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京都市立中学校社会科指導実施状況報告書

平成18年11月15日京都市会議員(無所属)村山 祥栄

報告書 概要

これは義務教育課程における中学社会科の授業の進捗状況を、京都市立中学校卒業生を対象に実施したアンケート調査の結果をベースに独自の分析を加え作成した報告書である。

アンケート設計

調査名
「中学社会科指導実施アンケート」
調査方法
無作為抽出型 記入式
調査対象
京都市立中学校卒業生(現役高校生)
サンプル数
100
調査期間
平成18年10月01日〜10月31日
調査実施主体
村山祥栄政務調査斑

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はじめに

1.教科書の内容は最後まで習ったのか?

  • はい:34%
  • いいえ:66%

義務教育課程にもかかわらず、指導方針には全ての教科において最後まで指導する必要があるにも関わらず、3年間を通じて全ての授業を最後まで習った生徒は実に34% にしか満たない。

果たして、これで義務教育課程を本当に修了したと言ってよいのだろうか。我々の信ずる義務教育とは一体何だったのだろうか?

歴史

  • 全て習った:56%
  • 途中までしか習わなかった:42%
  • 未回答:2%
公民

  • 全て習った:51%
  • 途中までしか習わなかった:48%
  • 未回答:1%
地理

  • 全て習った:59%
  • 途中までしか習わなかった:33%
  • 未回答:8%

基本的に教科書の完結は極めて低い。最後まで習ったという学生はそれぞれ全体の約6割に満たない。由々しきことに約半数近くは、教科書を最後までしっかり習っていないのである。特に、公民分野は48%が途中で年度末を迎えており、しっかり授業を受けた感がない。

履修していても中身がしっかり教えられていなければ単位認定の意味がない。

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2.授業は教科書通り進められましたか?

歴史

  • 教科書通りだった:85%
  • 習った項目がバラバラだった:14%
  • 未回答:1%
公民

  • 教科書通りだった:74%
  • 習った項目がバラバラだった:21%
  • 未回答:5%
地理

  • 教科書通りだった:63%
  • 習った項目がバラバラだった:30%
  • 未回答:7%

全体的には教科書通り授業が進んでいる。歴史は概ね教科書に沿って授業が進められているが、地理は比較的ばらつきがある。項目が教科書どうりである必要はないが、先生によって教科書通り進めるパターンとバラバラに教えるパターンと言った差異の存在がわかる。画一化された授業が行われていないという点に注視すべきである。

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3.授業は教科書に沿ってちゃんと進められましたか?

歴史

  • 教科書の内容は全て習った:49%
  • 項目によっては飛ばしがあった:48%
  • 未回答:3%
公民

  • 教科書の内容は全て習った:60%
  • 項目によっては飛ばしがあった:33%
  • 未回答:7%
地理

  • 教科書の内容は全て習った:57%
  • 項目によっては飛ばしがあった:36%
  • 未回答:7%

教科書に載っている事項がその都度、現場判断によって省かれていることが分かる。俗に言う「飛ばし・中抜き」の実態が顕著に出ている。時間がかかると言われる歴史ではより顕著にでている。どういった根拠で飛ばしたかは判断しかねるが、現場の教員によって中抜きが常習化していることを示す。

我々は教科書に従って抜けなく進行していると信じています。だからこそ教科書の内容が議論の対象に値するのである。中抜きがこのように横行するならば、内容の精査は無意味なものと化すのではないでしょうか。

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