【京都市左京区市議会議員】京都党代表-村山祥栄のブログ-つぶや記

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June

04

2018

京都に学生を封じ込めろ 第二弾

人口減少の中、京都の起死回生の一策は、「18歳で転入してくる大学生を卒業時京都に留めること」だ。その為に、前回は寄付講座を提案したが、今回はワークプレイスメントの本格実施を提言したい。
 要は京都の学生を京都企業に就職させる。この一語に尽きるわけだが、その為には「接点」が必要だ。人気企業は例外なく学生の目に触れる有名企業だ。その企業のことを「知っている、利用している、見たことある」というのが第一の動機づけになる。つまり接点を作り出すことだ。特に中小企業の場合は、接点を作り、その企業の魅力を余すことなく伝える機会創出が必要だ。
そこで、現在存在するインターンシップ制度(短期間、大学生が就業体験をする制度)を発展させたワークプレイスメント制度の定着を提言したい。
 ワークプレイスメントとは、一言でいうと有償で長期的なインターンシップだ。有償化することで学生の経済的負担がなく、長期化させられる。長期化させることで、より深く相互理解が出来、良好な人間関係が構築され、より入社動機が高まる。夏季冬季の長期休暇は大手企業のインターンシップに希望が殺到する為、それ以外の時期での実施機会が強く望まれる為、長期で有償というのが重要になってくる。
もうひとつ、大きな特徴は、自由応募型にすると中堅企業に学生が応募しないが、ワークプレイスメントの場合マッチングさせる運営事務局が存在し、そこが学生の志望と企業の希望を聞き、マッチングさせる。これが肝だ。

東海地区では平成11年から東海地区インターンシップ連絡協議会(会長:名古屋大学総長)を発足させ、21大学と経済同友会など4つの経済団体で産学官連携の組織構成をし、長期有給型インターンシップ(ワークプレイスメント)を実施しており、文科省からもインターンシップの好事例として紹介されている。三重県でも地場企業の若年者の採用難が続く中、県として「中小企業の魅力体験緊急雇用創出事業」としてワークプレイスメントを実施している。
そして、京都市でも留学生向けに特化しワークプレイスメントを部分的に実施している。ただ、まだまだ事例も少なく課題も多い。
この事業が拡大させることこそが、京都の人口減少に歯止めをかけ、中小企業の人材確保、安定感のある就業へ繋がる。
そこで、行政が取り組むべきことは、下記の通りだ。
1)ワークプレイスメントのスキームを産学官で構築する
2)大学等へのインターンの単位化の推進
3)企業側のプログラム作成における行政のサポート
4)コーオプ教育(授業と就業体験を繰り返す教育プログラム)の推進
ちなみに文科省としても、ニッポン一億総活躍プランやひとまちしごと創生基本方針2016、日本再興戦略改定2015等にも、こうした取り組みを積極的に進める方針を出している。しっかりと取り組まれたい。