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平成19年度京都市予算編成に対する要望と回答

重点要望 組織再建策

信頼回復と再生の為の抜本的改革大綱の早期達成 新規項目

要望

職員の不祥事に際し、8月の臨時議会で示された「信頼回復と再生のための抜本的改革大綱」は今日の京都市の信頼回復のみならず、行政改革を大幅に前進させうる大変よく出来た計画である。不祥事を根絶させ、今後市民が誇りを持てる京都市の運営に向け、当大綱を妥協することなく、着実に確実に最速で完結させるよう強く要望する。

京都市からの回答

「信頼回復と再生のための抜本改革大綱」につきましては、平成18年度末までを「不祥事根絶に向けた強化期間」と捉え、全庁挙げて、全力でその実践に取り組んでおります。

引き続き、職員の更なる意識改革に向けた取組を強化しますとともに、年度内には、大綱に掲げる58の改革策のすべてに着手し、平成18年度末には大綱の到達状況について一定の総括ができるよう、今後とも、全庁一丸となって取り組んで参ります。

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NPM手法の大幅導入

要望

欧米型ニューパブリックマネジメント手法は行政組織のスリム化と活性化の有効的な手段とされ、近年、京都市も含めた自治体で研究実践がなされている経営手法である。

現在の行政運営をみるに、まだまだこの経営手法が根付いているとは言えず、取り組むべき課題は山積している。

顧客志向という観点では近年大幅な改善が見られているが、未だ十分とは言えず、また、競争原理という観点では、意識も薄いと感じる。民間企業及び自治体間での比較検討(ベンチマーキング)を促進させ、更なる改善努力を講じて頂きたい。

その他、成果主義、権限委譲等については後述するが、まず、NPM手法を効率的に用いた行革を行うことを強く要望する。

京都市からの回答

本市では、平成13年2月に策定致しました「京都新世紀市政改革大綱」におきまして、「補完性の原理に基づく市民と行政の役割分担の改革」と「NPM理論に基づく行政経営システムへの改革」を改革の基本理念として掲げ、行財政運営全般にわたる構造改革に取り組んで参りました。

さらに、平成16年7月に策定致しました「京都市市政改革実行プラン」におきましてもこの理念を継承しております。

本市におけるNPM理論に基づいた取組と致しましては、顧客志向として市民応対窓口サービスの質の改善と向上を図る「市民応対窓口サービス評価制度」等の実施、市場メカニズムの活用としてPFIや指定管理者制度等の手法も活用した民間活力導入の更なる推進などに取り組んでおります。

今後とも、これまでの取組を継続、発展させ、更なる市政改革に取り組んで参ります。

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目標管理制度の全職員への実施準備

要望

 行政に成果主義の導入を検討するという声が多い中で、その前段となるものが、人事評価である。

既に京都市もいち早く人事評価を行う基準として目標管理制度は現在、管理職以上を対象に導入をしていることは評価に値するが、目標管理制度はあくまで全職員に導入してこそ十分な役割を果たせるものであり、岐阜市をはじめとした先進自治体に遅れを取らぬよう早期に全職員を対象に行うことを要望する。

ただし、目標管理制度の課題は、評価する側の評価基準の平準化であり、一つ間違うと全く逆の方向へ向かいかねない制度であることから、十分な評価体制がとれることが全職員導入における絶対条件である。

この精査を十分行い、公正公平な目標管理制度となるように順次導入に向けて取り組まれたい。

京都市からの回答

目標管理制度の課長補佐級以下の職員への実施につきましては、課長級以上の職員への実施結果の検証も踏まえ、現在、研究・検討を進めております。

また、評価基準の平準化につきましては、制度の試行実施を開始した平成16年度から評価者に対する全員研修を実施し、円滑な制度運用を図って参りました。

今後も、引き続き、研修の徹底等により、評価者のスキルアップを図り、公正公平な目標管理制度の実現に取り組んで参ります。

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期末勤勉手当支給に係る成績主義の導入

要望

成績主義の導入はもはや公務員制度改革大綱で示されているように、時代の流れといっても過言ではない。

目標管理制度は、評価をするだけに留まらず、評価を何らかの方法で反映することが原則であるが、急激な成績主義、成果主義の導入は、現場に大きな波紋と様々な問題を併発する可能性が高いことを鑑み、まずは期末手当および勤勉手当に対し目標管理制度による評価をもとに緩やかな成績主義の導入を要望する。

無論、上記項目同様、十分な評価体制の確立が前提である。

京都市からの回答

成績主義の導入につきましては、「職員の意欲を高め、市民サービスの向上に資する」という観点から、職務・職責をより重視するとともに、勤務実績を考慮した給与制度について、勤務実績反映の在り方など、勤務実績をより考慮した給与制度の研究・検討を進めているところです。

なお、御指摘のとおり、公正・客観的な評価を行うことのできる体制、すなわち人事評価制度の整備がその前提となります。人事評価制度につきましては、管理職について、2年間の試行を経て平成18年度からは本格実施に移行しており、この評価結果を昇任選考や配置換えに活用しているところであります。

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抜てき人事の推奨

要望

都市経営総研のアンケート結果では、52%の方が減点主義が公務員の積極性を失わせると回答している。

一刻も早く、役所意識からの脱却が求められ、信賞必罰を徹底させ、民間同様やる者が報われるシステムを構築すべきであり、それこそがひいては「自ら考え自ら動く」政策形成能力の向上にも繋がると思われる。

年功序列からの脱却は、年々加速傾向にあり、これからの自治運営はフレキシブルな人事が求められる。他都市事例にもあるような2段階昇任等の推奨は、職員の意識向上にとって、大変大きな影響を与えるため、至急に職員任用規則を改正し、係長職以上の能力による昇任を促進されたい。

京都市からの回答

抜てき人事につきましては、本市では、いわゆる役所意識からの脱却を図るため、従来からの慣例や形式に捉われない柔軟な発想と実行力を持った職員を、これまでから積極的に登用して参りました。

その一例としまして、医師や消防職員の区長への登用、幹部職員への若手の抜擢,女性職員の積極的登用などを行っております。

今後とも、職員の意欲や能力の更なる向上を目指し、柔軟かつ積極的な人材の登用に努めて参ります。

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社会人経験者採用枠の拡大・期限付職員の採用

要望

現在の庁内の職員の意識改革に取り組むスタンスは高く評価できるが、民間企業と比較をすると残念ながら自浄能力の低下は否めない。

外部の人材登用を更に積極的に行い民間の感覚、感性をはじめ民間が取り組んでいる改革における様々なノウハウを吸収していくことが改革を加速させるうえで必要不可欠であり、影響力の強い特に課長級以上の管理職へも門戸を広げていくべきである。

同時に、財政難であるということもあり、低コストで高い効果が期待できる期限付き職員をうまく活用することも併せて要望する。

京都市からの回答

社会人経験者採用枠の拡大・期限付職員の採用につきましては、本市では、これまでから市民ニーズの高度化・専門化に対応していくため、「民間企業等職務経験者採用試験」の実施や公務部門内では得られにくい高度の専門性を備えた外部の人材の登用を積極的に行ってきております。

平成14年度には、ペイオフ解禁に対応した公金管理を行うため『金融専門員』を、また、平成17年度には、地球温暖化対策や本市環境行政に関する指導、助言を求めるため、『環境政策顧問』に民間からの人材を登用致しました。

今後とも、一般職の任期付採用制度の導入等を含め、外部からの更なる人材の登用について、引き続き検討して参ります。

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ベストプラクティスの発掘の推進

要望

現在ある経営改善手法の中で、経営改善と職員の意識改革を並行して行えるベストプラクティス(優れた取組)の発掘作業は、日産の販売改善といった事例を筆頭に民間企業の間でも極めて有効であることが証明されている手法である。

特に福岡市におけるベストプラクティスの取組はDNA運動という名前で、大きな成果を挙げている。職員の意識を最大限に引き出し、現場の声を具体的に市政に反映させていくことは、京都市にとって大変有効であり、それは人的資源を有効に活用することを意味する。

現行の提案制度は、その礎になるものであり、もったいないプロジェクト等着実にその取り組みは前進を続けている。おおいに研究され、本当の提案制度が根付き、京都市職員が高い意識を持って職務に専念できるようになるよう、引き続き全力を挙げて取り組むことを強く要望する。

京都市からの回答

職員提案は、職員の創意工夫と意欲の高揚を促すとともに、市政各般の業務改善、能率向上を図るうえで重要なものであります。本市におきましては、従前から実施する職員提案制度に表彰部門の新設などの制度改正、提案推進月間の設定、イントラネットによる周知等の改善を行い、職員の関心や提案意欲を高め、職員提案の促進を図っております。

また、平成13年度からは、民間企業の改革手法であるTQM(Total Quality Management)の手法を応用して、全職員が一丸となって京都市役所の制度、仕組みや仕事の仕方を改革、改善する「プラス・アクション21」の取組を導入し、各職場において、役割(使命)に応じた目標(テーマ)を定めて、所属長を中心に職員全員が話し合い、各職場でできることからの業務改善運動を実践しています。この取組を支援するため、各職場での取組のヒントや参考となる庁内の優れた業務改善活動を紹介する庁内誌「ほっぷ・すてっぷ」を発行しています。

さらに、「プラス・アクション21」の平成17年度以降の重点取組として、斬新なアイデアの実現や庁内の優れた業務改善活動の全庁的な浸透等により市役所全体での経費、時間、資産等の有効活用を図り、更なる市民サービスの向上、ひいては地球温暖化対策にも貢献するため、平成17年8月に若手職員で構成する「もったいないプロジェクト」チームを設置しました。そして、平成18年7月に同チームがまとめた「もったいないプロジェクト検討報告書」の提案につきましては、今後、全庁的にできる限り実現する方向で取り組むこととしています。

今後も、引き続き、職員の優れた取組を掘り起こせるよう、職員提案制度や「プラス・アクション21」の更なる活性化を図るなど創意工夫した取組を進めて参ります。

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ナレッジマネジメントの推進

要望

現在取り組んでいる市役所のイントラネットを基盤とした情報化は、着実に前進をし、効率的な行政運営に役立っている。

しかし、残念なことに未だにその道は半ばであり、職員全体が高い意識を持って有効に活用できているかは甚だ疑問である。

前項のようなベストプラクティスの共有をはじめ、様々な対応策やシステムを共有していくナレッジマネジメントは今やリクルートをはじめとする多くの企業の重要な戦略の一環として機能している。

コールセンターによる問題共有等の有効活用はもちろんのこと、各部局内の連携強化の為のナレッジをハード、ソフト両面から推し進め、さらなる情報の内部蓄積を容易にできるよう努められたい。

京都市からの回答

本市におきましては、平成18年3月に策定致しました「高度情報化推進のための京都市行動計画〜e-京都21(2006版)〜」に基づき、イントラネットを活用した本市全体の情報共有を推進するため、照会・回答、通知文書等の電子化の推進や、各所属で保有している要綱、要領、統計などの業務資料及び申請書等の書式を電子化し、庁内ネットワーク上において、閲覧できる環境の構築を推進しております。

また、日々の業務で作成する決定書等を電子情報として蓄積するとともに、他の所属からも必要に応じて迅速かつ容易に検索できる文書管理システムの運用を平成19年度から開始します。

さらに、平成18年1月の市政情報総合案内コールセンター(愛称:京都いつでもコール)の設置に併せて、コールセンターのオペレーターが市民の皆様からのお問い合せにお答えするための、約2、300件の予想質問を、所管課の協力のもと、データベース化しています。

また、コールセンターの運営を開始した後も、データベースの内容を、常に最新で適切な状態に保っているところであり、今後とも、コールセンターと各事業の所管課が連携をより一層密にし、イントラネットを活用した庁内情報の共有に取り組んで参ります。

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定員の見直し 新規項目

要望

事務事業評価を初め、各部署において、業務のチェック作業と更なる効率化を着実に進めておられることは大変喜ばしいことである。

しかしながら、8月臨時議会でもまち美化事務所の職員削減が提示された。それは、人員の過剰配置であったことを意味する。

同時に、効率化に踏み切らねばならない部署が未だ存在する。

トヨタでは新事業の立ち上げの際、必要人員の半分を配置し、その後不足分を追加し、最低人員で運営できる努力をしている。

そういった観点に立ち返ると、現在の定員の見直しを行うことは十分検討に値する。人員削減の原点にあたる定員の見直しを早速実施されたい。

京都市からの回答

定員の適正化につきましては、これまでから、数次にわたる行財政改革に間断なく取り組むことにより、平成7年度から18年度当初までの間に、3,095人を減員し、450億円近い財政効果を挙げてきました。

本市の厳しい財政状況を踏まえ、今後も、定員の見直しを進めるため、各局等が配分された定数の枠内で、事務事業の見直し等に応じ柔軟に人員の配置をすることができる「定数枠配分方式」を引き続き実施していくなど、市民の満足度やニーズを踏まえながら、真に必要な事業に職員を配置するのみならず、業務の内容や量に応じたより適正な職員数となるよう努めて参ります。

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行政改革課の機能強化 新規項目

要望

行政改革の推進は京都市の重要課題のひとつである。

事務事業評価のより細かな精査、結果から導かれる様々な改善策の提示を更に徹底することはもちろんのこと、様々な角度から京都市に課せられている課題、即ち住民サービスの向上、適正な行政運営、財政非常事態からの脱却に向けた取組み、職員の労働意欲の向上など、行革課に課せられた課題は山積している。

現行の行革課のさらなるレベルUPをお願いすると同時に、人員増強を図り、さらなる行政改革に努められたい。

京都市からの回答

本市では、平成16年7月に策定した「京都市市政改革実行プラン」において、全庁的な観点からの取組と局区による主体的な取組を区分し、両者が連携することで、より効果的な改革の推進を図ることとしております。

具体的には、全庁的な観点から、重点的に改革を推進する分野等を、年度ごとに「重点改革方針」として策定し、市民ニーズにより精通した各局区がマネジメント能力を発揮し、同方針や事務事業評価結果などを踏まえて、主体的に改革の取組項目を「局区運営方針」に掲げ、実行しております。

こうした取組により、財政効果についても、これまで以上に大きな成果を挙げることができております。今後も、引き続き、全庁的な取組と局区のマネジメントによる主体的な取組を相互に連携し、より大きな改革の成果を挙げられるよう、行政改革課と各局区とが緊密に連携を図りながら、更なる行政改革の推進に努めて参ります。

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職員の新規採用の大幅抑制

要望

京都市は目標を定め、職員の削減を着実に実行してきた。しかし、あくまでも退職者不補充という形が必要になり、大幅な職員削減が出来ないことが、市政改革、コスト削減にブレーキをかけてきた経緯がある。

そういった意味でこれからの10年は団塊の世代の退職に伴い職員が激減する極めて重要な10年である。この10年間にどれだけのスリムアップが実行できるかが将来の京都市を大きく左右するターニングポイントと言っても過言ではない。

現在の京都市の計画は、計画値達成によって行政のスリム化が完了できると言えるような計画ではない。つまり、今後も新たに民間委託、事業廃止といった課題が次々に噴出することが予想される。したがって、現在の削減計画通りに新規採用を行うことは、後々発生する行政改革にブレーキをかける結果になりかねない。

今、京都市は、退職職員マイナス新規採用(職員の純減)をどこまで進めることが出来るかにかかっている。そこで、慎重に検討し、将来に向けて大幅な職員の採用抑制を行うべきであり、強く要望する。

その点において環境局現業職等の新規採用の凍結は高く評価できるものである。同様に、現業職は時代の趨勢と共に民間に委託される流れが加速度的に高まってきている昨今においては、全面的に新規採用は当面行わないことを併せて要望する。

京都市からの回答

団塊の世代の大量退職は、一方で行政改革の好機でもあると認識しており、今後、退職者数の増加に合わせ、職員数の更なる適正化を進める等、可能な限り、採用者数の抑制に努めて参りたいと考えております。

また、現業職員につきましては、「信頼回復と再生のための抜本改革大綱」における改革策として、技能労務職業務の再構築のため、当面全庁的に採用を凍結することすとしております。

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分限処分の徹底実施 新規項目

要望

このたび全国に先駆け分限処分の実施を決定した京都市は、現行の公務員制度、いわば公務員身分保障における大きな弊害に先鞭をつけたといっても過言ではない。これは誇るべきことである。

そこで、分限処分における効果をしっかり発揮できるよう、懲戒基準に満たない職員の処分に留まることなく、職務怠慢職員の分限免職の実施に踏み切っていただきたい。

京都市からの回答

分限処分につきましては、本市では、平成18年10月に「京都市職員の分限免職の基準等に関する要綱」を策定し、非違行為を繰り返す職員、職場において支障行動を行う職員に対しまして、分限免職を実施していく仕組みを整えたところであります。

職務怠慢につきましても、指導により改善されない場合、指導に従わない場合などには、公務能率の維持及びその適正な運営の確保を図るため、厳正な対応を行って参ります。

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勤務怠慢職員の排除 新規項目

要望

職員の不祥事では、犯罪行為を行う職員が主な問題として提起されてきたが、実の問題は、現場作業を放棄した職務怠慢職員が職場に堂々と存在していたことである。

これは公僕あるまじき行為であり、税金の搾取とも言える行為であるが、それ以上に、周りの職員の士気を著しく低下させ、全体に大変大きな悪影響を与えることから、より厳正に、綱紀粛正を図られ、職務怠慢職員の徹底排除に努められたい。。

京都市からの回答

職務怠慢職員に対しましては、所属長からの個別指導や、さらにケースによって、局区等の服務監察担当が所属長と連携をとって当該職員を呼び出し、公務員としての責務について自覚を促すよう指導を徹底しております。

このような繰り返しの指導を行っても改善されない職員、あるいは指導に従わない職員に対しましては、懲戒処分や分限処分も含め、厳正な対応を行って参ります。これらの取組により、職場から怠慢職員を排除して参りますとともに、すべての職員が自らの職責を全うし、市民に信頼される市役所への再生を目指します。

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フレックスタイム制の導入 新規項目

要望

住民サービスの向上と業務の効率化および人件費の削減を同時に解消する一策として、フレックスタイム制および土日出勤を含めた変則勤務体制の導入がある。

現在の財務状態で、窓口サービスの時間延長や土日開設の実施には不可欠であり、また無駄な超過勤務手当ての削減、柔軟な役所運営に欠かせない制度であることから、制度として早期に整備されたい。

京都市からの回答

交替制勤務や土日勤務等の変則勤務体制につきましては、京都市職員の勤務時間等に関する規程に基づき、各所属において、必要に応じて実施しているところです。

また、職員の申告を経て当該職員の勤務時間を割り振るフレックスタイム制につきましては、時間外勤務が縮減される等の効果が期待できる一方、職員体制が薄くなり市民サービスの低下を招く恐れがあることや、職員の労務管理が困難になること、及び、職員の勤務時間等については国家公務員との権衡を失しないようにする必要があり(地方公務員法第24条第5項)、現時点で試験所や研究所に勤務する職員以外にフレックスタイム制を導入することは困難であること等の問題があるため、導入するに当たっては慎重な検討を要するところです。

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嘱託採用の推進

要望

11項でも申し述べた補完策についてであるが、補完はあくまで嘱託職員によって賄っていくべきである。

特に、高齢者雇用の促進が中央を中心に叫ばれる中、行政は率先してこれを推進していく必要がある。

特に、長年の経験と高い見識を備え、同時に正規職員に比べ人件費を大幅に抑制できる豊富な労働力は、京都市にとっても大変魅力的であり、特に、行政改革が過渡期で、局地的、一時的に労働力が欠如することが予想されることから、嘱託職員を効果的、効率的に配置していかれることを要望する。

京都市からの回答

嘱託採用の推進につきましては、嘱託職員の経験や見識の活用、人件費の抑制等の観点から有益であります。本市におきましても、これまでから積極的に採用を行って参りましたが、今後も、「市政改革実行プラン」に基づき、事務事業の徹底した点検、見直し等を行いながら、その必要性も十分に考慮し、嘱託職員の効果的、効率的な配置を行って参ります。

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民間委託化の促進

要望

小さな政府を作っていく中で、政府の提唱する規制改革・民間開放推進3カ年計画でも推進している民間活力の導入は至極当然の流れである。

現業職の民間委託化はすでに取り組みが始まっているところであるが、これを更に加速化させることのみならず、支払い事務、旅費事務といった事務事業等を始め、様々な分野でアウトソーシングを進められたい。

特に、輸送課など間接業務にあたる業務のアウトソーシングは退職者不補充をすすめながら、着実に移行されたい。

京都市からの回答

本市におきましては、これまでから、間断なく全庁を挙げて取り組んできている市政改革の重要な柱の一つとして、民間活力の導入を掲げ、積極的に取り組んできております。

平成16年7月に策定致しました「京都市市政改革実行プラン」(以下「市政改革実行プラン」という。)におきましても、民間活力の導入についてこれまで以上に重点的に取り組むこととし、同年9月には、民営化や民間委託のほか、PFI、指定管理者制度などの中で、最も適切な行政サービスの提供方法を選択するための本市の基本的な考え方等を「公民協働(PPP)推進の考え方について」として取りまとめております。

さらに、平成18年2月には、市政改革実行プラン等を補強するものとして、「京都市「集中改革プラン」について」を策定し、民間活力導入による行財政資源の有効活用に向けたより一層の取組を進めております。

市政改革実行プランの推進項目「民間活力の更なる導入」の主な取組事項の中で、「総務事務の集約化、委託化」を掲げており、具体的な取組としまして、旅費事務等の市民サービスに直結しない内部管理事務、いわゆる「総務事務」における民間活力の導入につきまして、平成18年4月に設置した総務事務効率化プロジェクトチームで検討を行っており、平成19年度は、総務事務効率化の実施に向け、総務事務効率化の基本設計を行って参ります。

今後とも、行財政資源の有効活用を図るため、経済性、効率性、市民サービスの向上、行政責任の確保など多角的な観点から検討を行い、引き続き、民間活力の導入に積極的に取り組んで参ります。

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不当要求行為・不適正執行の排除

要望

行政の課題の一つに、不当要求の対処というものが、積年の課題として存在する。過日も大阪府八尾市で団体役員による不当要求行為が全国ニュースとして取り上げられている。

市民の間でも「役所は声の大きい奴に弱い」といった指摘がなされ、また職員の中にも、不適正な執行が行われていることに理不尽さを感じているという声が存在する。こういったものが横行する限り、本当に公正、公平な行政運営を行うことは困難であり、こういった課題に真っ向から取り組んでいかねばならない。

現行の公正職務執行委員会はいまだ稼動しておらず、ほとんどさわやか職場推進委員会にゆだねられるものであるが、現場からの声をしっかり拾い反映できるよう、より強化した対応策を講じていく必要がある。

全庁挙げて、不当要求行為、不適正執行の排除に努められたい。

京都市からの回答

不当要求行為等の排除につきましては、本市では、平成15年度から職員に対する不正な働き掛けを防止し、公正な職務執行を確保することを目的に、有識者等で構成する「公正職務執行委員会」を設置するとともに、職員からの相談を受け付ける相談員を委員会に配置しております。

また、各局区等においても、所属職員から不正な働き掛けに関する相談を受け付ける機関として「さわやか職場推進委員会」を設置しております。不正な働き掛けを受けた職員やその上司が相談することのできる機関を複数設け、組織的な対応体制を構築することにより、職員が安心して職務に専念することができる環境を整備し、ひいては組織の自浄作用を高め、職員及び公務に対する市民の信頼を確保できるよう努めております。

今後も、「さわやか職場推進委員会」の活性化を図りながら、「公正職務執行委員会」との相互の連携を確かなものとし、公正な職務執行の確保に努めて参ります。

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有償ボランティアの有効活用

要望

昨今、自治体における行政のスリム化は重点課題であり、京都市もそういった取組を推進されてきた。

特に人件費の削減は大きな問題であり、この問題を論じる際の解決手法として民間委託という手段を声高に叫ばれる節があるが、活用すべき資源は民間企業や団体によるものばかりではない。

特に団塊世代の退職者が大幅に増加するこれからの時代、政府も雇用法を新たに策定し彼らの需要の喚起を促しているが、同時に京都市としても有効に活用していくべき人材である。

また、女性の社会参画の面から見てもこれを促進させる観点を行政は今後より一層強化せねばならないと考える。

そこで、そういった方々をターゲットに設定した市民との協働を模索していく必要がある。今一度、行政機構をすべからくチェックし、職員が直接執行せねばならない業務、ボランティアに委託できる業務、民間に委託できる業務を再分別するべきである。

そして、ボランティアに委託できる業務に関しては、市民を有償のボランティアとして市政運営に参画させ、有効な活用を図っていくべきである。

現在、埼玉県志木市が導入している行政パートナー制度は、極めて高いコストパフォーマンスを誇り、また市民と共に行政を作っていくという制度としては、大変優れた制度である。

既に窓口案内をはじめ842業務を行政パートナー(有償ボランティア)に委託することを決め、その一部を現在稼動している。

地公法や人材派遣法等々の課題を既にクリアした形で運用されていることから、これを参考に京都市でも有償ボランティアを有効に活用されるよう要望する。

京都市からの回答

本市では、最も適切な行政サービスの提供方法を選択するため、法定義務経費等を除くすべての事務事業について、事務事業評価において、「市民と行政の役割分担評価」の評価項目である「実施主体の妥当性評価」により、単に経済性や効率性のみならず、市民サービスの向上や行政責任の確保、秘密の保持、受託能力等の多角的な観点から判断して、サービス提供主体を民間に委託することなどを検討しております。

また、「市民との信頼とパートナーシップによる市政運営」を基本姿勢に掲げ、平成15年8月に施行した市民参加推進条例に基づき、平成18年12月に改訂した市民参加推進計画に掲げる施策及び事業を着実に推進することで、更なる市政参加の仕組みの拡充や市民活動の推進・支援のための取組を進めております。

ボランティアの活用につきましては、市民と行政の協働を実践する有効な取組の一つとして、子育て支援やイベント運営等において有償で実施しているものもございますが、今後とも、他都市の事例も参考にしながら、ボランティアを含め、市民の英知と行動力を活かした市政運営の推進に積極的に取り組んで参ります。

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ボランティア登録制度の導入

要望

現在、地域交流や地域教育が大変盛んである。

ボランティアとしての参加の仕方もヒトによって様々であり、持っている能力も千差万別である。適材適所という言葉のとおり、当人も組織も有効に能力を活用すべきである。

たとえば、「地域で英会話を子供たちにボランティアで教えたい」ということを希望している方とそれを望む組織のマッチングを率先して行うべきである。

現在運営されているものを統合し、ありとあらゆる能力別、特技別、時間別等、参加形態別、細分化した形でボランティア登録をして頂けるようなボランティア人材バンクを創設するべきである。

その上で認知を高め、本当に使い勝手の良い、京都市民の好意を有効に活用できる制度として運用できるよう取り組まれたい。

京都市からの回答

本市では、豊富な知識・技能を有する方が市立学校で教育活動を支援する「学校支援ボランティア」のほか、市民・芸術家・企業等に「文化ボランティア」として様々なかたちで文化芸術活動に参画いただき、文化で京都のまちを活性化させ、更には日本の文化の振興に貢献することを目的とした「文化ボランティア制度」等、ボランティアの登録・派遣制度を設けています。

また、市民活動総合センターでは、市民が自分に合った活動を探せるよう、自分の持つ技能等を提供したい人・団体と、それを求めている団体との出会いの場を提供する掲示板「ディスカバザール」や、市民活動に役立つ情報を書籍やパソコンで閲覧できる「情報コーナー」を設置しています。

さらに、福祉分野のボランティア活動につきましては、京都市福祉ボランティアセンターにおいて、電話や面接等により聞き取った個々人の希望や経験など様々な状況を踏まえ、各区ボランティアセンター(区社会福祉協議会が運営)や地域の社会福祉施設等への紹介を行っております。

なお、「ひと・まち交流館 京都」内の市民活動総合センター、福祉ボランティアセンター、景観・まちづくりセンター及び長寿すこやかセンターが共同により運営するインターネットシステム「団体・活動情報サーチ」において、ボランティアやNPO等の市民団体の登録に基づき、活動分野・対象者・内容等の基礎的な情報をはじめ、イベント、ボランティアやスタッフ募集等の情報を提供することにより、市民の方々のニーズに応じた活動に結びつくよう取組んでおります。

今後とも、こうした取組により、市民の皆様の知恵と力が京都のまちづくりに生かせるよう取り組んで参ります。

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外郭団体の統廃合の推進

要望

現在新たな数値目標と取組期間を明示した外郭団体改革計画をあらたに策定され、以前にも増して外郭団体改革にまい進されていることは大変喜ばしいことである。

自主自立の原則に従い、適正に運営されることを切望する。

更にこれを強化させるために、市が委託する業務に関しては、導入された指定管理者制度を有効に活用し、競争性を重視し、複数業者による入札形式の委託に切り替える中で、独立採算性を維持できないものは補完性の原則から改廃を今以上に厳しく検討されたい。

京都市からの回答

平成18年2月に策定致しました「京都市「集中改革プラン」について」で定めた「外郭団体のより抜本的な見直し方策」におきまして、平成17年度当初の外郭団体総数(47団体)の約30%(13~14団体程度)の団体の削減という数値目標を設定するとともに、統廃合等の取組工程表を掲げ、積極的に取り組んでおります。

平成18年度までに4団体の削減を行い、さらに、平成19年4月には、(財)京都市水道サービス協会と(財)京都市下水道事業協会の統合及び(財)京都市生涯学習振興財団と(財)京都市野外活動振興財団の統合を予定しており、着実に取組を進めております。

また、平成16年7月に策定致しました「京都市外郭団体改革計画」におきまして、本市が外郭団体に委託している業務につきましては、原則として複数の事業者から委託先を選定することにより、競争性を確保することとしております。とりわけ、施設管理を行う外郭団体におきましては、「外郭団体のより抜本的な見直し方策」に掲げているとおり、指定管理者制度の本格的な導入を踏まえ、次回の指定管理者の選定時期までに、団体の在り方につきまして改めて点検を行って参ります。

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外郭団体の特定協約の締結

要望

原則継続すべき団体に関しては、昨今の取組にある経営評価システムに加え、横浜市が先んじて導入をしている経営目標と責任の明確化を目的とした特定協約団体マネジメントサイクルを参考に、個々の団体と特定協約を締結し、現在のPLAN DO SEE サイクルに加え、明示した目標が未達成だった場合、団体の整理統合を検討するといったシビアな環境を設定し、更なる自主・自立的経営へ誘導するべきである。

京都市からの回答

本市におきましては、平成12年度から、外郭団体の経営状況の点検評価を行ったうえで、その結果を踏まえて、各団体に次年度の経営計画の策定を求める「経営評価システム」を実施し、平成18年2月に策定した「外郭団体のより抜本的な見直し方策」の中では、累積欠損を有する団体に対して、具体的に一層の経費節減や経営努力の方策を指導しております。

さらに、平成17年度からは各団体の経営計画を、平成18年度からは経営計画に対する経営努力結果を公表することで、目標管理の徹底を図り、計画の実効性を担保しております。

今後も、団体の目標管理をより実効性のあるものにし、団体の自立的、自立的な経営を促進して参ります。

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