京都市立中学校社会科指導実施状況報告書
はじめに
4-1.歴史の進捗状況についてお尋ねします。
原始〜平安

- しっかり習った:84%
- 少し習った:14%
- 未回答:2%
鎌倉〜室町

- しっかり習った:86%
- 少し習った:12%
- 未回答:2%
戦国〜江戸

- しっかり習った:85%
- 少し習った:14%
- 未回答:1%
明治

- しっかり習った:76%
- 少し習った:23%
- 習っていない:1%
大正〜戦後

- しっかり習った:68%
- 少し習った:28%
- 習っていない:1%
- 未回答:3%
戦後の日本

- しっかり習った:50%
- 少し習った:39%
- 習っていない:10%
- 未回答:1%
比較的前半部分はしっかり習ったとされる回答が多いが、後半になるに従い、その確率は顕著に低下する。明治以降急激に低下し、戦後に至っては約1割が「習ってない」と回答し、4割が「少し習った」と回答している。聞き取りからは、日本史が最も授業時間を割いて進めていること分かるが、それでもなお時間が足りないのか、前半に時間を割きすぎて終盤が疎かになっていると推察できる。
我々の社会生活に密接に関係し、最も身近な近現代が軽視され、習わずに大人になっていく事は大変由々しき事態である。特に外交における歴史認識問題等、歴史観に裏打ちされた議論は近年活発化しており、その重要性は言うまでもない。結果は大変遺憾なものである。
4-2.公民の進捗状況についてお尋ねします。
我々の生活と現代社会

- しっかり習った:64%
- 少し習った:28%
- 習っていない:1%
- 未回答:7%
日本国憲法

- しっかり習った:78%
- 少し習った:18%
- 習っていない:0%
- 未回答:4%
国民主権と政治

- しっかり習った:79%
- 少し習った:16%
- 習っていない:0%
- 未回答:5%
経済の仕組み

- しっかり習った:66%
- 少し習った:26%
- 習っていない:2%
- 未回答:6%
生産の仕組み

- しっかり習った:56%
- 少し習った:34%
- 習っていない:4%
- 未回答:6%
財政と福祉

- しっかり習った:62%
- 少し習った:27%
- 習っていない:5%
- 未回答:6%
国際社会について

- しっかり習った:41%
- 少し習った:42%
- 習っていない:8%
- 未回答:9%
「日本国憲法」および「国民主権と政治」については概ねしっかり授業が行われているようだが、その他の項目では、それぞれ習っていない生徒が発生している。全体的には経済分野が弱いことが読み取れる。また、「国際社会について」は習っていない生徒が、一割近く発生している。ここでも、教科書の終盤に穴が発生している=時間が足りなくなっているという傾向が見られる。
4-3.地理の進捗状況についてお尋ねします。
様々な地域の成り立ち

- しっかり習った:64%
- 少し習った:29%
- 習っていない:0%
- 未回答:7%
身近な地域を知る

- しっかり習った:65%
- 少し習った:26%
- 習っていない:1%
- 未回答:8%
都道府県を知る

- しっかり習った:69%
- 少し習った:24%
- 習っていない:0%
- 未回答:7%
世界の国を知る

- しっかり習った:65%
- 少し習った:24%
- 習っていない:0%
- 未回答:11%
自然から見た日本

- しっかり習った:58%
- 少し習った:30%
- 習っていない:2%
- 未回答:10%
人口から見た日本

- しっかり習った:63%
- 少し習った:27%
- 習っていない:3%
- 未回答:7%
資源産業から見た日本

- しっかり習った:58%
- 少し習った:30%
- 習っていない:2%
- 未回答:10%
文化から見た日本

- しっかり習った:59%
- 少し習った:27%
- 習っていない:3%
- 未回答:11%
結びつきから見た日本

- しっかり習った:56%
- 少し習った:32%
- 習っていない:3%
- 未回答:9%
歴史や公民に比べ、「しっかり習った」という項目に片寄りが少ない。逆に言えば、歴史・公民の様に突出してしっかりやった項目がない分、全体的に「しっかり習った」割合が低い。教科書終盤の未履修は同様発生している。また、歴史等に比べ、目次タイトルから内容が把握しにくい為、回答を避けているケースが想定される。
