【京都市左京区市議会議員】京都党代表-村山祥栄のブログ-つぶや記

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October

29

2018

続報】芸大移転の不条理を追う④夢の土地は芸大一択?

さて、再び崇仁のアンケートに話を戻したい。地区住民のアンケートによると、芸大の移転で「街が活性化する」と答えたのが20%と地域の期待値は低い。逆に「どんな施設が欲しいか」という設問に対しては、医療施設 147件、商業施設105件、住居47件、観光施設43件、大学等文化施設36件と大学ニーズは依然低い。
 昨今、京都はオフィス不足と住宅費の高騰が大きな問題になりつつある。働く場がないことと住宅価格が高く市外へ移転する世代が顕著だということだ。こうした課題の解決にも駅前再開発は一役買うケースが多い。例えば、東京駅の丸の内地区は不足するオフィス面積の解消に大きく寄与し、あの地区で26万人の雇用を抱えている。大阪の梅北ヤードにに建設されたグランフロント大阪は、オフィス・商業施設・ホテルの複合施設で経済効果は1000億円とも言われている。これらに加え、京都の場合、麻痺し始める新交通の拠点・新駅建設もこの地でしか出来ない。まさに京都が生まれ変わるチャンスなのだ。 
例えば、このエリアに2万人分のオフィスと研究機関や年間2000万人の商業施設(イオン京都の約2倍)、一日10万人が利用する駅(地下鉄四条程度)の建設も十分できる夢の土地だ。京都市はオフィス面積だけでなく集積が弱い。誘致するなら研究機関やソフト系のハイテク企業が効果的だと言われるが、集積地として考えるなら東京のオフィスとドアTOドアで3時間を切る京都駅そばしかないはずだ。もっと分かりやすく言えば、新駅やグランフロント京都、京都ヒルズみたいなものを作れる京都唯一無二のの土地だということを再認識しなければならない。
 にもかかわらず、京都市は、この地の利用について、芸大ありきで具体的に議論をしてきていない。
平成22年芸大の移転計画が本格化し、23年にかけて崇仁が有力候補地に浮上、それに連動して下京基本計画に突如大学の文字が刷り込まれ、23年にはみやこプラン実施計画に具体案が盛り込まれた。常に芸大ありきで議論は進み、それ以外の利用方法を検討してこなかった。京都駅前という稀少立地の土地利用の検討プロセスとして不適切と言わざるを得ない。