、何個目の設立なのですか?

村山祥栄

今回で4個目の後援会になります。

栗山雅史議員

来年の統一地方選挙では、ここ京都市左京区は何人中何人当選の選挙になるのですか?

村山祥栄

左京区は定数変わらずの9を14~15人の中で争うことになります。

栗山雅史議員

来年の統一地方選挙は3年前の初めての選挙に比べて、今回のような後援会を設立できているので、さらに勝利する可能性は高まりますね。どうお感じですか?

村山祥栄

かなりしんどいと思います。やっぱり無所属だし、前回のような目新しさはないですしね。若いのも私だけじゃないですし。

栗山雅史議員

その若い人たちはなぜ左京区で出ようと思ったのでしょうか?無所属の村山議員がいながら左京区に飛び込んできた理由は何だと思いますか。

村山祥栄

よく分かりませんが、前回の選挙では各区で多くの無所属が出ましたけど、自分しか通らなかった。そういう状況からか、「左京区が通りやすい」と判断したのかも知れませんね。

栗山雅史議員

そういう状況であれば、各政党で必ず当選させてくると思いますが、左京区はどんな状況ですか?

村山祥栄

現職で自民党は2人、共産党は3人、民主党は2人、公明党は1人、無所属の私で合計9人なんです。

栗山雅史議員

そこに割って入ることが可能だとすると、どの政党が一番危ういのでしょうか?

村山祥栄

一番無所属の自分が危ないのではないかと思いますね。

栗山雅史議員

その危機感は強いですか?

村山祥栄

大変強いです。

対談の様子

2.政治活動と議会活動について

栗山雅史議員

市会議員の仕事として苦労したこと、楽しかったこと、色々とあると思いますが、仕事の中には「議員を続けていく」という意味の違った苦労がつきものだと思います。村山議員の場合、どのくらい地元を意識した活動が普段の活動の中に入っているのですか?

村山祥栄

半分くらいですね。

栗山雅史議員

そうすると半分の力で政治に力を傾けるということになるのですか?

村山祥栄

やっぱりそれは両輪でもあるので、地元から意見を吸い上げる地元活動は政治につながりますし、足で稼ぐ地元の意見は大変議会活動に役立ちます。そして一方で純粋に自分のやりたい議会活動をやることも重要だと考えています。

栗山雅史議員

村山議員の純粋な政治活動の部分で言うと、どのような種類のものがありますか?

村山祥栄

僕はどっちかというと、ご存事のように人事改革、財務改革が基本になっているし、注力したいです。だから行革というテーマが多いですね。

栗山雅史議員

行革をやるとしても、69人の市会議員の中で、無所属1人で行革をやることは困難だと思いますが、どの程度受け入れられているのでしょうか?市役所の中での動き方などはどんな感じなのですか?

村山祥栄

当初は無所属で大丈夫か?などと心配されましたが、今は逆に「何があかんのですか」というぐらいになりましたよ(笑)。

今日も後援会設立パーティーでちょっとお話をしますが、無所属にしか出来ない仕事とか、今まで政党にいてはできなかったこと、考えられなかったことが無所属にはできるんです。京都は今、人事を正さなければならない。ちゃんと仕事をやった職員が報われないといけないです。成果主義を導入する前に、それは原則論として必要です。しかし、京都はその原則さえもない。出社はしてくるけれど、1日中新聞を読んでいる人もいるし、来てもすぐ帰る人もいれば、病欠をフルに使うなど。なおかつ高給を必死になってもらいながら、役所に全然来ない人が平等に扱われている部署もあります。

その辺は、京都市の場合、同和問題と密接に関わってきているから、そんな話はだれも口に出来ない。しがらみのある人がそんな事をいうと「何やっているんや」と問題になりますが、僕だと普通に言えちゃうし、その前に同和問題ってなんですかという風に私は思っています。その問題については、僕はどんどんやったらいいと思っているし、僕が取り上げたことを議会が一緒になって決議してくれている。また、無所属は発言できなかったのですが、今年から話せるようになりました。

栗山雅史議員

それは議場でのことですか?

村山祥栄

議場での発言です。以前、無所属議員の発言は常任委員会のみで認められていました。

栗山雅史議員

それは村山議員という存在が、議会、或いは市役所を動かしたのですね?

村山祥栄

今までそんなこと言う人がいなかったということもありますが、私が無所属でやっていることを周囲が一定の理解を示した、ということではないでしょうか。

栗山雅史議員

それについては根回しも必要だったのでしょうか?

村山祥栄

なかったとは言いません(笑)。

栗山雅史議員

1人でいることは逆に言うたら面倒だ、辛いから会派に入ってしまいたいという気持ちにはなりませんでしたか?

村山祥栄

全然ありませんでしたね。僕はもともと「地方政治は政党でやるべきではない」と考えていますからね。それを曲げてでも政党に入るというなら、議員をやるべきではないと思っていますから。

3.村山祥栄議員の若き時代

栗山雅史議員

今日も多くの学生さん(村山祥栄事務所学生部)がいらっしゃるんですが、村山議員は学生時代どんな活動をされていたのですか?確か出身は東京の専修大学でしたよね?

村山祥栄

学校にいかずに、選挙、選挙、選挙でした。

栗山雅史議員

松沢知事(神奈川県)の所でですか?

村山祥栄

松沢さんの所は1年くらいしか行ってなくて、残りの3年はいろんな議員についたりしていました。自由党が出来た時の立ち上げも、東京の本部で一緒に関わらせてもらったりしました。

栗山雅史議員

そのころは何歳でしたか?

村山祥栄

20歳くらいだったと思います。自由党の学生部は、僕と僕の友達2~3人で立ち上げたんです。

栗山雅史議員

党の立ち上げという大変貴重な機会に関われたんですね。党の立ち上げの後はどういう活動をされていましたか?

村山祥栄

僕は色々な議員さんにずっとついていたんですが、議員さんは何か理想と現実のギャップにぶつかって、結局現実ありきの所で政治をやっていて、理想を追い続けられていないことに、すごく嫌気がさしていた。その頃出会ったのが20代で当選した若手議員、このような方々が当時全国で120人くらいいらっしゃいました。平成7年の統一地方選挙で当選した方々ですね。この人達は黙々と、一心不乱に自分の思いを貫いてやっておられて、この人達が10年先、日本を変えてくれるのではないかと思って、そのうちそっちの方にシフトして活動していましたね。

栗山雅史議員

それらの活動ですが、誰に頼まれたりするのですか?

村山祥栄

誰とかはハッキリと覚えていませんが、「明日村山君、山口行ってきて」って、人間関係がどんどん広がると「俺の友達出るから頼むわ」みたいに言われるんです。「岩手いって来い」、「明日から住み込み」とか、そんなんばっかりでした。

栗山雅史議員

そんなに選挙がおもしろかったのですか?

村山祥栄

おもしろかったと言うより、政治家になるには選挙しかないので…。郵政民営化の時はまさにそうでしたけれど、学生時代にも選挙に負けるからという理由で自分の信念を曲げていった政治家をたくさんみてきました。政治家やるにしても、やっぱり根っこにあるのは選挙なんだと感じたし、だからこそ選挙というものを大事にせなあかんと感じて、参加し続けました。

栗山雅史議員

酷な質問ですが、村山議員は信念を曲げてでも選挙に勝つ方を選ぶか、負けてもいいから信念を貫くほうか、どちらのタイプと言えますか?

村山祥栄

なんとも言えないですね。負けても信念を通す政治家だと思っていますが、ただ極力そんなことは避けたいので、信念を通して勝てる政治家になることが一番大事なことだと思います。

栗山雅史議員

それはある意味無所属のスタイルが、まさにそれを具現化しているように思うのですが?

村山祥栄

そんないいもんじゃない。でも選挙はしんどいが、そこで負けてしまわないように頑張りたいです。

栗山雅史議員

クラブやサークルとかはしていましたか?

村山祥栄

何もしていないですね。

栗山雅史議員

何も興味はなかったのですか?

村山祥栄

ありましたけど、政治の方が楽しかった。1ヶ月間、稚内から鹿児島まで、党の全国遊説を党の車でやったり、補欠選挙の時とかは学生部がまるまる遊説を担当するとかもしました。選挙は経費や人件費が当然発生するので、これで賄えと指示されて目の前で300万円預かったり。これが湯水のように消えてしまう。そんな管理をさせてもらったり、それはそれでおもしろかったですね。

栗山雅史議員

まさに政治家になるための経験ですよね。僕なんか全然畑違いなところから政治家やっているんだけれどもね。

村山祥栄

僕は政治家になろうと思ったのが早かったんです。

栗山雅史議員

何歳ですか?

村山祥栄

15歳の時です。当時、今の政治家は命をかけてないということに怒りを覚えて、それやったらこいつらより俺がやったほうがマシやろうと思ったことからスタートしていました。政治家になるためには何をどうしたらそこにたどり着けるかということだけを考えていたんです。逆に言えばそれ以外何も知らないんです。

栗山雅史議員

中学生の14~15歳ぐらいの時というと、大きな政局の変化がありましたか?

村山祥栄

当時は佐川急便事件があって、日本新党、新生党という2つの新たな党ができて、全国的に改革に沸いていた時代ですよね。

栗山雅史議員

その時に、国会議員たちが自分の襟を正している姿を見ることができたんですね。そんな改革の波を感じたときに、その一員に加わりたいと思ったのですか?

村山祥栄

分からない。しかし、僕は歴史が好きで、過去の歴史を紐解くと、命がけで民を守り、国民のために体を張って仕事をしてきた政治家がいることを知ったんですが、今の政治家の中にはそんな人が全然いない。そんな時、僕が夢を見させてもらったのが小沢一郎さんやったんです。自民党の幹事長になられて、おそらく総理大臣になれるのを蹴って外に出て行った姿は、すごく感銘を受けました。

対談中の村山祥栄

4.若者の政治参加について

栗山雅史議員

若者の政治参加についてお聞きします。まさに村山議員は、若い時から政治に参加されていて、若者の中では非常にレアな人材だと、自分でも認識してらっしゃると思うのですが、政治に参加しているとは思えない人が割合として多い中で、今後若者には積極的に政治参加して欲しいと思いますか?

村山祥栄

そりゃ政治参加して欲しいですね。

栗山雅史議員

どうしてですか?

村山祥栄

理由はありませんね。当然のことですから。

栗山雅史議員

我々は若者に政治参加を促す運動をいろいろやってきましたが、若者の政治参加率、つまり若年層の投票率の低さの理由についてはどう思いますか?昔と比べて時代の変化とかをどう感じますか?

村山祥栄

1つは政治に参加することに若者が価値を見出していないのでしょう。社会が安定しているし、別に政治に参加しなくても明日の飯がないということはない。反面、当然ではありますが、発展途上国というのはすごい投票率が高いですよね。年齢を問わず、みんなが政治参加意識に燃えている。自分たちで変えるという意識をもっている。日本はそんな意識もないですし、誰がやっても一緒と思いこんでいる。それは仕方ないのかも知れません。

栗山雅史議員

確かに、文化・商業の発達度合いが高い国ほど、政治への参加意識は下がっていく傾向が多いわけですけど、日本のように意識が下がっていくなかで、村山事務所では学生部というものがあったり、あるいは私も受入れている議員インターンシップというものがあったり、少しではあるが政治参加している若者が増えてきたのかなという実感はありますね。

村山祥栄

私もあります。

栗山雅史議員

それはすごく嬉しいことですけど、まだやはり物足りないと思いますか?

村山祥栄

全然物足りない。ほんまに民主主義の看板を掲げるなら、民が主なのだから参加してしかるべきですし、何で政治に参加しないといけないのとかではなく、そういう制度を布いている以上、当たり前のことです。

栗山雅史議員

政治の原点、つまり始まりとは、「人が安心して暮らしていく、生きていく」ことではないかと思います。つまり、安心して暮らせる環境・文化が成熟していない国では、まず政治をしなければ何も始まらないわけです。今の日本に、政治の原点を意識させる必要はあるのでしょうか。できるのでしょうかね。

多くの人間の政治参加は必要なことと当然思うわけですが、日本国民を政治参加させるには、文化を後退させなければならないのではないか、と極端ですがたまに思うんです。後退させることによって、自分達の生活に不快な変化が現れてこないと政治に関心を持たないと思うのです。

村山祥栄

民主主義は長期化すると、衆愚政治に陥る。今は衆愚政治の真骨頂みたいな時期かも知れない。政治に対して参加する必要よりも不信感のほうが強く、参加して何になるのかと思っている国民が多い。不信感については、国民みんなが同時に改める必要があるし、後は政治家の姿勢の問題ですね。

議員としての仕事をちゃんとやっている人には、周囲は「ちゃんとやってる」、「俺らの意見を代弁している」と認めてくれる。だから我々は見られていることを意識して、すごい小さいことからでも伝えていくしかないと思っています。

対談中の栗山議員

5.地元に対する思い、政治家の資質

栗山雅史議員

地元に対する思いについてですが、私は東大阪出身で西宮市が出身地ではないのですが、自分を成長させてくれた大学が西宮市だったということで、東大阪市よりも非常に思い入れがあります。しかし、私は外から来た人間だという見られ方をしたので、最初は大変苦労しました。でも西宮市を愛する気持ちは人よりあると思うので、西宮市がやっぱり1番住みやすい街だと思ってもらえるように頑張っています。

村山議員はやはり、郷土に対する思い入れでいうと、育ってきたのはずっと京都ですよね。高校までおられた京都に対しては相当思い入れの強さがあると思いますが、今後の京都の理想の形についてはどのように思っておられますか?

村山祥栄

思いとしては誰よりも持っている。僕が何で政治をやっているのかというと、国を愛しているからであり、京都を愛しているからで、生まれた環境や故郷に対する郷土愛です。そういう意味では京都を何とかしたい、僕自身がやらなあかんと思っている。

私は頭が良いほうではないので、難しい話を言われても正直分からない。しかし、京都市役所の中には難しいことをいっぱい考えて、それが分かる人間がいっぱいいて、いろんなアイデア、能力をもっている人がたくさんいる。やっぱり地方上級を通り抜けてきた人たちですよね。だから、彼らがやりたい仕事をフルに出来る環境を整備してやることが、京都を再生させる1番の鍵やと思ってるんです。

伸びている会社というのは人の使い方が上手い。しかし、行政というのは非常に人の使い方が下手です。どうしたら彼らが伸び伸びと仕事ができて、いいものを作り上げ、クリエイティブな仕事ができるのか。そしてそれが評価されるようにするにはどうすれば良いか。そういった環境を作るのが政治の仕事じゃないかと思います。

その上で、今やらなあかんことは、郷土愛をちゃんと根付かせることであり、社会に出て、生まれ育った京都に錦を飾りたいという思いを、京都で育った人にもってもらうことが、京都の発展に繋がるという思いを持っています。

栗山雅史議員

政治家としての役割、スタンスとは一体どうするべきなんでしょうか?確かに優秀な公務員がどの自治体にもいらっしゃる。前提として村山議員は自分のことを謙遜しているんだろうが、むしろよく考えてみれば「政治家は頭が悪い」というのは実際そうかも知れないし、それは必要な資質かも知れないですね。公務員にはない、政治家として持っていなければならない資質。それは公務員ではなく政治家に必要だと思います。そしてそれが何なのか、私もよく考えます。

変な話ですが、政治家はある意味で頭が悪くてもかまわないと思うし、全てのことに対して分かっていなくてもいいと思う。1つのことしか分かっていないというのでもいいと思う。志や熱い思いさえあれば、いろんなタイプの政治家がいても構わないんですよね。 戻りますが、政治家がもってなきゃいけない最低限の資質とは、村山議員はどういう風に考えていますか?

村山祥栄

よく分かりませんけど、僕が思っていることは、いろんなこと言われようが政治家はやっぱり命をかけて政治をやっていること、やはりそこが一番大事なのではないでしょうか。

栗山雅史議員

まさにその通りですね。

6.政治スタンス

栗山雅史議員

それでは次に、若くして議員となった我々の政治スタンスについてお話したいと思います。

村山祥栄

普段栗山さんがどんな活動をされているのかはすごく気になりますね。政治家によって仕事のスタイルが全然違いますからね。私と栗山さんではたぶんスタイルが全然違うだろうけど、栗山さんはどういう仕事を日々やられておられますか?

栗山雅史議員

一つ言うならば、僕は西宮北口の商店街にやっとの思いで貢献することができて、そこから人脈や仕事の幅が広がっていて、現在はさまざまな取り組みができていますね。商業団体の皆さんと一緒にいろいろやっていることが非常に楽しいし、未来の西宮を作っているんだなあという実感がある。

振り返れば、政治家としての若い時というのは、市民の話があまり聞けていなくて、自分の志の方が強く、自分の思いだけが政策になるケースが多いと思うんですよね。いろんな人の意見を聞いて、政策を作っていくことが当たり前なのですが、実はそうはできていないこともある。今なんかは、地元の方といろいろ話す機会が多いのですが、その人達がしゃべっていることと、自分が思っていることをうまく混ぜた上で、その結果出来上がっていく政策が、やはり本物の政策ではないかなと感じています。

そして政策が完成した後は、政治家として、議員としてどういう風に行政と連絡をとり、地域の方と連絡し、政策を実現化するかということを考え、そして行動できるかが、僕の仕事かなと思っています。政策を作るということについては、独りよがりでは無理だなと最近思うし、いろんな人の意見を聞くということが大事なんでしょうね。

村山祥栄

すばらしいですね。でもやはり、自分の想いを入れていくその比率が難しいんでしょうね?

栗山雅史議員

そうですね。バランス感覚が大事ですね。

村山祥栄

私は政治家って何なんだろうと問われた時、自分の意見についてくる人間を引っ張っていくのが政治なのかなと思っていました。栗山さんのおっしゃるような民の暮らしぶり、意見を聞いて、それをまとめて政策に反映するのと、どちらが本当の政治なのか聞かれたらどちらだと思いますか?

栗山雅史議員

どちらかというと、当然後者に近いけれど、ただ一辺倒にそうばかりしていると、「お前に考えはないのか」と言われてしまう可能性が高くなるだろうと思いますね。ただ昔のような政治家のイメージはだんだん変わりつつあると思っていて、政治家は別に偉くもなんともないと思っているし、むしろバランス感覚が優れた普通の人間でないと今後はやっていけないのではないかというのが私の持論です。他方、本来の意味での住民自治としては、昔ながらの強烈な政治思考をもってリードしていく政治家も必要だと思います。

村山祥栄

この前、田中秀征さんの本を読んでいて、田中さん曰く、「今の政治を悪くしているのは、民がああして欲しい、こうして欲しいということを叶えていくことだ」と書いていました。これを続けていくとポピュリズム政治の典型になってしまい、そうすると本来果たすべき政治判断ができなくなっていく懸念があると。今の政治家の大部分はそうなりつつあるらしいです。

自分の意志を持っていないということは非常に大きな問題です。栗山さんは自分の意見を持っておられて、そしてそこに街の人の意見をミックスさせていく取り組みなので、そういう意味では、バランス感覚がとれた新しい活動をしているんだなと思います。

栗山雅史議員

強烈な政治や思想から生まれる軋轢等々を見ていると、果たしてそれが今求められている政治か考えてしまいます。だけど一方で迷いもあって、自分も強烈であるべきなのかなと思うことがあります。これだけ政治に関心が持たれていない世の中では、強烈なキャラクターの政治家が必要なのかなと。

話しは変わりますが、市民は変革しろと言いますし、変わって欲しいと常に願うわけですが、どう変わって欲しいかという答えを有権者は実際には持っていないことが多いのです。そうなると、政治家が表向きにでも変革を訴えると同時に、市民の本当の心情、心理を理解し、上手く引っ張っていく必要が生まれてきます。政治家はそういった能力を持ち合わせて行動出来なければいけないのですね。

村山祥栄

最近自分を殺している感じはありますか?

栗山雅史議員

自分がこうだと考えたことは基本的には譲らない。しかし、自分がすべて正しいと思うことはよくないんじゃないかと思う。人の意見を聞く姿勢を持ち、ああそうだと思うなら引くことも大事です。今日もおそらく村山議員の市政報告を聞いたら、なんか絶対ええことあると思っていますよ(笑)。

村山祥栄

栗山議員の得意分野は財政なんですかね?

栗山雅史議員

それだけではないですよ。やっぱり最近は街づくりかなあと、特にそう思いますね。こないだの一般質問では「コンパクトシティー構想」というものを取り上げました。現在はいろんな機能集積がなされた街がいっぱいできているのに、人口が減っていっている。となれば発展の中に、秩序ある後退も必要だと思っています。だから、本来の街づくりで言う発展、発展とはこれからはいかない。これからの街づくりは、辛抱したり、発展を進めないことも選択の1つではないかと考えています。

村山祥栄

特に今は商店街の荒廃がひどいですね。お客様側である住民が商店街という存在に何を、どこまで求めているのかわかりませんが、だからといってそれを潰していいかというとやっぱり駄目だと思うし、その狭間で難しい課題だと思います。

栗山雅史議員

街づくりの復興ができる可能性が、そこにあるかないかを見極めるのは政治としての責務だと思います。商店街を維持することが単なるこだわりではなく、有効な税金の投入であることが本来は求められる。しかし場合によっては、たとえ効果が薄いという可能性があっても、市民の声を優先するときがある。それをやって良いかどうかを見極める力を、政治家がもっていないといけないですね。

村山祥栄

栗山さんの地元の西宮北口は比較的レベルの高い商店街やし、是非今後も頑張っていただきたいですね。

栗山雅史議員

ありがとうございます。精一杯頑張りたいと思います。今日は長い時間お付き合い下さいまして本当にありがとうございました。

村山祥栄

こちらこそ、ありがとうございました。

対談を終えて栗山議員と

スペシャル企画「京都三条ラジオカフェ」

2008年07月06日放送の、FM79.7 京都三条ラジオカフェの番組「学生とおかんがつくる、住育コミュニティー」に出演しました。

録音風景

  • パーソナリティ:宇津崎 光代さん(お客様を心身ともに元気にする暮らしのプランナー) 株式会社ミセスリビング代表取締会長(写真中央)
  • ナビゲーター:島崎ゆき子さん(大学生)(写真左側)
  • MP3 ファイル(モノラル 23分28秒 4.02MB)

放送内容

島崎ゆき子ナビゲーター

本日のゲストは前京都市会議員で活躍されておられました村山祥栄さんです。よろしくお願いします。

村山祥栄

よろしくお願いします。

島崎ゆき子ナビゲーター

では早速なんですけど、自己紹介をお願いします。

村山祥栄

はい。村山祥栄と申します。

ついこの前今年の2月まで京都市の市会議員を2期務めさせて頂きまして、過日の市長選挙に出馬を致しましたので、ちょっと残念ながら負けてしまったのですけれども、結果負けたので今は浪人中というような事でやっております。

今日はですね、元々わたし市会議員をやる前はリクルートという会社で住宅情報の営業マンを実はかつてしておりまして、家庭とか住まいっていうのにずっと注目をしながら、いろんなお家を見てまわるのが仕事やったりしまして、そんな事をずっとやっててその後議員になって青少年の育成であったり教育問題をずっとやっていく中で、「どういう住まいが良いんだろうか」なんて事を考えていたら、ばっとぶつかったのが宇津崎さんだったと。

こんな事もありまして今日はお招きを頂いたんだというふうに思っていますが、どうぞ宜しくお願いいたしたいと思います。

島崎ゆき子ナビゲーター

宜しくお願いします。そういった住宅の事を仕事にされてて、そういったきっかけでお知り会われたということなんですけど、先ほどちょっとお話を聞いていて、ついこの前お母ちゃんの家に行かれたそうなんですけど、どうでしたか?

村山祥栄

いや、もうね、一言で言うと凄いなと。

僕営業マンしていたときに、いろんなお家見ていて「どういう家が暮らし易い」とか「どういう家を作ったら子供が元気にすくすく伸びていく」とか、例えばよくあるのは「アトピーが出ないようなアレルギーを抑えたようなお家」とかっていろんな種類のがあったんですけど、結局究極的なところは「家族がどう団欒して、どうして子育てして、そこで全てを完結させるか」って、これなかなか難しい課題で出来なかったんですけど、行ってびっくり。

「はぁ~出来てますやん」みたいな。

「それできちゃうんだ」みたいな。

凄い感動がありましたですね、この前行かせてもらったとき。

島崎ゆき子ナビゲーター

私はまだ行く機会が無くてまだ行かしてもらってないんですけど、前回のゲストの方にもお母ちゃんの家のことを聞かせてもらって、凄くお母ちゃんの家に暖かさを教えてもらったんですけど、その中で未だに覚えているのがお風呂なんですけど、お風呂入られましたか?お母ちゃんの家の。

村山祥栄

お風呂には入って無いですけど、お風呂は通りました。

島崎ゆき子ナビゲーター

ははは。(笑)

村山祥栄

そこまでちょっと団欒する間が無かったんですが。(笑)

島崎ゆき子ナビゲーター

あっそうなんですか。なんか凄くお母ちゃんのお風呂リラックスできるのを聞いていて、入られたのかな?って。

村山祥栄

でも、あの、凄いお風呂ですね。

宇津崎光代パーソナリティ

今わかりましたか?「お風呂に入られましたか?」って言ったんですけど、祥栄先生は「通りましたよ。」って言われたでしょ。通ったっていう、お風呂を通ったっていうのはわかりますか?

島崎ゆき子ナビゲーター

あ~~。

村山祥栄

そうだ、そうだ。

宇津崎光代パーソナリティ

「お風呂入られましたか?」って言われてるんだけど、入ったんじゃなくて「僕はお風呂を通りましたよ。」って今。

島崎ゆき子ナビゲーター

えっ…。通る…。えっ、お風呂を通る…。家の知ってる構造上「通る」っていうのが、あまり…。

宇津崎光代パーソナリティ

おかしいでしょ。

島崎ゆき子ナビゲーター

はい。

村山祥栄

普通聞いたら「日本語おかしいよね」って感じですよね、自分で言っていて。

宇津崎光代パーソナリティ

パーソナリティ:おかしいよね、そうそうそう。「お風呂を通ってきました」って。

島崎ゆき子ナビゲーター

えっ、えっ、どういう…、えっ、その…。道にお風呂が。

宇津崎光代パーソナリティ

おかしいでしょ。

島崎ゆき子ナビゲーター

凄く今パニックになってる。

宇津崎光代パーソナリティ

でしょ。お風呂が廊下になってるんです。

島崎ゆき子ナビゲーター

そぉなんですか?

村山祥栄

入口と出口があるんですよ。

島崎ゆき子ナビゲーター

えっ~~~、そうなんですか?

宇津崎光代パーソナリティ

スルーするんですよ。

島崎ゆき子ナビゲーター

えっ~~~…、えっ、はぁい。

宇津崎光代パーソナリティ

お母さんを楽するーにしようってので、お風呂場を。だから楽スルーっていうんで商標登録も取ったんですよ。

島崎ゆき子ナビゲーター

へぇ~~~。

宇津崎光代パーソナリティ

キッチンに立ちながらお風呂もお掃除して、トイレ・洗面所にも行ける。廊下にしちゃったんですよ。

島崎ゆき子ナビゲーター

へぇ~~~~~~。

宇津崎光代パーソナリティ

だからお風呂に入って蝋燭を灯してキャンドルでってお話していたから彼女は「お風呂入られましたか?」って言ったんだけど、「お風呂通りました。」って祥栄先生が言ってくれて。

村山祥栄

常識が通用しない家なんですよ、僕にしたら。

島崎ゆき子ナビゲーター

私もなんか全然想像ができない。

村山祥栄

本当にこれは凄いな。よくこれを思いつかはったよねっていう。発想の凄さが何よりびっくりしましたよね。

宇津崎光代パーソナリティ

私がびっくりしたのは、男の人が暮らし方まで考えるなんて村山祥栄先生初めてなんですよ。

普通やっぱり「ユニットバスはこれどこのメーカー?」「パネルヒーターはどこのメーカー?」「トイレは TOTO ですか?inax ですか?」って、そんな見方をするんだけど、さっきから話を聞いてもう感動しました。

びっくりしたのは、なんていうかな、「家族団欒をどうしたらいいか」って、それをずっと考えて仕事してたっていうのは、やっぱり視点が違うなと。男性はその考え方って持てないんですよ。

島崎ゆき子ナビゲーター

そうです、なんかどっちかっていうと家族を考えているのは、女性ってイメージがあるんですけど。

宇津崎光代パーソナリティ

ですよね。

島崎ゆき子ナビゲーター

なんか男の人はどちらかというと仕事のほうを中心にがんばって、仕事のほうに視線が行くってイメージがあるんですけど。

宇津崎光代パーソナリティ

利益だけ追求して数字で一生懸命頑張るのが男性やと思ってたら、村山先生違うんですよね。そこの視点が違うってのは私は逆に感動しました。

村山祥栄

でも結構ね、今男性も含めて親が「子供をどう育てていくねん」とかっていうのは凄い皆一生懸命考えられてて。

ちょっと話それますけど、例えば今東京で売れてるマンションって「勉強ができるマンション」って売り出してやってるんですよ。どういうマンションかというと子供部屋が無いんですよ。子供部屋あるんですけどリビングから続いていて子供はお母さんのそばで勉強させられる。だからリビングとかで勉強するようなお家造りをしているマンションが凄く売れてて。

これはアンケートも取ってデータ取りして作ったはるんですけど、結局東大に入る子供の中で、個室で自分の勉強部屋で勉強している子供の比率より遥かに、リビングとか台所とかお母さんの横で勉強している子供のほうが東大に入る確立は極めて高いとかね。

島崎ゆき子ナビゲーター

えぇ~~。

村山祥栄

という事がデータで出てて。

宇津崎光代パーソナリティ

出てますよね。

村山祥栄

だから結局雑音が多少ある中でお母さんの目の行き届くとこで、家の家事をしたはる音を耳に聞きながら勉強したほうが実は勉強効率は高い。

そういうのがどんどん現実増えてきてる中で、それをかねてからずっともっと色んなものを含めて複合的に追求したはるので、結構やっぱりね、こういうのって知らないだけで親御さんなんか男性も女性もかかわらず反応は大きいと思いますよね。

島崎ゆき子ナビゲーター

そうです。

なんか勉強の話とか、あの(不明)の話なんですけど、やっぱり一人で私も大学受験のとき一人でずっと勉強してたんですけど、やっぱり煮詰まるっていうのが一人でもくもくとしてたらやっぱり煮詰まって、その時に何をするかっていうと、やっぱりマンガを見たり音楽を聴いたりなんか全然勉強とは全然関係の無い娯楽のほうに走ってて、読んでるうちに時間だけが過ぎちゃったっていうのがあって。

でもお母さんとかの近くで勉強していると、やっぱり監視って言い方はおかしいんですけどちゃんとやろうって意識もあるし、わからないところがあった場合一人で勉強していたらわざわざ訊きに行くのに「行きたなぁ(行きたくない)」と思ってしまう部分がありますけど、直ぐに訊ける状態「ここわからないんやけど」直ぐに訊ける状態っていうか、空間ってのが作られているので、結構はかどるとか。

村山祥栄

それとね、もういっこあるのは、べらべら喋っていい?(笑)

島崎ゆき子ナビゲーター

はい。

宇津崎光代パーソナリティ

はい。

村山祥栄

昔って向かいのお家っていうたら小さい一軒家で、横で子供がぎゃぁぎゃぁ泣きながら、その横で子供は一生懸命勉強してたわけですよ。今は確立されて社会全体がサービス合戦になっていて、なんでも提供してあげるから非常にいい環境をどんどん追求できるわけですよ。

昔なんかマッサージ無かったけど、今はどこ行ってもマッサージでリラクゼーションできて、しかもそれも音が良くて気持ち良くてとかっていうのがどんどん進んで行く中で、五月蝿いところで勉強しているのと静かなとこで勉強しているのとなら、そら静かなとこで勉強したほうがし易いんですよ絶対に。

島崎ゆき子ナビゲーター

あ~~、そうですよね。話は途中なんですけどここでミュージックブレイク。音楽をお聴きください。

島崎ゆき子ナビゲーター

先ほどは住宅のことについて中心にお話をさせてもらったんですけど、お話を戻させて頂きまして、村山さんが住宅の仕事をしておられて、どういったきっかけで議員さんを目指そうとか、議員さんになられたんですか?

村山祥栄

僕は住宅の仕事をする前から議員になろうと思ってまして、元々議員になろうと思ったのは15歳ぐらいのときに「今の政治家たちが自分の身の保身に走って、なんで先人達は一生懸命国の為に働いてきてくれたのに今の政治家は働かないんだ」と。

「こんな政治をやっていたらこの国は滅びるぞ」と。

「俺がやったほうがええんちゃうか」と。

という非常に単純な発想で僕は政治を目指して、ずっと18才からこの世界に身を投じてやってたんですね。

だから自分の中では政治の世界にそのころからやろうと。そのために逆にいうと「もっと色んな見分を広めなあかんね」ということで、実は会社に入ったという。

島崎ゆき子ナビゲーター

あ~…。え~…、15歳ですか…。私が15歳の頃普通に遊んで、何も考えずに遊んでました。

村山祥栄

僕も普通に遊んでましたよ。勉強もあんまりせずに。(笑)

宇津崎光代パーソナリティ

だけど凄いよね。15歳のときに政治家になろうって。

島崎ゆき子ナビゲーター

はい。

なんか、あの、その、恥ずかしい話今でも私はちょっと、今現在21歳で選挙権があるにもかかわらず、あまり政治を詳しくないっていうのがあって、政治に関しても関心を持たないといけないなと思うのですが…。

宇津崎光代パーソナリティ

どうしたらいいか?

S:関心は持って頂きたいですけど、まあどうしたらってね結局考えていくんですけど、やっぱり密接に絡んでこないと無理なんですよねなかなか、だから結局投票率がぐっと上がりだす瞬間って30歳後半ぐらいからなんですよ。

それってどういうタイミングっていうと子育てをし始めて、子供を学校に入れて、例えば「学校の教育がどうなってんにゃ」とか、「なんで京都市の子育て支援の体制は良く無いんだ」とか、そのへんからね「私らって政治に参加せなあかんわ」という意識が急激に芽生えてくるわけで、だから大学生とかって別に政治に対して触れへんでも触れても、大して直接的なものってあんまり無いんですよね。

「消費税払いたく無いな。」ぐらいのもんで、もっと具体的なものが無いとなかなか参加出来ない。だから僕らは「参加してください。」ってことをずっと呼びかけはしてますけど、なかなか難しいのは事実ですよね。

島崎ゆき子ナビゲーター

はい。やはり身近なものでは無いっていうのが凄い感じていて、なんか本当に遠いもの、私の一つ言ったこと、言ったことっていうか私の1票とかで何が変わるんだろみたいないうのも、内心のところは正直なところはあって、実際何をやっておられるかっていうのもあまり入って来ないっていうのもあって、あんまり目を向けていない部分はあります。

村山祥栄

入って来ないというよりも、今ってもう情報が氾濫している時代なので自分で情報を取りに行かない限り情報って入って来ないです。

ほっといたって寝てたら入って来るような情報じゃ無いので、結局関心を持たないとその情報を取りに行かないので結局入って来ない、の繰り返しになっちゃうんですけどね。難しいですね、これは。

島崎ゆき子ナビゲーター

そうですね、やっぱり気持ってか関心をちょっとずつ持っていかないといけないということですよね。

村山さんは議員をやっておられて、おっきいところ?とかには目指され、国?国です?本当に政治が難しい…、全然知識が無くって…。

宇津崎光代パーソナリティ

あぁ、衆議院とか参議院とか目指してらっしゃいますか?

村山祥栄

大きい小さいでいうと京都市長を今回目指していたので、ある意味大きいものを目指してたんですけどなれなかったもんで、「じゃあ衆議院か参議院か?」とかって話はよくありますけども僕自身は地方ありきで仕事をしたいなという。

でやっぱり京都に対しての思い入れがめちゃくちゃ強いんですよ僕は。たぶん他の人に比べて人一倍やっぱり京都市、特に京都市なんでしょうねやっぱり。この京都に対する思い入れが強いし。

するとちゃんとやりたいし、「地方がちゃんとできてへんのに国行ってじゃあ何ができんの?」っていう思いも僕はあるし、もっともっとね京都でできること一杯あると思うんですよ。だから「もっと一杯やりたいな」という思いでずっと京都市をやり続けたいなという気持でおりますけどね。

島崎ゆき子ナビゲーター

東京が今首都じゃないですか。私もずっと京都に生まれ育ってきて、京都が大好きで、東京が首都だけど京都のほうが色々歴史あるし、「京都のほうが首都でもいいじゃん」と思うところとかもあるんですけど。

村山祥栄

未だにだから京都市議会なんかでも一部で、「天皇陛下を京都に帰って来てもらって首都は京都にしようよ」と、東京は経済の中心でいいと。

アメリカなんてのはワシントンとニューヨークつって、経済と政治が分かれてるんですよね。ワシントンが政治の首都なんです。経済はニューヨークです。

だから「日本もそういう分け方をしてもいいんじゃ無いの」と。特に京都の場合は天皇陛下が向うに、御行幸に行かれて帰って来てないっていうような状態もあるので。そういう考え方も当然あるでしょうし、それ以上に色んなものを京都から発信していける特異な町やと、京都は。首都は東京やけど京都はそれ以上に凄いものを一杯発信してるし。

だから京都議定書なんていうのは世界に名だたる日本の誇るものですし、そういうものを次から次へと発信していければ別に、首都が東京やからつったって京都でできることって一杯あると思うんですよね。

島崎ゆき子ナビゲーター

京都から大きなものに目を向けていって発信できるものになったらいいなって思いますね。

ではここでミュージックブレイク。音楽をお聴きください。

島崎ゆき子ナビゲーター

村山祥栄さん、最後にメッセージをお願いしたいのですが、お願いします。

村山祥栄

元々宇津崎さんとこにお邪魔してのご縁でこうしてやらして頂いているんですけども、ずっと住育ということでやっておられるんですが、僕はさっき京都でずっと話になってた「京都から何を発信するか」っていう色んな話をしてるんですが、僕は全て行き着くところは全て人だと思っていて。

実は私は元々市会議員をやってるときに京都市の職員の人事の問題なんかを実はずっとやってて、それをずっとやってたら不祥事にぶつかってしまって、なんかあんな大問題になっちゃったんですけども、それは本意では無くてやっぱりどうしたら人がモチベーション高く頑張れるかみたいな、後は元気に健やかにやれるかっていう、これが全ての源やというふうに僕は思っていて、だから「京都の職員がどんだけ京都の為に一生懸命頑張れんねん」って、これが僕の最大の政治テーマなんですよ。

それと同じように家庭家庭でも「皆どうして元気に過ごしていけるか」ってことをやっぱり考えながら皆やったはると思うんですけど、ただそれがどれだけ重要な事かっていうことを、僕は是非皆さん考えてもらえると嬉しいなと思っていて。

特に僕青少年の育成であるとか、教育の問題であるとか、これは例えば地元のお年より対象のボランティアをずっと僕も一緒に手伝ってやっていきたいから、子供達に触れて色んなことをやる中で子育て支援事業なんていうのを新しく京都で立ち上げたり色んなことを私やってきたんで、今回市長選挙をやらして頂く中でありとあらゆる色んな声を聞いて「やっぱり結局帰って行くところって家庭だよね」っていう。

この家庭力っていうんですか?この「家庭教育をどうすんねん」っていう、それは食育もそうだし、純粋な道徳教育もそうだし、凄い一杯あるわけですけど、その中の「住まいっていうキーワードは凄い大事ですよね」っていうことをもう一辺認識してもらって、皆「環境の良いところに暮らしたい」って良く言うんですよ。

確かに環境が大事だってことは皆気づいているんだけれども、でも実はお家の中までそれは気づいて無い。家の周りに公園があって川が流れてたらこれが環境やったいう捉えかたで、もうひとつ視点を変えてもっと細かいとこまで落とし込んでいけたら、もっといい家庭教育ってできるんだろうなっていうふうに僕は凄い感じてます。

だから私は「京都市」というキーワードを通じて色んな形で人というものを「どう元気にしていくねん」「どうまちを活性化していくねん」「組織を元気にしていくねん」っていう、もうここに僕の思いは集約されますし、「これからも京都市の為にひたすら汗をかき続けていきたい」という思いで僕もやりたいというふうに思っていますので、宇津崎さんにしても是非京都からどんどんと住育を広げていただいて、又お聴きの皆様にも御一人一人が「何ができるんだ」ということを考えていただいて日々お過ごしいただけたら「何より京都にとっては良いことなのかな」というふうに思っています。

こんな感じで宜しいでしょうか。(笑)

島崎ゆき子ナビゲーター

ありがとうございます。

宇津崎光代パーソナリティ

ありがとうございます。

だけど住まいが大事っていうことをこれだけ理解してもらえるってのは嬉しいですよね。しかも市会議員のときに子供達、青少年の問題やとか、教育の問題とか、子育て支援の問題とか、それを又市長選で色んな生の声を体で受け止めてくれてるんで絶対いい形にしてくれると思いますよね。

なんか年齢を訊いたら30歳。

島崎ゆき子ナビゲーター

お若い。

宇津崎光代パーソナリティ

羨ましいですよね。丁度半分ですよ。(笑)

京都から本当に色んなことを発信すること、人が大事、どうしたら京都市が、京都市の職員の皆が、又住んでる人が元気で健やかに暮らせるか、それを頭に入れて頑張って活躍してくれるこんな若い青年がいたっていうことを、今日はゲストに来てもらってスポットあてられて良かったよね。

島崎ゆき子ナビゲーター

はい。私も本当に政治のことについても少しずつ意識を持って、併せて住育のことに関しても本当に自分で意識を持っていかないといけないなって思いました。村山さん本当に住育の為にもこれからも頑張ってください。

村山祥栄

ありがとうございます。頑張りますんで又よろしくお願いします。

宇津崎光代パーソナリティ

若い人が本当にこういう興味を持ってくれて、ホームページを見たり、やっぱり応援してほしいですね。

あっ、ひとつ忘れてたけど尊敬する人訊きたいよね。

村山祥栄

尊敬する人は両親と高杉晋作という。

宇津崎光代パーソナリティ

凄いですよね。両親を尊敬するって少ないんですよね、今周りを見てても。

村山祥栄

ただ私の場合、人の10倍ぐらい親に苦労かけてきてるんですよ。だからよおこんな無茶苦茶な子供を育ててくれたなという。でもやっぱり気ですね。

宇津崎光代パーソナリティ

だけどそれをちゃんと形を変えて京都市の為に、市民が又職員が皆が元気に健やかになる京都を目指して活躍してくれると思います。

島崎ゆき子ナビゲーター

はい。頑張ってください。

村山祥栄

ありがとうございます。

島崎ゆき子ナビゲーター

ではそろそろ終りの時間になりました。今日はお忙しい中ありがとうございました。

村山祥栄

ありがとうございました。

島崎ゆき子ナビゲーター

ではこのへんでさようなら。

2013年06月05日

市会議員選挙 第一期(2003年)

仕方が無いでは始まらない

2002年9月30日リクルート社退職。事務所と呼べるような代物ではない築年不明の貸家。そして、思い切って発注した10万枚の名刺とビラ。そして、あちこちから分けてもらった事務所備品達。それだけ。人は一人もいない。

身内の反対を押し切り「誰かがやらなければならない」というある種の使命感だけで再び故郷左京に帰ってきた。こんな選挙がしたいイメージだけで、何も無い。はっきり言って不安。すでに、新人候補も含め活動が活発化している中のスタート。何から手を付ければいいのか、焦りばかりが募る。

毎朝、駅に立ってとにかく思いを有権者にぶつけ続ける。人は蔑む眼で目の前を通り過ぎる。「何してんだ?あれ」目線をあわす人もいない。

昼は、雨が降ろうが槍が降ろうが、あいさつ回りの日々。一日、多い日で300件近く回る。何処へ行っても、「誰?」「うちは結構です」怒鳴られるばかりで話が進まない。話が出来ても「若造の癖に」「受かるわけが無いだろ」…空虚。空回り?やはり思いは届かないのか?

そんなとき、同級生の友人が川西市でトップ当選を果たす。「京都だけがその流れに取り残されてはいけない。あきらめたら終い。しゃあないゆうてたら始まらんやん。」それだけが、自分のモチベーションだった。

捨てる神あれば拾う神あり

そんな活動を続ける中、少しずつ振り向いてくれる人間が出てきた。最初は友人であり、学生さんだった。ひとり、ふたり、年末には、常時誰かが事務所に来てくれている状況が出来る。大学時代の東京の仲間も泊まりこみで来てくれた。お陰で街中にポスターを貼ることができた。一緒にビラ配りに出かけ、戻ったときは朝になっていたり。私の掛け替えの無い仲間は将に、昼夜問わず、突っ走ってくれた。

事務所開き1事務所開き2事務所開き3

あるときは、「話が聞きたい」と学生が現れ、帰りには「何か手伝えないでしょうか」とボランティアになってくれた。あるときは、見知らぬ学生が「使ってくれ」と1000円のカンパを持ってきてくれることもあった。純粋であるがゆえの重み、これは今でも重く肩に圧し掛かり、決して彼らを裏切りことは出来ないと感じる原点になっている。

事務所開き4事務所開き5事務所開き6

そして迎えた事務所開き。ちょうど投票日1ヶ月をきったところ。すでにボランティアは毎日10人を数え、選挙事務所は地元の方に無償で提供頂いたもの。見たことも無いほど多くの方々が集まってきて下さった。他の候補から見れば、吹けば飛ぶような数だったと思う。しかし、私にとってはそれで十分だった。決意表明の場で、初めて涙腺が潤んだ。ここまで辿り着けたことが何より嬉しかった。

残すところ一ヶ月を切り、改めて突っ走るしかない、そう心に決めて選挙を向かえた。

2003年04月04日

選挙が告示された。

選挙運動1選挙運動2選挙運動3

溜まりに溜まっていた思いは、爆発する。後先を考えず、所構わず叫んだ。初日に声は枯れ、フィニッシュコーワ(うがい薬)が一日で無くなる。歩き続け、気がつくと、足の筋が切れていた。足の裏はマメが何度も破れ、見るも無残な姿になる。手は赤く腫れ上がり、段々握力が無くなっていく。残りあと何日、それだけを数え、街頭に立ち続ける。

選挙運動4選挙運動5選挙運動6

朝は6時30分頃から駅に立ち、晩は11時ごろまで駅に立つ。よく周りの仲間が、根を上げず付き合ってくれたと本当に感謝する。そして、私自身、走り続けられたのは、将に皆様の「頑張れ」の一言に尽きる。

2003年04月13日

そして、投票の朝を迎えた。

天気は芳しくない。投票率は軒並み低下。浮動票頼りと言われたうちの陣営の顔は冴えない。「厳しいな」「お疲れさん」「結果はどうあれ、ようやったよ」そんな電話が私の携帯に入る。また、私の周りの人間はどうも選挙に行ったことがない人間が多いらしい。昼には「結果どうだった?」などという電話まで入る。

2003年04月13日12003年04月13日22003年04月13日3

そして迎えた開票速報。

私は家で一人でそれを待っていた。0時の開票速報で当確が出た。私は事務所へ歩いて向かった。結果は12人中8番目。下から2番目の当選。

お陰さまで、市民の市民による既存への挑戦は、無事勝利を収めることが出来た。そして、ここからまた新たなスタートが始まった。

開票結果

左京区(定9-立12)
候補者氏名当落年齢党派現元新得票数
青木 善男786712
加藤 あい276625
柴田 章喜536420
隠塚 功395936
山本 正志565461
鈴木 正穂545384
巻野 渡535113
村山 祥栄255004
樋口 英明334775
大西  均534139
中村 十一463760
小川 真三53951

関連資料

2003/01/08 京都新聞

地方新世紀 第5部 問われる議会(7)

「人任せでは何も変わらない。若者の力で政治家を生みだそう。」

冷たい雨が降る昨年12月21日。4月の京都市議会選に、左京区から無所属で立候補する男性(25)は、京都教育文化センターに集まった大学生ら60人にこう話しかけた。

大学時代に衆議院秘書や選挙スタッフを務めた経験はあるが、昨年10月までは民間企業の会社員。仕事も楽しく、会社の雰囲気も良かった。

両親の猛烈な反対を押し切り、退職。いまは選挙一色の生活だ。事務所の壁には大きな紙を張り、あいさつ回りや街頭宣伝の予定をびっしりと書き込んだ。事務所には、ボランティアの若者が交代で詰める。

選挙活動の資金は、会社員時代の貯金だけで、後援組織もない。知人のツテを頼ってあいさつに行った先では、「何の用だ」「迷惑だ」と理不尽にののしられ、住民の政治への視線の厳しさ、冷たさを実感した。「若者には未来への責任がある。保育施設の充実や市の財政改革など、次世代にツケを残さないようにしたい。」

2003/03/09 朝日新聞

京 選択 03統一地方選 京都市議選

4月4日に告示される京都市議選で、政党からの推薦などを受けない「無党派」の人たちの立候補表明が相次いでいる。前回選挙で政党の推薦を受けなかった候補者は2人だったが、今回は離党組みも含めると10人前後になりそうだ。

昨年10月に民間会社を退職、立候補することを決めた男性(25)は学生時代、ある政党の代議士秘書の経験がある。だが、政党から立候補する気にはならなかった。「政党自体を否定しないが、国民の信頼に応える政治が今の政党にはできていない。そんな政党に振り回されたくない」と言う。

活動資金はサラリーマン生活でためた金とカンパが頼りだ。「政党に頼らない若者が立候補するにはまだまだハードルは高い」と話す。

2003/04/14 京都新聞

1面トップ

支持者にかつがれ、全身で京都市議の最年少当選の喜びを表す無所属新人の村山祥栄

選挙資金全面公開-口だけのクリーンはもういらない-

お金のかからない政治と不透明な政治資金に対する挑戦状

「お金をかけない政治」私の最初のお約束でした。

資金が不透明といわれるこの業界において、皆様がおっしゃる事は「選挙って金かかるんやろ」「何千万いるねん」…。政治家の皆さんは、とにかく「クリーンな政治を!」と言われますが、どこがどうクリーンなんでしょうか?納得がいかない。

まずは、すべての資金を公開し、少しでもわかり易くしたい、だから公開する。そして、皆様から頂いたカンパを一円も無駄にすることなく使います。それが、無謀とも言われた選挙事務所の台所事情公開のきっかけです。

選挙中の資金の収支をリアルタイムで公開する!!

これは、さらに踏み込んだ内容だったと思います。

選挙後の公開はやろうと思えば出来ます。最悪収支が合わなくても帳尻をあわす事ができます。それじゃ、駄目なんです。そんなことが出来ない、選挙中にこそ、ダイレクトに、リアルタイムの金額を出すことが、重要であると考えました。

事務所サイドはあまりに事務作業が煩雑化する為、ボランティアの学生にはご迷惑をお掛けしました。皆様から頂いたカンパ額と毎日の支出。毎日、金額を更新し、公開ボードを事務所と宣伝カーに取り付け、選挙活動をいたしました。

選挙活動中の様子。公開ボード。

「全てをさらします!見て下さい!!」

そう叫び続けた選挙戦。

「私は、今出来ることを全力でします。本日の選挙資金の公開は○○円です。」

少しでも、関心を持って頂ければ、不透明と言われる選挙資金をわかり易く出来れば…。そんな思いで訴え続けました。

わざわざ遠方から見に来て頂いた方もいらっしゃいました。

収支報告最終確定版

収支報告

この収支報告は、選挙管理委員会に提出したものを簡易にまとめたものです。

カンパ総額
1,277,700 円
このカンパは、昨年の10月以降に頂いた総額です。頂戴したカンパは下記のとおり使用させて頂きました。一円たりとも無駄にしない!という思いで使わせて頂きました。本当に多く方のご協力心より感謝申し上げます。
選挙費用総額
1,213,284 円
皆様方のご協力の下、市で定められた*法定選挙費用* 586万円を大幅に下回る金額で、また、選挙費用を全額カンパで賄う大変クリーンな選挙ができましたことをご報告申し上げるとともに、ご協力頂いた皆様に心から御礼申し上げます。
*法定選挙費用*
選挙管理委員会で決めた選挙費用の上限。通常、この費用でも到底足りないといわれています。

支出項目

供託金
500,000 円
立候補する為に市に預けるお金。ポスター印刷費や選挙カー借入の費用等、一部がここから支給されます。
広告・印刷費
300,300 円
選挙はがきの印刷代、選挙看板の作成費。友人議員からスピーカーを無償で借りる等のコスト削減を。
人件費
126,000 円
完全にボランティアの選挙を展開し、コストが大幅に削減できました。一部労務者(2名)に日当を支給。
食料費
116,132 円
運動員の食事代です。
家屋費
61,961 円
事務所の無償提供を頂き、事務所借入費が0に。電話架設費、備品借入代等。
交通費
53,464 円
駐車場代とガソリン代。
雑費他
55,426 円
文具費、通信費等々。

その後の資金の使い道

供託金返却金、カンパ残高を用いて収支報告ビラを発行・郵送いたしました。

残高合計 564,416 円
供託金返却金 500,000 円
カンパ残高 64,416 円
支出合計 557,794 円
ビラ作成費 200,294 円
郵送料金 357,500 円

尚、差額 6,623 円につきましては、後援会繰越残金とさせて頂きます。

以上をもちまして、このたび頂戴したカンパ全額の使途をご報告を申し上げます。これからも、お金のかからないクリーンな政治の実現に向け、活動を続けて参ります。政治資金カンパは引き続き行います。何卒、政治浄化にご協力ください。

※なお、企業献金は一切受け付けておりません。

村山祥栄政策フォーラム
口座 郵替00970-2-181324

お申し出頂ければ取りに伺います。

市会議員選挙 第二期(2007年)

ご挨拶(2期目の統一地方選を終えて)

長い選挙戦が終わりました。様々な風評が飛び交う中、ただただ愚直にまっすぐに4年間取り組んできた思いと、ひたすら「明日の京都の為に」と訴え続けてきました。

既存組織に頼らない草の根型選挙が何処まで通用するか、ご支援を頂いた方々からお手からお手へと「思い」を伝えご理解を求めた戦いだったと思っています。

4年間、無茶、無理、と言われながらも、「あかんもんはあかん。」と一生懸命やってきました。しかし、この選挙で負ければ、世間は「やっぱり大きな組織にいないと当選もできないじゃないか」「一人じゃ所詮…」と言われるだろうと思いました。だからこそ、負ける訳にいかない、そう言い聞かせてやってきました。

お陰様で前回を大きく上回る8,851票を賜ることが出来ましたことは、歓喜の念に堪えません。

同時に明日につながる今まで以上の期待という大きなプレッシャーを背負い、市会議員村山祥栄第2幕を開演して参りたいと思います。

お世話になったすべての皆様に感謝し、今回の選挙資金の全面公開を無事行えたことを付記しておきます。

開票結果

左京区(定9-立15)
候補者氏名年齢党派現元新得票数
村山 祥栄29現(1)8,851
加藤 あい31現(1)6,070
隠塚 功43現(1)5,929
柴田 章喜57現(3)5,639
青木 克之634,752
大西 均56元(3)4,669
樋口 英明37現(1)4,626
冨樫 豊324,096
巻野 渡57現(4)3,742
鈴木 正穂58現(5)3,704
島内 研252,770
佐藤 大272,388
中村 十一50元(2)1,611
吉田 健一341,217
小川 真三561,168

収支報告最終確定版-お金のかからない政治と不透明な政治資金に対する挑戦状 第2弾-

収支報告

この収支報告は、選挙管理委員会に提出したものを実質収支に修正し簡易にまとめたものです。

「少しでも分かり易く、口だけのクリーンではなく、全てをさらすことで始まる」との思いで前回始めた選挙資金のリアルタイムな全面公開。毎日更新される公開ボードを持ち今回の選挙戦も闘いました。最終確定版が出来上がりましたのでご報告申し上げます。

カンパ総額
1,785,300 円
このカンパは、1月以降に頂いた総額です。「一円たりとも無駄にしない!」という思いで使わせて頂きました。結果的に選挙費用を全額カンパで賄う大変クリーンな選挙ができましたことをご報告申し上げるとともに、ご協力頂いた皆様に心から御礼申し上げます。
選挙費用総額
1,556,942 円
皆様のご協力の下、市で定められた*法定選挙費用*584万円を大幅に下回る金額で納めることが出来ました。
*法定選挙費用*
選挙管理委員会で決めた選挙費用の上限。通常、この費用でも到底足りないといわれています。

支出項目

供託金
500,000 円
立候補する為に市に預けるお金。但し、法定得票数を取れば後日返還されます。
広告・印刷費
186,490 円
選挙はがきの印刷代、看板の作成費。一部前回の看板を流用、事務所看板の無償提供等によりコスト削減を。
人件費
0 円
完全ボランティアの選挙を展開。画期的な人件費 0 を実現
食料費
57,479 円
運動員の食事代。炊き出し等で経費節減を。
家屋費
621,754 円
事務所借入費、個人演説会会場費、電話架設、備品借入代等。事務所は改修なしの完全居抜きで賃貸。付帯設備工事の無償提供、備品の無償借入を頂き最低限の費用で計上。
交通費
135,898 円
駐車場代、ガソリン代、電話料金等。
雑費他
55,321 円
文具費、通信費等々。
残高
228,358 円
ポスター印刷費や選挙カー借入の費用等一部は市から支給されます。

その後の資金の使い道

今回の収支報告ビラは、このカンパ残高を用いて発行・発送致しました。

残高合計 728,358 円
  • 供託金返却金 500,000 円
  • カンパ残高 228,358 円
収支報告発送見積もり 515,250 円
  • ビラ作成費 47,250 円
  • 郵送料金 468,000 円
後援会繰越残金 213,108 円
残金は今後の活動報告瓦版のポスティング等の費用に充てさせて頂きます。

供託金の返還金および残金はこのたびの収支報告を行う費用に充てさせて頂きました。

以上をもちまして、このたび頂戴したカンパ全額の使途をご報告を申し上げます。

これからも、お金のかからないクリーンな政治の実現に向け、活動を続けて参ります。政治資金カンパは引き続き行います。何卒、政治浄化にご協力ください。

※なお、企業献金は一切受け付けておりません。

村山祥栄政策フォーラム
口座 郵替00970-2-181324

お申し出頂ければ取りに伺います。

市長選挙(2008年)

決意表明

本市長選挙に対する市民の声は、圧倒的に「不祥事続きの市役所内部からの候補」でなく、「市役所外部の改革を断行できる候補」でありました。然しながら、与党各党を中心に出した結果は「市役所内部からの候補」でありました。

同時に、本選挙に市民が望んだ事は、3極を基本とする政策論争の出来る、実質的に選択肢のある選挙でした。然しながら、この民意も果たされる事はございませんでした。

市民の声を反映させねばならない選挙と言う最も重要な舞台で取られた今回の候補者選定は、まさに民意なき選挙を市民に押しつけているに他なりません。

民意なき選挙は選挙にあらず。民意なき選挙は、正義なき選挙であります。

「あかんもんはあかん」

政治は市民が作るものです。京都市民にとって望まれない、正義なき選挙を放置してはなりません。私は、どんな組織よりもどんな権力者よりも、市民が強いことを知っています。市民の力が社会を動かせることを知っています。

市民不在の市長選挙を、市民の手で市民による市民の為の選挙を取り戻そうではありませんか。仕方がないと諦める前に、声をあげようではありませんか。

この国が民主主義であることを、政治に市民の声が届くことを日本中に発信しようではありませんか。私は、その為にここにいます。民意を背に受け、一身を賭して、この選挙を京都市民の手に取り戻し、市民の求める明日の京都市を標榜し、その為に邁進する決意であります。

今、京都市長に求められている事は従来の「世界の京都としての顔」ではありません。

今、京都市に求められている事はかつての「安定の上にたった発展」ではありません。

世界の京都である前に、市民の為の京都でなくてなりません。

閉塞感に包まれた京都にとって、長年に渡り蓄積された借金をはじめとする様々なツケ、膿を清算することが、最も重要な課題であります。「京都市民の為の京都」という大命題が果たされて始めて、世界の京都であり、安定の上にたった発展が可能なのであります。

溜まりに溜まった負の遺産を清算し、風通しの悪い、疲弊しきった市役所という組織の解体と新たな創造は、市役所内部からの候補者に出来る所業ではありません。役人の果たしうる課題でもありません。これこそが、命をかけた政治家にしかできぬ仕事であります。

私は、5年の議員活動を通じ、遮二無二、明日の為の、市民の為の京都の実現に現場から問題を捉えて参りました。無所属と言う不偏不党、是々非々での議会活動を通じ、誰よりも多くのタブーに果敢に取り組んで参りました。いかに返り血を浴びようとも、矢が降ってこようとも、京都の為に命を賭して闘って参りたいという覚悟であり、この一点について言えば、しがらみなき私にしかできぬ、私がやらねばならない最大の課題だと考えております。

私は、若輩の身です。必ずしも世界の京都の顔に相応しい人物であるかどうかも不明です。ただ、今必要な事は、世界の京都である前に、市民の為の京都を取り戻すことであります。改革をこれ以上遅らせるわけには参りません。今すぐ実行せねばなりません。それこそが今回、私が起つ意義だと自負しております。

今こそ、堂々と声をあげましょう。あかんもんはあかんと。

今回、多くの与党会派の同僚・先輩議員から随分とここに至る選定の過程において異論もあったと聞いております。それは、ひとえに民意なき選挙という選択を市民にさせてはならないという正義の声だったと理解しております。そういった声が各党、各会派の中に多くあったことは、京都市に残された希望であり市民の声を代弁する先輩同僚諸氏の良識だと理解しております。

民意なき選挙を、正義なき選挙を、力で抑えてはなりません。

市民の皆様の良識こそが京都の誇りであり、その誇りこそが明日を創造します。

誇り高き京都市民の皆様のご理解、ご賛同を賜り、ご支援ご協力を賜ります様、伏してお願い申し上げます。

市長選挙-政治姿勢 「市民のための京都」であり続ける為の五つの脱却-

行政不信からの脱却-不祥事一掃、現場からの改革-

信頼されない行政はもはや行政の役割を果たしていません。市民が本当に信頼し、頼れる存在であって始めて行政の意味があります。市民が役に立つ所だと感じることが出来て始めて市役所なのです。市民の信頼を失った今の京都市は、食品偽装によって消費者に見放された会社のようなものです。職員は、市民のために懸命に知恵を絞り、汗をかき、職員であることを誇りに思う。そして、市民の皆様にも、そんな京都市を誇りに感じて頂ける行政へ再生させることが、今、京都市に課せられた最大の急務であり、市役所の原点であります。

財政危機からの脱却-財政再建は都市再生の原点-

財政非常事態宣言が発せられて早6年。未だに非常事態は脱却されていません。お金なきところに政策実現はありません。財政危機は、都市機能を著しく低下させます。地方交付税が年々削減される中、財政破綻は夕張市だけの出来事ではありません。貧乏自治体から人が逃げる時代が既に到来しています。魅力ある都市づくりの前に、今為すべきことは、市民の皆さんをはじめとする京都市に眠る全ての財産を有効活用した行財政改革による財政の建て直しなのであります。

将来不安からの脱却-将来に対して安心できる環境整備-

社会が混沌と混迷を極める最大の要因は、将来に対する不安が払拭できないことにあります。少子化は着実に国力を低下させ、経済不安を加速させ、年金をはじめとする社会保障制度を崩壊へ導きます。少子化に歯止めをかける子育て支援は30年後京都の為に、今為さねばならない最重要課題です。同時に、高齢化が進む中で、ご自身の将来に不安を感じず、寝込まず、生きがいを持って第二の人生を元気に暮らす、即ち「生活の質(QOL)」を維持し向上させる、また様々なフィールドで活躍し続けられる社会構築を今為さねばならないのです。

同和行政からの脱却-逆差別の元凶を断ち切る-

同和行政は京都市民にとって積年の課題です。終らない同和行政は、行政に対する市民の不信感を増大させ、さらには逆差別というあってはならない差別の温床と化しています。真の同和行政の完全終結を図ることが、行政における公平公正な税の再分配を実現し、不信感を払拭させ、逆差別を断ち切り、不当な差別を断ち切る唯一無二の方策です。名実ともに同和行政を終結させねばなりません。

既得権益からの脱却-しがらみなき行政の実現へ-

行政は多くの人に支えられ、拡大を続ける中で多かれ少なかれしがらみを生み、それは、いずれ行政運営の大原則である公平・平等の原則を欠く原因と化していきます。しがらみは口利きや不当な要求を行政に突きつけ、一度決まった案件は補助金をはじめ、連綿と続いていきます。どこかでその根を断ち切り、不当な要求に NO を突きつけることが、今行政に求められています。

みんなで盛り上げよう!京都再生

京都市政は、我々市民のもの。脱政党・脱組織!いまこそ、市民レベルで盛り上げよう!

有志の会大募集!

対話による市政作り。3人寄れば有志の会!仲間を集めて有志の会を作って下さい。そして座談会を開いて下さい!数人からOKです。本人出向いてお話させて頂きます。難しいことは何もありません!どんどんお申込下さい。

  1. まず、3人~10人、身近な人を集めてください。(会は3人からつくれます)
  2. 日時を決めて(事前に後援会事務所にご確認ください。075-712-9962)、村山を呼んで話を聞いて下さい。(30分~1時間)
  3. "応援できる"と確信したら、会として以下の中からお手伝い下さい。
    • 家、近所、知り合い宅へポスターを貼る
    • 事務所でボランティアをする
    • お友達、知人を紹介する(名簿・ハガキの記入)
    • さらに大きい集会を行う
    • 決起集会・事務所開き等に参加する など

マニフェスト大募集!

我々市民の声を京都市政に。一言マニュフェスト大募集!私たちの声を京都市政へ!みんなで作ろうマニュフェスト!皆さんの声を事務所までお寄せ下さい。

ボランティア大募集!

市民レベルで市政改革。ボランティア大募集!ポスター貼り、お声かけ、ボランティアによる政治活動を実現しよう!参加頂ける方は、事務所までご連絡を。

ご支援の輪大募集!

村山祥栄のご支援の輪を広げる為、京都市御在住の方をご紹介ください。用紙にご記入頂きましたら郵送あるいは 712-9963 までファックスにてご返信頂きます様お願い申し上げます。

100円カンパ大募集!

活動資金が足りません!100円カンパ大募集!一口100円のカンパにご協力下さい。口数は何口でも結構です。

カンパ振込先:郵便振替 00970-2-181324 村山祥栄政策フォーラム

村山祥栄マニフェスト「京都再生 50策 あかんもんはあかん!」

2008年1月京都市会議員村山祥栄

星マークは、市民の皆様からの一言マニフェストを参考に反映させて頂いたものです。

1 今なさねばならない緊急対策

(1)信頼回復と不祥事の根絶

市職員の相次ぐ不祥事の発生に際し、昨年8月の臨時議会で示された「信頼回復と再生のための抜本的改革大綱」を早期に達成し、二度と不祥事をおこさない京都市運営を進めます。また、今回の職員の不祥事にあたって、京都市は、全国に先駆けて分限処分の実施を打ち出しましたが、これは、現行の公務員の身分保障における大きな弊害に先鞭をつけた好例であります。私は、勇気を持って、職員に対する信賞必罰を徹底し、勤務怠慢職員には分限免職に踏みきり、本当にまじめな職員の仕事が報われる職場づくりの先頭に立ちます。

1.「信頼回復と再生の為の抜本的改革大綱」の早期達成(1年以内
但し、ごみ収集職員の50%削減および民間委託50%は4年以内、まち美化事務所の統廃合は2年以内。大綱は改革を進める上で意義あるものでありますが、スピードと厳しさに欠ける部分があります。よりスピーディーに、より厳しく大綱の達成を行います。
2.職員不祥事、職務怠慢に関する事案の表面化と徹底究明(1年以内
問題は、役所の不祥事隠蔽体質です。市民の怒りをかわすような隠蔽ではなく、正直に現実をオープンにし、ウミを出し切る作業が必要です。今は、不祥事を表沙汰にすると部課長の管理責任が問われます。1年に限定し、体質改善を図り、不祥事の表面化を進めるとともに、徹底究明し、ウミを出し切ります。
3.分限処分の徹底実施をはじめ信賞必罰の徹底(1年以内
公務員は法で身分が保証されています。それが歪んだ形で解釈され、職員の間に「少々問題を起こしてもクビにならないから大丈夫」という意識が蔓延しています。この意識を変える必要があります。その為に、仕事を怠る職員、公僕に相応しくない職員は、分限免職を用い、厳罰を処して参ります。

(2)行政改革の断行

京都市ではすでに全ての事務事業について事業評価を実施し、必要最低限の人員配置がなされていると言われてきましたが、その後に、私の再三の要望によって「まち美化事務所」の職員削減が示されました。このことは、未だに定員削減の余地が残っているということを示したものであり、今後も引き続き定員の見直しを行います。一方で、行政の仕事がますます専門特化してきている今日、他の政令都市が進めているように、専門職採用(例えば児童福祉司など)を導入します。小さな政府をつくっていくうえで、民間活力の導入は当然の流れであり、今後、事務事業(例えば支払い事務や旅費事務等)など様々な分野で、大胆にアウトソーシングを実施し、業務の効率化を進めます。一方で、団塊世代の大量退職などによって、専門知識や様々な経験を有した多くの有能な市民が、社会貢献の場を求めています。私は、こうした市民の力を積極的に市政に活用するつもりです。

4.事務事業のゼロベースからの検証と定員の削減(4年以内
全ての事務事業を一から見直し、「職員が直接やらねばならない業務(人事管理や税金の配分業務など)」、「民間委託で対応可能な業務(ごみ収集事業など)」、「有償ボランティアで対応可能な業務(受付業務など)」「行政自身が行わなくてもよい事業」の4種類に分類し、最低限の人員配置を行い、民間委託の拡大、有償ボランティア制度の導入などにより行政のスリム化を実現します。
5.有償ボランティア制度の創設および導入(2年以内
京都に眠る叡智を有効に生かす、定年退職後の雇用創出、様々な観点で、人材の掘り起こしを行い、市民が参画する市役所づくりを進めます。経済、文化、教育、様々な市役所のフィールドで活躍して頂き、行政のスリム化を進めます。
6.職員の大幅削減と新規採用の抑制(4年間で2000人削減目標
団塊の世代の大量退職時期にあわせて大幅な職員の削減を行います。また、一度採用すると職員を削減することが困難なことから職員の新規採用を必要最低限に抑え、仮に後年、必要性が生じた場合、中途採用枠を拡大し対応いたします。削減分の対応策として、有償ボランティアの活用、嘱託職員の採用、民間委託の拡大を進めます。
7.人事評価制度の確立と部分的成績主義の導入(2年以内
現在、管理職に実験的に導入している人事評価制度を全職員に拡大し、「頑張った職員は評価される」「高いミッションを達成した者は評価される」といった職員の業務意欲を高め、また逆に「一生懸命汗をかかない職員は評価が下がる」といった職場環境を整備します。部分的に期末手当等にそれらの業績を反映して参ります。
8.窓口サービスの時間延長・土日の開庁(2年以内
市役所は市民の役に立つ所でなくてはなりません。市民が不便に感じる市役所では意味がありません。職員の変則勤務を柔軟に生かし、コストをかけることなく、窓口業務の時間延長および土日の開庁を実施いたします。
財源変則勤務を弾力的に応用し、費用負担ゼロで実施致します。

(3)財政再建

財政再建を市政の最優先課題にしっかり位置付け、財政非常事態宣言下からの脱却を進めます。各種団体や事業への補助金制度については、その期限を付する、いわゆる「サンセット方式」を設けます。さらに、区役所については、業務・組織を抜本的に見直し、窓口のワンストップサービス化を図るとともに、区役所間で重複して行っている業務の集約化や民間委託化を推進することにより、一層の効率化を図ります。ごみ収集事業をはじめ様々な分野で、引き続き民間委託化を促進します。既得権益につながりやすい出資法人については、抜本的に組織の見直し、統廃合を進めます。そのほか、市民の叡智によって、新規財源の確保に向けた検討も始めます。

9.経営戦略室の設置(1年以内
危機的状況にある京都市財政の建て直しを図るため、財政再建優先の行政運営を進めます。そのため、庁内に経営戦略室を新設し、コスト削減、新規財源確保、また外郭団体の統廃合に至るまで、抜本的な財政再建策の検討とその実行監視を行います。
10.京都高速道路・地下鉄延伸の一時凍結(1年以内
厳しい財政状況の中で、大型公共工事は行いません。また、一方で車の流入を促し、一方で歩けるまちをつくるといった都市交通計画に矛盾が生じています。ビジョンを明確にした上で、論じるべきであり、いずれにしても当面の事業凍結は必須であります。
11.区役所のワンストップサービス化(4年以内
区役所の業務・組織を抜本的に見直し、総合窓口の仕組みを構築(窓口のワンストップサービス化)するとともに、電話受付、郵送業務、入力業務など区役所間で重複して行っている業務の集約化や民間委託化を推進することにより、一層の効率化を図ります。
12.京都版アダプトプログラムの実施(4年以内
アダプトプログラムとは 、アメリカで道路のごみ清掃の予算削減のために導入されて以来、各国に広まっており、国内でも数多くの導入例があります。市民や企業・団体に公共施設をお任せし、一定期間継続して自主的に清掃等活動を行ってもらう仕組みで、このような仕組みが「養子制度(アダプト)」のようであることから、命名されています。清掃等活動を行う団体等は、「里親」と呼ばれます。私は、京都市民の良識と叡智を信頼し、「京都版のアダプトプログラム」を作成し、行政のコスト削減を図ります。
13.補助金改革・補助金の自動廃止と事後評価制度導入(2年以内
補助金は一度交付されると既得権益化し、補助目的が現在の需要に適合しているかといった検証が出来ていません。補助金の決定から支出に至るプロセスにおいても一定の基準がなく、支出効果の検証が出来ていません。18000件、200億を超える(16年度決算)補助金は、一旦全面廃止し、重要案件は再度申請して頂きます。その後も3年度毎に事業見直しする自動廃止規定を導入、第三者機関を設置し、プロセスを透明化させ、事後の事業評価もあわせて導入します。
14.サポーター制度等の新規財源確保に向けた取り組み(2年以内
公共の街路樹やベンチ等を結婚やお祝いの記念に寄贈して頂くようなことや、動物園では、入場料とは別に餌代を提供していただくサポーター制度の導入、市の施設での広告収入の確保、ネーミングライツ(施設の命名権)も検討し、新たな財源確保に取り組みます。
15.交通局・水道局の民営化の検討も含めた民間活力の導入 (4年以内
民間で出来る事は民間に任せるという観点で、交通局・水道局の事業の民営化についても、検討を行います。民営化がふさわしくない場合でも、アウトソーシングなど、その他の民間活力の導入を積極的に進めます。
16.国際まんがミュージアム等施設の売却(2年以内
マンガ文化は既にビジネスベースで成り立つことから、厳しい財政状況を鑑みると、必ずしも行政が行うべき事業ではなく、むしろ民間に出来る事は民間に任せるという理念から言えば、民間に売却すべきです。これ以外にも活用されていない市有地や必要性の低い施設の売却を検討します。これによって得られた収入は、教育格差の是正に活用します。

(4)同和事業の完全終結

平成14年に終結したと宣言された同和行政は、現在も引き続き極めて不公正・不公平なかたちで続けられていたことが、私の調査で明らかになりました。隣保館事業から移行したコミュニティセンター事業では、一部の旧同和地区住民のためにボクシングジムとして占有されていました。また無料で利用できるため、一人一回あたり会議室使用に7500円の税金が使われていることを明らかにしました。このような旧同和地区住民のためだけに与えられた様々な特権が、市民の「逆差別」意識を助長してきたのです。今回こそ同和事業を完全に終結させなければなりません。

17.コミュニティセンター等の全廃(4年以内
コミュニティーセンターをはじめ、学習センター、保健所分室を廃止します。一旦廃止した各施設は、まちかどデイサービスや保育所の拡充など、有効に活用して参ります。
18.市営浴場の市営事業としての廃止(民間売却等)(4年以内
改良住宅の市営住宅化に伴い、旧同和地区にのみ存在する市営浴場を全廃します。可能な限り民間売却により一般公衆浴場として地域の銭湯ニーズに答えて参ります。
19.自立促進援助金の廃止(1年以内
裁判でも違法と認められた通称「同和奨学金」。貸付であるにも関わらず、返済を肩代わりしている当制度を即刻廃止をします。生活困窮により返済出来ない者に関しては、生活保護行政の中で解消して参ります。
20.改良住宅改革(4年以内
旧同和地区を対象にした改良住宅と通常の公営住宅に分けず、改良住宅も市営住宅と同様の運営へ移行させます。住居以外の不適正な入居等を徹底的に調査し改善致します。また、現在もなお続いている地区改良事業は、期限を区切り、速やかに終結させ、空地に関しては、民間、市民へ定期借地権つきで貸し出し、市民の流入を図って参ります。

2 明日の京都市に向けた6つの重点施策

(1)女性が安心して働け、子育てができる環境づくりを進めます(子育て・就労対策)

旧同和地区には手厚い行政サービスが残っているのに対して、一般の市民が受けられる行政サービスが乏しいのが京都市の実態です。私は、これまで同和事業に投じてきた税金を用いて、女性が安心して働け、子育てしやすい環境づくりを進めます。そのために、延長保育の拡充、待機児童ゼロに向けた取組みを進めます。また、児童手当の大幅拡充を国に要望します。さらに、全ての小学校区に学童保育の受け入れ環境を整備します。同時に、一時保育・24時間保育の拡充を進めるほか、新婚子育て向けの住宅支援制度の創設を検討します。働くお母さんが便利なよう、役所の窓口サービスの時間延長を図ります。さらに、児童虐待への対応力を増強します。

21.保育所待機児童ゼロに向けた取り組み実施(4年以内
保育所の増設を進め、待機児童ゼロに向けた取組みをスピードアップします。
財源コミュニティーセンターの施設転用・市有地・市施設売却費用を充当
22.一時保育・延長保育の拡充(順次拡大
お母さん方の要望の高い一時保育・延長保育を拡充します。
財源補助金改革等財政再建策による削減費用を充当
23.一学区一学童保育の設置(4年以内星
児童館の整備にあわせて学童保育所を設置する今のやり方では、働くお母さん方のニーズに応えられません。私は、まず一元化児童館の方針を転換し、児童館の整備に先行して、緊急的に求められる一学区に一つの学童保育所の設置を実現させます。
財源一元化児童館建設費用分を充当・空き教室等の施設転用により軽減化
24.児童手当の拡充を国へ要望(1年以内
今の児童手当の額では、子育てのインセンティブにはなりません。大幅に増額して、子供の多い家庭の「経済援助」になる程度まで増額することを国の責任として行うべきです。国への要望を行います。
25.児童相談所の機能強化(4年以内星
児童虐待などの問題に、専門家が関われるよう児童福祉司を児童館に配置するなど児童相談所の機能強化を図ります。
財源職員の定数削減費用より充当
26.子育て世帯の公営住宅優先入居実施(2年以内
子育て世帯で住宅に困っていらっしゃる家庭を対象に、公営住宅の抽選倍率を高めるなど、優先入居の実施に向けて取り組みます。

(2)桝本市政12年間の「格差教育」を是正します(教育)

教育委員会出身の桝本市政は、その12年の間に、一定の成果をあげてきたように見えますが、実態は教育委員会事務局主導のトップダウン行政により、教育現場は翻弄され、都心部と周辺部で大きな「教育格差」が表面化しています。現場の地道な努力により、PFI事業や御所南小学校・西京中高一貫校、堀川高校など一部のめだつ施策に、大幅な資金の投入がなされ、ほかのところは予算の削減で悲鳴があがってきています。こうした教育委員会主導の行政を、引き続き継続させるかどうかの選択が問われているのが、今回の市長選挙の特徴でもあります。

また公私間格差も同様であります。私は、現場の先生方の声に十分耳を傾け、先生方の自主的な改善の取り組みを尊重した運営を行います。また、30人学級の普及にむけて取り組みを強化するとともに、退職教員や卒業生、社会人などを嘱託教員として活用し、各地域で土曜授業を復活させることを検討します。また、児童虐待対策として児童相談所に専門職を配置することや、虐待された児童をお預かりする一時保護所の増設など児童虐待対策の強化を図ります。

27.土曜日授業の復活(4年以内
退職した先生や卒業生、社会人などを嘱託教員として活用し、既存の先生方に負担とならないように配慮しながら、各地域で土曜授業を復活させることを検討します。
財源「30.嘱託職員の大量採用」の項に掲載
28.30人学級の早期普及(4年以内
30人学級の普及を早期に実現します。
29.社会科教育の充実(2年以内
中学校の社会科三教科(地理・歴史・公民)を通じ、最後までしっかり習ったと答えた生徒は全体の3分の1にしか過ぎなかったことが私の独自調査で明らかになりました。「飛ばし・中抜き」の常態化の一端が明らかになりました。これからの京都、日本を背負っていく子供たちにこうした科目の学習は非常に大切です。現場の先生方のご意見も伺いながら、こういった問題を克服して参ります。
30.嘱託教員の大量採用によるサブ担任制の導入(4年以内
先生のOBなどを嘱託教員として大量に採用して、学級の担任を複数制に改め、生徒への目配りと教師の水準向上に努めます。
財源市施設の売却費用、職員定数削減費用より充当 

(3)高齢者や障がいのある方の不安の解消を図ります(高齢化対策・医療・介護)

元気で生きがいを持って、はつらつとした第二の人生を過ごして頂くためのインフラ整備を重点的に行って参ります。高齢者や障がいのある方がご自宅で安心してお住まいになれるよう、民間アパートを高齢者向けの賃貸住宅として供給する高齢者向け賃貸住宅や、ご老人が安心してアパートを借りられる安心住宅制度を創設します。また、公共施設や駅・道路等のバリアフリー化を促進するとともに、改良地区にある施設を広く一般が活用できるようにした上で、「まちかどデイサービス拠点」などとして活用します。さらに、安心して高齢者介護サービスを受けられるよう福祉事業者の経営安定を支援します。

31.予防医療の拡大(4年以内
医療費の増大に歯止めをかけるため、病気にかかってから治す医療から、病気にならないようにする予防医療を進めていきます。
32.人材ボランティアバンクの創設(4年以内
団塊の世代の大量退職に伴い、今その受け皿が求められています。市民の叡智と経験を社会で再び生かして頂けるように、ボランティア(有償含む)で協力していただける市民の方を登録する「人材ボランティアバンク(ボランティア版ハローワーク)」を創設します。
33.まちかどデイサービス拠点の実施(4年以内
旧同和地区のコミュニティセンターや、地区の公民館などを活用し、「まちかどデイサービス拠点」として、お年寄りの方々が集う場を設けます。
財源コミュニティーセンターの施設転用などで拠点整備いたします。
34.後期高齢者医療制度の国への負担割合の拡大要望(1年以内
昨年の法律改正により、今年の4月から「後期高齢者医療制度」が導入されます。そうなると、75歳以上の高齢者の方々は、現在加入している国保や健保を脱退させられ、後期高齢者だけの独立保険に組み入れられます。そして、すべての後期高齢者が保険料の負担を求められ、京都府の場合、平均年額 82,500円(月額6,875円)が、「年金天引き」で徴収されるようになります。介護保険料とあわせると、多くの高齢者が、毎月1万円以上を「天引き」されるのです。ますます、高齢者の方の負担が増加しまう改悪です。私は、この制度をもっと国民の皆様に説明し、理解を得ると共に、国の負担分を増やし、お年寄りの負担を減らすよう国に強く要望します。
35.公共施設・駅・道路のバリアフリー化を促進(4年以内
お年寄りや障がい者の方が、安心して街に出られるよう、公共施設や駅、道路などの段差の解消やエスカレーター・エレベーターの設置を促進し、市内のバリアフリー化を促進します。
財源大型公共事業の凍結による削減費用より充当
36.介護・福祉事業者の安定経営(4年以内
実際に介護サービスなどの提供を行っている事業者(社会福祉法人、株式会社、NPO等)が良質なサービスが提供し続けられるよう、現場の方々の意見をお聞きし、経営の安定のための施策を検討します。
37.高齢者向け賃貸住宅の供給・安心住宅制度の導入(4年以内
お年寄りが安心して入居できる高齢者向けの賃貸住宅については、国の助成制度を活用して、供給戸数を増やし、病院の近くや買い物施設に近いところで住めるようにします。また、一般の賃貸住宅でも、高齢者の方の入居を拒まない良心的な賃貸住宅を「安心住宅」として市が認証して、情報を提供します。

(4)京都らしさを生かしたまちづくりを進めます(都市・住宅・交通・まちづくり)

高齢化社会の進展や、地球温暖化防止のために、京都らしい「歩いて暮らせるまちづくり」を促進します。そのため、中途半端な取組みとなっている都市交通施策に関して「京都の都市交通ビジョン」を多くの市民や専門家の参加のもとに策定します。また、市バスや地下鉄の乗り換えの無料化など、公共交通機関の利用を促進するとともに、これまで邪魔者扱いされてきた自転車についても、重要な市民の足として積極的に位置づけ、必要な自転車駐輪場の整備を進めます。

また、新たに成立した新景観政策は、京都らしさを残していく上で大変、前向きな制度ですが、現実には、いくつかの課題を残しています。特に、景観条例の細則については、多くの関係者の合意を取りながら全面見直しを図ります。

地震に対する防災対策については、戦前の木造住宅が多く残る京都のまちの特徴から、一旦、大きな地震がおこったら、大規模な被害が生じます。このように特に遅れている住宅の耐震化については、耐震診断への補助や改修工事への補助制度を検討します。当然、学校や公共施設の耐震改修は促進していきます。また、こうしたまちづくりは、行政主導で進めるのではなく、市民の意見を聞きながら積極的に市民参加を得た上で進めていきます。

39.駐輪場の大幅整備(順次拡大星
公共交通網の弱い京都市は、他都市と比べても自転車の利用が多く、市民の重要な「足」となっているにもかかわらず、駐輪場の整備が進んでいません。これでは自転車を使う人が、「後ろめたい」気持ちで駐輪をせざるを得ません。民間や住民の力もお借りして、思い切って大幅に駐輪場を整備します。
財源大型公共事業の凍結による削減費用より充当
40.市バスの乗り換え無料化(2年以内星
経営効率を高めるため市バスの路線が短縮化する中で、バスや地下鉄を乗り換える必要が増加しています。乗り換え無料化を推し進めることにより、公共交通機関利用者の拡大を図ります。
財源更なる民間活力の導入による削減分を中心に収入減を補填
41.防災対策(4年以内
京都の中心部は、戦前の木造住宅が多く残っているため、大きな地震がおこったら、大規模な被害が生じます。特に遅れている住宅の耐震化については、耐震診断や改修工事への補助制度を創設し、町屋でも安心して住むことのできる防災対策を進めます。当然、学校や公共施設の耐震改修は促進していきます。
財源大型公共事業の凍結による削減費用より充当
42.景観条例の地区指定等細則に関するの再検討と再構築(4年以内星
景観政策については、原則として大いに賛成でありますが、運用に関しては多くの矛盾を抱えており、現実に現場では多くの問題が発生しております。よりメリハリの利いた地区指定の検討や一律的なデザイン基準の見直し、審査過程など、十二分に市民、専門家を含め議論を進め、その政策を現実に機能する制度に見直しを行います。

(5)京都の特性を生かした産業づくりを行います(産業政策)

京都という都市の奥行きの深さが、現在に通じる先端産業を数多く生み出す基盤になっていると言っても過言ではありません。そうしたことを生かし、任天堂や京セラなど数多くの先端産業が育まれてきました。最近では、京都大学の山中教授らが、ヒトの皮膚細胞から、「万能細胞」を作ることに世界で初めて成功しましたが、今後、この再生医療の分野で大きな市場が生まれる可能性があり、京都をそうした知的産業の拠点にしていきます。

同時に、フットワークの軽い中小企業が産業の裾野を形成しているのが日本の強みと言われるように、中小企業の育成を支援する必要があります。

伝統産業の分野では、全国的に新たな「和ブーム」が到来しつつあります。この好機を生かし、生活の中に「和」を定着させる様々な取組みを展開します。温故創新をキーワードに、新たな京文化の構築と発信を進めて参ります。

また、観光客5000万人構想の下、加えて経済波及効果がより一層実感できるような取り組みを進めて参ります。

食の安全に対する関心が一層高まっていますが、京の伝統野菜など、「京都ブランド」の普及と商品開発の振興に力を入れます。

43.南部・高度集積地区の開発と発展(4年以内
車による交通条件が良くなる南部の高度集積地区は、そのポテンシャルアップを活用して、機能の集積を促進します。政策的整合性の取れない生産緑地指定等の調整、トップセールスによる企業誘致など様々な施策を展開します。
44.中小企業支援融資制度の継続実施(1年以内
中小企業が元気になってはじめて、まちが元気になります。私は、これからを担う若い経営者の皆さんと一緒になって、京都の中小企業のあり方を具体的に検討していきます。当面は、中小企業への融資制度の継続実施を行って参ります。
45.観光客による経済波及効果の向上(4年以内星
京都の観光客は、好調に増加してきていますが、そろそろ量から質への転換を図っていくべき時期に来ています。今後は、量は増えなくとも経済効果の高い、そして観光客の満足度の高いサービスを提供していく必要があります。見る観光から体験型観光へ、日帰りから滞在型観光へ、更なる富裕層の獲得など具体的に経済効果の生み出せる政策を打ち出して参ります。また、そうしたことに意欲のある事業者を増やしていくため、アイデア募集や顕彰制度を導入します。
46.食の安全・伝統野菜(京ブランド)の振興(順次拡大
「食」の安全が脅かされている今日、市民の皆様の不安を解消するため、食品安全の監視体制を強化するとともに、消費生活相談機能の強化も図ります。同時に、京都ブランドが好評な伝統野菜についても、その普及とブランド価値の向上対策を検討します。

(6)地球温暖化防止対策を強めます(環境問題)

この京都の地で1997年12月に開かれた「気候変動枠組条約第3回締結国会議(COP3)」で取り決められた京都議定書は、いよいよ、今年より拘束期間に入ります。にもかかわらず、わが国の二酸化炭素排出量は、増加傾向にあります。京都は、議定書締結の都市として、全国のモデルとなるような取組みが必要です。そのため、バイオディーゼルの推進のほか、自動車の都心への乗り入れ規制、ロードプライシングなどについても検討します。さらに太陽光発電やバイオマスなどの自然エネルギーの活用を普及します。

また、熱帯夜が増える今日、ヒートアイランド対策の強化も必要です。そのため、鴨川などの「風の道」の形成や、河川の浄化のほか、林業振興や里山保全、公園・緑地の整備、市街地の緑化など、様々な対策を講じます。

47.太陽光発電やバイオマス等のエネルギー活用普及(2年以内
京都の市バスでは、各家庭から出る使用済み天ぷら油などの廃食用油を再生したバイオディーゼル燃料を用いたバスを一部で運行していますが、さらに採用台数を増やすとともに、廃食用油の回収体制も強化して、積極的に対外的にアピールしていきます。また、公共施設などに太陽光発電設備を設置し、化石燃料を使用しない自然エネルギーの活用を促進します。
財源:ゴミ袋有料化に伴う環境対策費より充当
48.レジ袋税の導入検討(4年以内
レジ袋については有料化の取組みが進んでいますが、さらに環境問題への意識を高めていただくためレジ袋税の導入について検討します。
49.マイカーの都心部乗り入れ規制等の検討による自動車利用抑制(4年以内
市民生活の中で温暖化対策に有効なのは、基本的には化石燃料の消費を減らすことです。そのために各種の方策を講じますが、車の集中している都心部への乗り入れ規制は、その効果が大きいと考えられます。また、同時に都心を歩いて回遊する機会も増えます。社会実験などでその効果を検証し、市民に納得できる形で、温暖化対策を進めます。
50.ハイブリッド車などの大量普及をめざす「京都版低燃費車利用ルール」の策定(4年以内
乗用車の燃費は、ハイブリッド車など自動車メーカーの技術開発により、大きく向上していますが、京都におけるハイブリッド車の普及台数は未だわずかです。今後、自動車によるCO2排出量を削減していくためには、ハイブリッド車に代表される低燃費車の大量普及を図ることが必要です。このため、自動車の購入、利用など各段階において、低燃費車が優先的に扱われるような「京都版低燃費車利用ルール」を策定し、低燃費車の大量普及を推進していきます。

開票結果

2008年2月17日、京都市長選挙開票結果
行政区 かどかわ 大作 岡田 としひこ 村山 しょうえい 中村 和雄
北区 13,332 1,874 7,042 14,485
上京区 10,238 1,632 5,402 10,066
左京区 15,357 2,563 18,490 18,411
中京区 12,209 1,972 6,362 11,633
東山区 5,453 735 2,431 4,391
山科区 15,285 2,012 6,121 13,665
下京区 8,579 1,496 4,289 8,115
南区 10,060 1,445 4,097 11,023
右京区 21,612 3,247 10,153 22,219
西京区 16,101 2,820 7,757 15,660
伏見区 30,246 4,906 12,606 27,853
京都市計 158,472 24,702 84,750 157,521

関連資料

逆マニフェストへの村山祥栄回答原文

選挙ドキドキ初体験プロジェクト さんが企画・実施された逆マニフェスト企画の回答原文です。

尚回答フォーマットを頂戴いたしましたのが回答提出日であったため、下記の様な書式で提出いたしました。

001 京都議定書をふまえつつ、1年以内に、家庭ごみの分別種別の少ない理由を、市民に説明する
002 有料化した財源の使い道や、分別の成果、ゴミの行き先など、ゴミ情報を、1年以内に、市民全員に伝える
003 指定袋制度だけでなく、ごみ分別を徹底させる条例を1年以内に作る
×さらに分別を徹底させる条例を殊更作る必要はないと考えています。
004 任期中に、ごみ袋のサイズを一般ごみと資源ごみで統一させる
005 3年以内にタクシーの台数を三分の二にするタクシー規制条例を作る
×タクシーも公共交通の一部として重要であること、及び、雇用の観点から一定数の削減は望ましくないと考えられます。
006 NPO活動、NPOの紹介をできる固定的なページを任期中に市民新聞のスペースに設ける
△NPOに限らず、ボランティア活動は市として促進させるべき課題であり、幅広くその啓発に携わって参りたいと考えております。
007 任期中に四条通のタクシーの交通規制を行い、洛中の歩道を拡幅する
×四条通の交通規制と歩道の拡張は重要な課題の1つであるが、その方策は総合的な計画を含めて検討して参りたいと考えております。
008 任期中に、市バス・鉄道の整備によるトランジットモールを実現する
009 任期中に、市内の、タクシー、バス、車の、安全運転とマナー遵守を徹底させる条例を2年以内に作る
×道路交通法等の強化もあり、ことさら法で縛る必要性があるかどうかは今のところわかっておりません。
010 2年以内に市内でのLRT導入を具体化させる
×LRTは検討すべき課題でありますが、京都の総合的な交通体系ができていない現在、2年以内という期限付きでLRTのみを導入するわけには参りません。トータルビジョンの策定が先決であります。
011 任期中に、市南部の公共交通を増やす
×バスの増便等は費用対効果、利用者数を検討して解決せねばならない課題であり、現段階で増便を予定しているものはございません。
012 任期中に公共交通機関を整備し、四条通の混雑を改善する
013 3年以内に市内全ての信号に信号無視を監視するカメラを設置し、監視する機関を作る
×費用対効果が現在の地点では不明なので、そういった検証の上で検討すべき課題であると考えております。
014 LRT導入による公共交通充実と、車の規制で、任期中に市内の交通渋滞を緩和する
△公共交通の充実と渋滞緩和は重大な課題でありますが、その策としてLRTの導入が良いのかは検討すべきであります。
015 任期中に四条烏丸の渋滞を緩和する
016 2年以内に田の字地区において、全面的な車両規制を行う
×交通体系のトータルビジョンの策定が先決であり、現地点で結論付けることはできません。
017 市内中心部で、時間帯ごとの車線数の変化の仕組みを導入することで、任期中に歩行者天国化する
×交通体系のトータルビジョンの策定が先決であり、現地点で結論付けることはできません。
018 渋滞の緩和のために、市内観光地周辺での自動車通行止めの制度を任期中に作る
×交通体系のトータルビジョンの策定が先決であり、現地点で結論付けることはできません。
019 任期中に、ゾーン製の公共交通運賃を実現させる
020 他自治体での救急患者受け入れ拒否のようなことが起こらないよう、任期中に市内の医療体制を充実させる
021 2年以内に三条通と四条通に喫煙コーナーを設置する
×行政が行うべき仕事と民間レベルで行うべき仕事との住み分けが必要であり、現段階では行政が設置すべきではないと考えられます。
022 2年以内に、市バスの料金をすべて200円にする
×現在の財政状況では、値下げをすることは非常に困難であります。但し、乗り換え・乗り継ぎによる料金の軽減化は必要であると考えております。
023 1年以内に市バスの1日乗車券の適用範囲に嵐山を含める
024 任期中に、市バスの均一区間の運賃を200円にする
×
025 吉祥院方面で、現状1時間に1本となっている路線でのバスの本数を、任期中に増やす
×財政状況の厳しい折、売り上げ・利用者数等の優先順位をつけ、バス路線の本数を決定していかなければなりません。このルールに例外はありません。従って、当方面を優先的に扱うことはできません。トータルバランスの上で、重要度の高いものから検討をしていくべきだと考えております。
026 任期中に、旧京北町を走る、市バス路線をつくる
×同上。加えて、民間バスも対応できる地区は、民間バスの力を活用し、取組んでいくべきだと考えております。
027 2年以内に市バスの回数券をICカード化する
△ICカード化については賛成であるが、昨今の厳しい財政状況下において、初期投下費用と年度予算のバランスを鑑み、取り組みを進めたいゆえ、2年以内の実行は確約できません。
028 市バスの遅延を任期中に解消
029 任期中にバスと地下鉄に割安の学生料金を設定する
×すでに学生全域定期を実現しているため、現段階で改めて値下げする考えはございません。
030 任期中に、各行政区に一箇所ずつ以上、路上ライブなどの街頭パフォーマンスを行える場所を市が提供する
△多種多様な市民ニーズに合わせ、様々な機会を創出していくことは重要でありますが、現段階で、各行政区ごこというのは即答することは難しいと考えられます。
031 京都市立美術館の企画展について、任期中に高校生まで無料にする
×財状況が厳しい中、完全に無料にすることは困難であると考えています。
032 1年以内に市内の教師の給料をあげる
×財政非常事態の効果で、給料を上げることは困難であり、逆に教員の増員に強化を図りたいと考えております。
033 教育格差の是正のために、3年以内に、学校運営費の大幅増、教育委員会主導の教育を改める
○但し、学校運営の増額に対しては要検討せねばなりません。
034 1年以内に、市内全ての小学校で30人学級を実現する
035 2年以内に、景観施策の基準をイタリアの景観施策並みに厳しくする
×建替不可などの施策はあまりにも厳しく、イタリア並の景観政策基準は、地震大国の日本において現実的に不可であると考えられます。
036 任期中に、市内の町並みの高さの見直しを行い、条例を改善する
×高さ制限は、昨年条例化したばかりであり、現状見直す必要性はないと考えられます。
037 任期中に、市内に、歩行者専用道路を増やす
038 3年以内に、烏丸-河原町間の三条通、四条通の歩道を広くする
△歩道の拡張も含めてどのようなデザインにするのか目下検討進めておりますので即答することはできません。
039 2年以内に、田の字地区において、歩いていて気楽で楽しい環境デザイン整備を行う
△環境デザイン整備にこだわらず、グランドビジョンの策定を行いたいと考えております。
040 任期中にディーゼルエンジンの規制を行い、CO2排出の削減をする
×ディーゼルエンジンの規制は大変重要でございますが、社会に与える影響が非常に大きいため、ある程度時間を要すると考えられます。
041 任期中に路上喫煙の取締りを厳しくする
042 任期中に、市内で路上喫煙を全面禁止する制度をつくる
○路上喫煙については昨年条例化したばかりであり、新たな条例を作る必要はないと考えています。全面禁止については全市を路上喫煙等禁止区域に指定する際、審議会への諮問が定められておりますので、お約束することができません。
043 任期中に、ポイ捨て禁止条例を作る
△現在ポイ捨て禁止条例は制定されています。
044 任期中に税金を安くする
×現行において、財政状況を鑑み、税を減らすのは厳しいと思われます。
045 市職員の不祥事をした者の処罰を厳しくし、3年以内に、不祥事を減少させる
046 2年以内に、自転車利用者の安全確保のために、自転車走行スペースを確保する
○歩道面積が非常に狭い京都市において、自転車専用道路の確保が可能かどうかは、現実的に極めて難しいと考えられます。
047 東大路通に自転車の自動車およびバスからの保護を目的とした自転車専用道路を1年以内に作る
×東大路通りは道路幅が狭いため、自転車専用道路は現実的に困難である。
048 夜間暗くて危険な侠路の実態をただちに調査し、必要な箇所に街灯を1年以内に設置する
049 任期中に生活保護の支給判断基準を厳格化する
050 任期中に市内の主要な観光地でガス灯を復活させる
×ガス灯が京都の町並みに溶け込んでいるかどうか検討するべき課題であり、十分な財政措置がとれるかどうかという観点からも厳しいと思われます。
051 観光客へのおもてなしを強化し、観光シーズンに市民も一緒に盛り上がれるように、市民が京都のことを学び、観光案内できるようにしたり、町並みに気を付けるような仕組みを任期中につくる
052 任期中に寺社仏閣の学生定期券を作る
×学生はすでに前線定期が発行されているため、その必要性はない。
053 4年以内に最低賃金を上げる
×最低賃金の値上げはそのときどきの経済状況を鑑み、検討していきたいと思います。従って、一年以内なのか四年以内なのかについては現状おこたえすることができません。
054 任期中に京都駅周辺に駐輪場を増やす
055 任期中に、市内全ての駅に、駐輪金具のない、無料の駐輪場を作る
△駐輪場整備は最重要課題でありますが、市内全域に設置するだけの予算確保が可能かどうかは、お約束することができません。
056 任期中に市内の大きな駅周辺に学生には無料となる駐輪場と駐車場を増やす
057 任期中に、市内各所に大型バイクのとめられる駐輪場を作る
058 市職員給与を能力給にして歳出削減し、その分で三条通付近と四条通付近の繁華街に無料駐輪場を任期中に作る
△歳出削減も駐輪場の設置もともに行いますが、駐輪場の無料化は現段階ではお約束できません。
059 2年以内に四条通周辺に駐輪場を作る
060 1年以内に京都駅、および東山七条に駐輪場をつくる
△一年以内に可能かどうかはお約束できません。
061 地域・警察・学校・医療機関と協力し、自殺を考えた人が相談先として相談しやすい体制を、任期中につくる
062 任期中に、四条など人通りの多いところに、公衆トイレを作る
×公衆トイレの設置は、周辺住民の協力、及び土地の確保が不可欠であり、人通りの多いところすべてに設置することは難しいと考えています。
063 市民が様々な社会活動に参加し、それによって豊かな社会サービスが提供されるような社会づくり。公務員や議員のみにおまかせしない社会づくりを任期中に実現する
064 任期中に市内のパチンコ店を無くす
×
065 京都一周トレイル東山コースは北は比叡山から南は稲荷山まで であるが、山は明治天皇陵まで続いている。明治天皇陵は歴史的にも貴重であるので、任期中に、京都一周トレイル東山コースを明治天皇陵まで延長する
×現段階で細かい部分を把握しておりませんので、回答することができません。
066 無駄な支出を省き、2年以内にヘルパーへの補助金を増やす
×補助金の増額も重要でありますが、2年以内に可能がどうかはお約束することができません。
067 任期中に市内全域で、医療、保育、介護支援施設の充実を行う
068 任期中に25Lゴミ袋を作る
×ゴミ袋はすでに細分化されており、新たに二十五リットル袋を作る必要性を感じていません。
069 バス、地下鉄などの代替機関の充実→バス停周辺に市営の無料駐車場を設け、御池通や河原町通の規制が必要なイベントを支援し、そのイベント時にマイカー削減キャンペーンを打ち出すことで、2年以内に、御池、河原町、烏丸、四条通の内部の交通量を現在より30%減らす
×バス地下鉄などの代替機関の充実は目下課題でありますが、2年以内に交通量を30%減らすことは現実的に不可能であります。
070 任期中に月額15000円の公共交通機関の乗り放題定期をつくる
×交通局の財政状況が厳しい中、一万五千円に減額することは厳しいと思います。
071 4年以内に地下鉄の初乗り料金を150円にする
×地下鉄は建設時に料金設定を行っているために、料金を現段階で値下げすることは、建設費の返済に著しく支障をきたすため、値下げは困難であると考えています。
072 1年以内に学生支援委員会を設置し、面接・論文による選考で大学生の1~2%に奨学金を支給する
×現段階で奨学金制度を設立する予定はございません。
073 若手ベンチャーへの支援し、お金のない学生が挑戦しやすい場を任期中に設ける
074 市内の大学を卒業して、その後市内に住み続ける人には、卒業後5年間の住民税を10%減額し、その間に子供ができたら、市内に住み続けることを条件に減額期間を10年間延長する制度を任期中につくる
×財政危機の中で住民税を減額することは不可能であると考えています。
075 1年以内に「市政に関するアンケート」を定期的に行う仕組みを作る
△すでに総務局では、定期的に市政アンケートを行っております。
076 任期中に住宅街にフットサルコート規模の安価な市営運動場を作る
×運動場の設置は市民の願いであり、重要であると考えていますが、土地の確保が必要なことから、住宅街に設置するお約束をすることは困難であります。
077 情報開示とそれに伴う理由説明、住民からの社会への発信を1年以内に制度化する
×すでに情報開示及び理由説明は進んでおり、具体的な制度化は考えておりません。
078 任期中に市内の小中学校に1校につき1人心理専門家を派遣する
×心理専門家を派遣することは、大変意義深いことですが、予算との関係上、財状況を鑑みますと、一校に一人は大変厳しいと思います。
079 任意中に市内の小中学校の教師を増やす
080 文化遺産の保護のため、任期中に月1回の文化財の点検・清掃をする
×文化財保護は重要でありますが、月に一回の清掃は可能かどうか検討すべき課題です。
081 3年以内に三条通と四条通の河原町周辺の歩道にベンチを設置する
×歩道面積が異常に狭い三条通四条通りにベンチの設置は非常に困難であります。
082 市内の全図書館・小中高校、公民館に1年以内に太陽光パネルを設置する
×太陽光パネルは環境にはいいですが、費用対効果を考えると一年以内は不可能であると考えます。
083 南部高度集積地区かその周辺に太陽光発電と風力発電の発電設備を任期中に二万世帯分設置する
×太陽光風力とも必要ではありますが、二万世帯分の設置は即答致しかねます。
084 3年以内に全市バス、タクシーへのキャパシタ設置を税金による導入義務化をする
×費用対効果の観点から今後検討していきます。
085 出産に関わる詳細な実態調査を行い、3年以内に出産費用の補助・無料化をする
×出産費用の補助は重要でありますが、無料化は可能かどうかは検討してまいります。
086 任期中に市民税を上げる
×できる限り住民税の値上げは避けたいと思っています。
087 市内の選挙結果の年齢別投票率を公開する取り決めを任期中につくる
088 任期中に学校給食の完全米飯化をする
×食生活が多様化しているなかで、完全米飯は困難だと考えています。
089 3年以内に市内の食料自給率を向上させ、有機農業を推進する
×有機農業の促進は必要でありますが、市内の野内面積が限られていることから自給率の向上は困難だと考えています。
090 任期中に区役所の窓口を部署ごとではなく、来朝者の属性(高齢者、乳幼児、転入・転出、など)ごとにする
×属性ごとに分けることもさることながら、ワンストップサービスを行うことが先決であると考えています。
091 任期中に敷金礼金の廃止をする
×これは行政が関与すべき問題ではないと考えています。
092 2年以内に、伏見区深草の大岩山の不法投棄のごみを市が撤去する
093 任期中に、資源ごみの有料指定ゴミ袋を無料にする
×利用者負担の観点から現段階で無料にすることは考えてはいません。
094 大学生、大学院生が研究に使えるレベルの文献を所蔵する、24時間営業の、図書館を、任期中に広い自習スペース付で造る
×図書館を二十四時間にすることは困難だと考えています。
095 2年以内に、田の字地区において、道路にいながら位置がわかる、災害時に避難ができる環境デザインを行う
具体的な質問の主旨自体がよくわかりません。
096 3年以内に敷地面積に応じた工場緑化条例を作る
△諸般の事情を考慮し、検討していきたいと思います。
097 市政における使途不明金については、その補填を市長の給与から天引きする制度を、任期中につくる
×使途不明金を完全に無くすことは当然のことでありますが、その補填を市長の給与から天引きするシステムは現実的ではないと考えています。
098 1年以内に、忌引き不正休暇、保育料不払い、仕事をしていない職員がいる、という市職員の不祥事を完全に無くす
099 政治や選挙への無関心を解決するために、市内の小学校に、3年以内に、模擬選挙の事業を導入する
○大変素晴らしい意見です。小学生で行うべきか中学生で行うべきか検討していきたいと思います。
100 平均初婚年齢を男性は26.1歳、女性は25.8歳にするために、任期中に行政が結婚の仲介をする見合いパーティをする
×行政が介入して行う問題ではないと思います。

京都・同和「裏」行政

京都・同和「裏」行政本表紙画像

  • 発行年月日:2007年12月20日
  • サイズ:新書判
  • ページ数:206ページ
  • ISBN:978-4-06-272476-0
  • 定価(税込):840円

出版にあたって

今、同和事業の実態は誰もわからない。

わからないからあること無いこと、全てが批判の対象となっている。

批判の声は消えない。

でも行政は終ったと主張する。

だとすれば、真実を究明し、その実態を世に問いたい。

実態を市民の皆さん、お一人お一人に知って頂き、一緒に同和問題の解決の道を模索したい。そんな思いです。同時に、同和行政は、議会の再三再四に渡る決議を経ても、完全終結には至りませんでした。もはや、議会の外圧では解決出来ないと感じました。だからこそ、世に問い、皆様の声を頼りに解決する道を探りたいと願っています。

今回、講談社より「提出された報告書を出版したい」との申し出があり、このたび出版に至りました。「つぶや記」や「掲示板」には書けなかった全てを詰め込んで。

是非ともご高覧頂きたいと思います。

村山祥栄

報道

京都新聞2007年12月21日金曜日

同和行政問題「大きな争点」

京都市議が著書出版

村山祥栄京都市議(無所属、左京区選出)が20日、著書「京都・同和『裏』行政」を出版した。来年2月の京都市長選で同和行政を「大きな争点にすべき」と主張している。

市議として行った調査などを踏まえ、市職員の不祥事や市の同和対策事業を取り上げ「終結したはずの事業が終わっておらず、逆差別を生んでいる」と指摘している。

同市議は「人権尊重の社会を築くには同和問題の本質を多くの市民が知る必要がある」と訴えている。

朝日新聞2007年12月21日金曜日

「同和行政争点」村山市議訴える

著書出版で会見

京都市議の村山祥栄氏(無所属)は20日、自著の出版に際して市役所で記者会見し、「同和行政を市長選の争点として取り上げ、みんなに考えてもらいたい」と述べた。

同和行政の完全終結を求めた市議会決議の後も依然として終結していないとし、「市議の間でも温度差があり、踏み込んでいない。市議では限界があり、市長の決断が必要だ」と強調した。

村山氏は今年10月、同和施策の一環で建てられた市営住宅で建設会社の看板を掲げた部屋があるなどと指摘し、「同和事業は完全終結させるべきだ」との要望書を市に提出。市は市営住宅を住居以外の目的で利用している事例の調査に乗り出した。村山氏はこれまでの独自の調査をもとに「京都・同和『裏』行政 現役市会議員が見た『虚構』と『真実』」(講談社)を出版した。

↑このページのトップへ

内容紹介

講談社

終わったはずの「同和事業」に隠された深き闇

逆差別の「現場」発タブーなき再生論!

続発する市職員不祥事と迷走する同和行政。解放運動の総本山で今、何が起きているのか

この実態を、あるがまま市民のみなさんにも見てもらったほうが手っ取り早いと、某局のテレビクルーを連れてまち美化事務所へ乗り込んだ。「議員調査権」を振りかざし、職員が勤務時間中に2階の休憩室でゲームに興じている姿を含め、問題ある実態をしっかりテレビカメラに収めようと、アポなしで事務所の裏口から突入した。「なんの権限で入ってきたんや」「議員調査権や。そこ、どいてんかっ」「そんなもん聞いてへんわい。こら、待たんかい!」結局、多勢に無勢。囲まれて事務室に連れて行かれた。「こんなやつ、殺したったらええねん」「こいつらか!? 勝手に入ってきやがったんは」「義を見てせざるは勇なきなり」である。ひどすぎる実態を知った以上、追及を止めるわけにはいかなかった。

  • 第一章 最年少新人議員が見た深き闇
    • 古都・京都に隠されたタブー
    • なにも決められない「政治」
    • 失われた細い糸
    • ロスジェネ世代、政治と出会う
    • 現地現場主義と現状現場主義
    • 「理想」というまやかし
    • 孤軍奮闘する若手地方議員 
    • 不眠不休の営業マンで社会を知る
    • 故郷京都で二十五歳の議員に!
    • 新人議員という「壁」
    • 最年少という「壁」
    • 内部事情という「壁」
    • 無所属という「壁」
    • 無所属だからタブーに迫れる
    • 交通局内部に巣食った影 
    • 役人のウソ、驚くべき現場の実態
    • 癒着構造を暴きだせ!
  • 第二章 ゴミから始まった京都市職員不祥事問題
    • きっかけはゴミ袋有料化問題
    • 市民の負担の前に自分が正せ!
    • なぜか三種類あるゴミ収集形態
    • 税金垂れ流しの異常な委託契約
    • 日本一の高コスト体質の理由
    • 一日四時間実働のまち美化事務所
    • 年収九六〇万円で休憩ばかり……
    • ムダで過剰な人員が原因
    • まち美化事務所乱闘事件
    • クレーム殺到に見た闇の深さ
    • 一枚のビラでテレビが動く
    • テレビ放送で市民の怒りが爆発
    • どこの犯罪記録か、暴力団か!?
    • 市長のクビが飛ぶか?
    • 突然の「抜本的改革大綱」発表
    • ダメ職員をなぜクビにできないか
    • その後も続く「ウミ」の追及
    • 不祥事は「同和問題」なのか!?
    • 真の問題は京都市の管理監督態勢
  • 第三章 終らない「同和対策事業」
    • 記憶に刻まれた「同和」
    • 同和対策事業は本当に終わったか?
    • 同和対策事業の全体像と現状
    • ワシらの気持ちがわかるんかい?
    • 行政が助長させた逆差別感
    • 二つの旧同和地区
    • 同和事業のシンボル「隣保館」
    • 「隣保館」は変わったのか?
    • コミセン事業(1):貸館事業
    • 市長応接室級の華美な調度品
    • 税金で占有ボクシングジム経営!?
    • 貸館対象外の「謎の部屋」の数々
    • 完全モニター監視で守られた施設
    • 貸館事業の実態は「無用の長物」
    • 開かれても開かれないコミセン
    • 崩れ去った京都市の主張
    • 一人一回、七五一六円の税投入
    • コミセン事業(2):生活相談事業
    • コミセン事業(3):講座・教室事業
    • どこまで税金を垂れ流すのか?
    • コミセン廃止論と転用法
    • 既得権からニーズに応える施設へ
    • 旧同和保育所に見る未来の可能性
    • 福祉センターをめぐる諸問題
    • 存在意義を失った学習センター
    • 京都市経営の風呂屋に五億円投入
    • その他の一連の施設にいついて
  • 第四章 税金が垂れ流され続けるシステム
    • 同和奨学金の驚くべき実態
    • 奨学金が返済不要になるカラクリ
    • 最高裁で京都市敗れる!
    • 改良住宅という闇
    • 入居実態のない入居者たち
    • 暴力団の組事務所化?
    • 一万円強の家賃と三億円の税負担
    • 改良住宅全廃、総市営住宅化を
    • そもそも住宅地区改良事業とは?
    • 土地だけであと一〇〇億円は必要
    • モザイクも文化、官民連携で開発
    • 定期借地権活用で地域再生
    • 旧同和地区のスラム化に歯止めを
    • 老朽化と工事契約の問題
  • 第五章 京都市は生まれ変われるか?
    • なぜ同和事業は混迷を極めるか
    • 「お上」自身が責任を取れ!
    • 「仕方がない」では始まらない
    • ヒト・モノ・カネで考える再生論
    • 「お役所の掟」を突き破れ!
    • しがらみのない世代からの改革
  • おわりに

日本初の地域政党本「地域政党-地域政党は政治の地方分権だ」

地域政党は国政の踏み台とちゃうで!!!

ということで、5年ぶりに拙著「地域政党」が発刊されます。維新、減税、大地、地域政党って一体何なの?地域政党は何がしたいの?わかるようで分からない地域政党。全てがここに詰まっている!日本初の地域政党本!

「なぜ堀場さんが京都党の顧問なの?」堀場製作所創業者 堀場雅夫氏対談収録皆さん是非ご高覧お願いします。

書店、ネットにて好評発売中。事務所ではサイン入り本をご購入頂けます。

アマゾン販売ページ

内容紹介

京都党代表である村山祥栄が、制度疲労を起こした中央集権からの脱却と地域主権(地方分権)の重要性を説き、地域政党から日本を変えていく提言する。

堀場製作所創業者であり、京都党最高顧問の堀場雅夫氏との対談を収録。

目次

  • 序章 生活保護に見る地方分権の実態
  • 第1章 地方政治の現状と課題
  • 第2章 地域政党とは何か?
  • 第3章 地域政党の定義と理念
  • 第4章 地域政党と国政政党
  • 第5章 様々な地域政党~地域政党分類~
  • 第6章 地域政党の課題
  • 第7章 地域政党独自の環境整備

書籍情報

  • 単行本:253ページ
  • 出版社:光村推古書院 (2012/12/25)
  • ISBN-10:4838199929
  • ISBN-13:978-4838199921
  • 定価:1600円+税

議会報告

続きを読む "議会報告" »

2013年06月06日

.jpでの動画

村山しょうえいの動画をご覧いただけます。

2013年06月25日

サイトマップ

現在作成中

About 2013年06月

2013年06月にブログ「【元京都市会議員】村山祥栄 オフィシャルサイト」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2013年05月です。

次のアーカイブは2013年10月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36