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2006年03月 アーカイブ

2006年03月02日

普通予算特別委員会第2分科会(第6回)-平成18年03月02日

村山 祥栄

私の方も有料化に関連して、幾つか質問をさせていただきたいと思います。

まず最初にお尋ねしたいんですが、過日、上京まち美化事務所の配置図、図面を頂きました。頂いた中で、会議室とか、色々あるんですが、2階の階段を上がった所と、3階の階段を上がった所の部屋、3階のそのまた隣の部屋、何にこの部屋が使用されているのかが書いてないので、それから教えてください。

事業部長(山岸吉和)

3階の階段を上がった所の部屋というのは、トレーニングルームということで、ダンベルとか、そういうものを置いた部屋でございます。

村山 祥栄

その隣及び2階を上がった所も、一緒に教えてください。

事業部長(山岸吉和)

2階には、ここについては、食堂兼休養室、また控え室等がございます。

村山 祥栄

ちゃんと答えてください。2階に上がった所、これは仮眠室ですね。3階隣、トレーニングルーム。トレーニングルームの隣の部屋、半分、休憩室みたいになってますね。出しましょうか、写真。ありますよ、全部。(発言する者あり)聞いてるんですわ。

まず、お尋ねしたいんですけども、トレーニングルームというのが、なぜまち美化に必要なのか。それから、何で仮眠室というのが、まち美化に備え付けられているのか。朝8時に来て、4時半に帰られるのに、何で仮眠が必要なんですか。それから、これらの設置費用は、一体どこから、どういう理由で支出されているんでしょうか。併せてお答えください。

事業部長(山岸吉和)

まず、トレーニングルームでございますが、御承知のように、ごみ収集の作業員は1日体を動かしている、肉体を使っての作業でございます。そういう中で、事務所に戻った後、あるいは空いた時間に、体を動かすということで、体力の維持増進を図っているというものでございます。

それから、なぜ休養室がいるかということでございますが、職員、1日の仕事が終わって、特に夏、冬、また祝日もかかわりなく仕事を致しております。そういう意味で、仕事が終わってきた後、ほっと一息する時間ということで、若干の休養ができる部屋というものを設けているというものでございます。

村山 祥栄

ちなみに、それは就業時間後ということでいいんですか。

事業部長(山岸吉和)

収集作業が終わって、それ以降の時間帯で使っている場合もございます。

村山 祥栄

分かりました、結構です。

どう考えても、私は要らないと思いますけれども、大体お忙しく仕事をなさっているんでしょうから、ゆっくり昼寝なんかする時間があるのかどうか、甚だ疑問に感じざるを得ません。

さて、少し視点を変えて、違う話を聞きたいと思いますけれども、作業員の主な業務というのは、基本的には、ごみ収集と搬送だと思いますけれども、頂いた資料を見てますと、規定回数が1日基本4回の原則、午前3回、午後1回という具合いで、収集作業をされてるようでございます。ちなみに、雨の日はどうなさってますでしょうか。

事業部長(山岸吉和)

雨の日につきましては、服装等も当然ぬれるということもございます。そういう意味で、お昼の時間を、3回、1回という通しで作業をしているケースがございます。

村山 祥栄

そうした場合、通しでやっていただいて、昼休憩を取っていただいても、精々多分1時、2時というところじゃないでしょうか。その後は、どういった作業をなさってますでしょうか。

事業部長(山岸吉和)

事務所によっても異なりますけれども、一つは、総合事務所ということで、市のパッカー車を持っている事務所がございます。そういう所につきましては、当然、パッカー車の清掃を行って、翌日の打合せ等を行っているところでございます。

村山 祥栄

正直、ちょっとお尋ねしたいんですけれども、どうですか。午前、気ぜわに走り回ってらっしゃいますね、収集作業に。雨の日やったら、午前に終わらせてる。普通の日でも、午後まで回ってやっていただいていますけども、収集済んだ後というのは、比較的時間に余裕を持って仕事をなさっているんじゃないんですか。

先ほどちょっと言いました施設の休息なんかを交えながら、ここに書いていただいている苦情処理とか、取り残したごみの収集を行うために、ある程度、待機に近い状態になっているパターンが多いんじゃないでしょうか。どうですか。

事業部長(山岸吉和)

基本的に、午前3回、午後1回という収集作業でございますけれども、京都市の場合、御承知のように、道路の状況が悪いとか、観光都市であるとか、また衛生面の問題等から、これまでできるだけ午前に重きを置いた、密度の濃い仕事をやってきたという経過がございます。

そういう中で、昼の作業が、午前、午後と比べますと、作業そのものは少ないという実態がございます。そういう中で、今、先生が申し上げられましたような、ごみの後出しとか、不法投棄等の連絡が入ったら、その対応、また翌日の連絡調整等の業務を行っているところでございます。

村山 祥栄

はっきりとなかなか申し上げられないとは思いますけれども、はっきり言って、ごみの収集の作業時間が、大体、1回行って帰って40分ぐらいですよね。4、50分というところですよね。だから、雨の日やったら昼過ぎで終わりますよね、当たり前。そんなん、1時間も、2時間もかかってたら、それこそ1日たっても終わらないでしょうから。

ということは、基本的に、直接的な業務に携わっている時間というのは、1日、大体3時間半から4時間ぐらいしかないということじゃないですか。極端な話、午前中に終えられる作業を、1日かけてゆっくりやっているという捕え方を私はせざるを得ないんですけども、その辺どうでしょう。

事業部長(山岸吉和)

若干、観点は違いますけれども、私ども、雨の日を除いては、午前、午後の作業、十分必要な時間だという風に考えております。それと、京都の場合、どうしてもクリーンセンターがほとんどのまち美化事務所から遠い所にございますので、搬入して、次の作業に入っていくということを考えますと、1回の作業を、私どもは大体70分程度の平均的な時間が掛かるという風に考えております。以上でございます。

村山 祥栄

結構です。はっきり言って、非常に寂しいというか、後半、ゆっくりと仕事をされてるような感じを感じ得ません。

ついでやから、一気に話してしまいますけれども、例えば2月17日、上京まち美化事務所、午後3時、1階のフロアで3人休憩、事務所業務に携わっていたのは1人。それから2階の休憩所奥の座敷で、10数名が車座になって、ゲームをしてました。それから3階のトレーニングルームに1人、その隣の休憩室で1人お休みになってました。これが私の見た現実です。

はっきり言います。忙しく、気ぜわに働いてらっしゃる方を、私は1人しか見てないわけですね。この現実を目の当たりにした中で、どれだけ一生懸命、午後忙しく働いてますと、いろんなことをされてますと言われて、私は全然納得がいかないんですが、どうなんですか。正直申し上げまして、もっと効率アップできると思います。別に彼らがさぼってるとかと言うつもりは私はないです。ただし、これは、もっと詰めて、ごんごんと仕事できることがあるし、やれることがあると思ってます。そういう意味で行くと、はっきり言って、今回、調べて分かりましたけども、今までずっとこういう状況が多分続いてきたんじゃないんですか。

今回、有料化をしていく中で、市民の方に御負担を求めないとあかん。そういう話をしている中で、こんな状況を、本当に彼らは一生懸命やっているという状況やと理解しているんですか。私は、失われた公共利益はかなり大きいと思ってます。これで損なわれた金額は、有料化で得られる収入よりも圧倒的に大きい。こんなことを放置しておいて、一体だれが責任取るんですか。市長は、改革をしていかなあかんということで、一生懸命やってらっしゃるじゃないですか。それを受けて、局長も走り回ってらっしゃる。現場の職員も必死にやっているんじゃないんですか。じゃ、一体だれがこんな状況を放置してたんですか。ほとほとあきれてしまいます。

大森部長、この前から何度も言うてくださってますけど、頑張ってる、頑張ってると。この状況が、本当に市民に理解の得られる、頑張ってる状況なんですか。それとも、組合が働かないんですか。働かへんとボイコットしてるんですか。違うんじゃないんですか。じゃ、一体、だれがこれをほったらかしにしているんですか。ちゃんと説明の行くように、していただきたいと思います。

私はこれは、管理側の問題やと思ってます。彼らが働かへんのじゃなくて、ちゃんとシフトを組んで、働いていただく環境を作ってないことに、私は問題やと思ってます。これ、きちっと是正していただくまで、私、もうすぐ議会も、3月も終わりますから、何度でもまち美化へ行きますし、何度でもきちっと正式にお話をしたうえで、お邪魔させていただきたいと思っています。ちゃんと今の質問に、答えられる範囲で答えてください。答えていただいて、私の質問を終わります。

事業部長(山岸吉和)

まず、今回の有料化の意見交換会の中等でも出ておりましたが、一つは市民の皆様が丁寧な作業、先ほど津田議員の方からもございましたが、そういうことを求めておられるという意見はたくさんございます。丁寧な作業、安全確実な作業をするということは、そういう意味で行くと、ゆっくりの作業をやると。そういう意味で行くと、職員の安全作業にもつながるということでございます。場合によっては、今、午前にかなり集中した作業をしておりますけども、作業形態についての見直しも検討しなければならないのかなという風に思っています。

それから、今回の有料化、それから19年10月の廃プラの全世帯拡大ということでございます。こういう中にあっては、私ども以前から何度も申しておりますように、現有の人員、機材で、乗り切るということで、そういう意味で行くと、ノルマアップを目指して取り組んで参ります。以上でございます。

村山 祥栄

結構です。

主査(せのお直樹)

それでは、環境局の審査はこれで終わります。理事者の皆さん、御苦労様でした。

2006年03月09日

普通予算特別委員会(第4回)-平成18年03月09日

村山 祥栄

では、最後になりましたが、最後も私の方からごみ袋の有料化について御質疑を申し上げたいと思います。

再三議論もあったところだと思いますが、今回のごみ袋の有料化、いわゆる市民の方々に負担を求める際に最も重要なことは、やはり応益負担の観点が一つ。それと、もう一つは、行政自身が不断の努力でしっかりと身を削ってこれに取り組んでいただくことであると、このように考えております。

そういった意味で、ごみ収集事業に関する問題点は、過日の局別質疑の方でも幾度とお話をさせていただいたところでございますが、大切なことは、そういった種々の問題をいかにして乗り越えて行くかということが、やはり今求められているのではないのかなと、このように思っております。

ごみ収集をはじめとする一連の事業ですね、御承知のとおり、現業職の在り方そのものを問われている問題だと思っております。そういった意味で行きますと、幸いにして、この京都市は既に交通局において一定の成功を見ることができるじゃないのかなという風に思っています。

また、桝本市長がこの10年間進めてこられた高い経営手腕を振り返れば、形は違えども既に先例をしっかりと持つ桝本行革がこの問題を解決できない理由がないということは前提に御質疑をさせていただきたいと思っています。

今回、まち美化事務所の効率化を図ることで不法投棄の監視の専従班を100人捻出をいただきました。その結果、ごみ処理単価は一定額削減されることになり、これは非常に大きな一歩であるという風に認識をしております。しかしながら、これで十二分に改革が進んだという風に言い訳にもならないんじゃないかなと思っております。

そこで、私は、しっかりと環境局自身が今回のこのごみ袋有料化という契機に、経営改革に着手をしていただいて明確な目標を高く掲げ、また、目標に向かって実現をしていただくように心から期待をするものであります。

私の方から幾つか経営改善策についてご提言を申し上げたいと思っておりますが、まず、一つは、現在、1収集車当たり、運転手1名、収集員2名という3名乗車体制で運行されておりますが、例えばこれを2人編成で行った場合、直営の職員が239名、それから、委託で行きますと37名分、ざっとこれだけで16億円の削減効果がございます。

また一つ、現在の規定収集回数は、過日の議論の中でも4回という風にお伺いをしておりますが、これを例えば5回にすることで、運転手、収集員、共に51名の減員、また、パッカー車も同じように51台分の削減が可能になります。これでざっと10億円の削減効果が見込まれると思います。細かく申し上げるつもりはございませんが、車両の耐用年数の延長であるとか、委託制度の見直し、積載量のアップ、コストカット等々しっかりと行っていただくことでかなり大きな削減、また効率化が上がっていくことができる風に私は考えております。

また、これが実現しますと、一気に、今の全国のごみ行政を見ておりますと、これができた所はほとんどございませんから、全国屈指の低コストのごみ処理自治体に変ぼうをすることができるんじゃないでしょうか。今回の100人の専従班を捻出していただいたうえで更に効率化を進めてくださいというのは非常に厳しいことであることは重々承知でございます。

しかし、正に字のごとく、血のにじみ出るような努力をしていただかなければならないと思っております。なぜならば、市民の皆さんに新たに負担を求めるということは、市民自身に血がにじみ出るような努力のうえにこういった有料化が成り立っているということを十分御認識なさっていただいていると思いますが、重く、改めて受け止めていただきたいと、このように思うわけであります。

来る団塊の世代の退職者、前回もお話致しましたが、焼却部門を含めて現業職440名の退職者を生み出します。これに対する不補充をどうするのかというようなことは、初め交通局が策定していただいていますようなルネッサンスプランのような、5箇年計画というような年限をしっかりと定めた計画を立てて着実に着手をしていただきたいという風に思います。そして、それを市民の皆さんにしっかりと、行政もこれだけ頑張っているんですよということをアピールしていただきたいと思います。

今回、ごみ辞典なんぞというものも市民の皆さんに全戸配布されるというお話も伺っておりますので、そういったタイミングに、行政自身、これだけやっていますよということをしっかりアピールをしていただいて取組を進めていただきたいと思っております。これに対する御見解と御決意を賜りたいと思います。

それともう1点、ごみ袋有料化における不適正排出の件、これ、先ほど来から何度もお話をされているところでありますが、間違いなく有料化が実施された後、普通袋による廃棄というものが多数見受けられることはもうお話でもあったとおりでございます。

その中で、一つ御提案でございますけれども、こういった不法投棄を防ぐ一番大きな目線というのは、やはり住民の方々の監視の目ではないのかなという風に思っております。そういった意味では、昨年の秋からこれだけ地域に入り込んで色々と住民の皆さんとお話を重ねられているうえでございますから、できれば、例えば半年とか1年という、これまた時限的な形で近隣の住民の皆さんに、ボランティアの監視員制度というのを設けてしっかりと見届けていただけるような形にすれば非常に前進するんじゃないのかなと。

どうも、これもやっている自治体の話を聞いておりますと大きな成果を挙げておるように聞いております。併せてこの二つ、御見解をお尋ねしたいと思います。

副市長(松井珍男子)

委員から貴重な御提言をいただきました。

この度、市民の皆さんに有料指定袋制の導入に伴い新たな御負担をお願いすることになります。このため、私どもと致しましては、高品質で満足度の高い市民サービスを提供していく、このことと併せまして、今委員御指摘がありました問題点を踏まえて、今後とも不断に効率化に向けて前向きに取り組んで参りたいという風に思っております。

それから、2点目の不適正排出者等への監視を近隣住民の皆さんのボランティアでやってはどうかという、この御提起でございますが、先行事例、成功事例等もあるという話でございますので、そういう先進都市の事例にも学びながら、近隣の人が監視するというのは非常に難しい問題もはらんでいるという風に思いますので、しかし、それらも含めて一度検討をしてみたいという風に思います。

村山 祥栄

是非、やはりちゃんと計画を立ててやっていただきたいということは重ねてお願いしておきたいと思います。

ここに一つの資料がありますけれども、これは、大阪市の市政改革本部が作っております、今回の市政改革の中で具体的に環境をどう捕えていくんだということで非常に細かい分析をされて非常にいい資料が出来ています。こういったものを是非作っていただきたい。また、こういったものを参考に、是非ともそういったスタンスで進めていただきたいと思います。

以上で終わります。

委員長(小林正明)

以上で付託議案に対する質疑を終了致します。理事者の皆様、御苦労様でございました。

2006年03月16日

普通予算特別委員会(第5回)-平成18年03月16日

委員長(小林正明)

ただ今から、普通予算特別委員会を開会致します。欠席届が川中委員から提出されております。

本日は、付託議案について、討論結了致します。

それでは、付託議案34件について、各会派で検討されました結果を一括して御発表願います。

村山委員。

村山 祥栄

私の方も付託されました議案34件、原案どおり賛成致します。

委員長(小林正明)

お聞き及びのとおりであります。それでは、これより表決を採ります。

まず、議第1号、第3号、第4号、第13号、第24号、第26号、第27号、第33号ないし第35号、第43号、第52号、第610号、平成18年度京都市一般会計予算ほか12件以上13件を一括表決に付します。

本案は、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。(挙手多数)

挙手多数であります。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定致しました。

次に、残余の議案21件については、いずれも原案どおり可決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決すべきものと決定致しました。

なお、付帯決議のとりまとめについては、正副委員長と各会派の代表の方に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

御異議なしと認め、そのように致します。

次に、本会議における委員長報告の文案については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

御異議なしと認め、そのように致します。これをもって、普通予算特別委員会を散会致します。

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