【京都市左京区市議会議員】京都党代表-村山祥栄のブログ-つぶや記

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October

29

2018

続報】芸大移転の不条理を追う② 西京区住民≦芸大??

一方、転出元である西京に目を移そう。
「西京区は京都市の西の玄関とも言える立地環境にあり、阪急やJR等による京都市都市部や嵐山などの観光地へのアクセスも便利であるとともに、大阪方面への通勤、観光、ビジネスにも利便性の高い地域」
これは、京都市が作る西京区活性化ビジョンの西京区の特徴紹介だ。なぜ、こんなに利便性を謳う一方で、京都市芸大はこの地が不便だから移転するとしている。まさに矛盾だ。
さらに、西京区活性化ビジョンは続く。
「郊外としての街の魅力を大切にしながら、学術機関に集う多くの研究者や学生、市内有数の農業資源、個性ある歴史文化資源、高速道路による広域アクセスなど都心とは異なる西京区ならではの資源を生かした仕事の創出を目指す」
これを読む限り、西京区にとって学術機関は西京の未来にとって中核をなす施設であることが分かる。学術機関とは具体的に芸大、日文研、京大、京経短を指すのだが、全生徒を足すと4000人で、芸大が移転するとその25%が離脱してしまう。これは西京区にとって大問題なのではないか。それとも、西京の未来よりも芸大の未来の方が大切だというのだろうか。
例に漏れず、2018年9月、京都党は芸術大学のある大枝地区住民197名にも対面式でアンケートを実施した。結果は、移転賛成11%、反対36%、移転すると活性化すると答えたのが0.5%、衰退すると答えたのが52%と見るも無残な結果だった。
反対理由は、「地元のつながりがなくなるのは寂しい」「芸大のイベントにいくから」「若者が減ると活気がなくなる」など40年近く地元に根付き、地元に愛されていることがよくわかる。この地域に住む住民は大枝6400人、新林8360人の合計14700人、学術機関と総括される日文研や京大のある隣地区の桂坂を入れると26300人に上る。当然、芸大の生徒数(1000人)よりはるかに多い。住民の思いに寄り添わずに、芸術に寄り添う姿勢には行政のチグハグが見え隠れする。転出元の住民には何の方向性も示さず、納得させる、説得する努力をしていないのだから、当然の結果だろう。