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2005年03月 アーカイブ

2005年03月02日

公営企業(等)予算特別委員会(第7回)-平成17年03月02日

村山 祥栄

最後になりました。御質問をさせていただきます。

少し難しい話が多かったので、こんな話をしたいと思うんですけど、私、昔外務省の所管の特殊法人でバイトをしていたことがあります。バイトに行って何をするかというと、とっても暇でございまして、池袋で今日はお菓子を買ってこいとか、明日は所沢まで行って何か取ってこいだの、退屈なバイトをずっとさせられていたんです。

一体何をしているのかなということで行きますが、結局特殊法人でございまして、外務省のOBさんがのらりくらりと来て、業務委託を丸々受けてそれを遂行しているという所なんですけれども、本当にコスト意識どころか、のらりくらりとした何という職場なんだろうかというようなことを思ったことが以前あったんでございます。

ちなみに、企画総務部長(乾雅晴)という、公営企業という一つの組織を所管されているトップの局長に、こういう組織というのはどうしたら再生できるんだろうなという、少し論点がずれてしまうんですが、お尋ねしたいと思います。いかがでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

大変今日的な大きな重要な課題を今先生から御指摘いただいたのではないかという風に思っております。本当に外郭団体の在り方というのは色々難しい問題があろうという風に交通局としては考えてございます。

確かに経費の削減のために、それまで交通局の職員が直に行っておったことを外郭団体にOB職員等を再雇用することによってその業務を代行するといいますか、実施してもらうというようなやり方でやってきたというのがこれまでの外郭団体の在り方の基本でございました。

ただ、その中で、今日的な問題として、実は次の展開というのが出て参ります。これはもう既に御承知のとおり、年金制度が65歳支給に変わりますことに伴いまして、高齢者雇用に関する法律が改正になりました。平成18年4月からは一定の暫定期間が置かれるわけですが、義務付けというのがございます。そうしたことも踏まえた中で、この外郭団体問題を考えていく必要があるのではないかという風に考えております。

村山 祥栄

ありがとうございます。特殊法人の話を聞いたつもりやったんですが。

早速話の本題に入っていただいたので、本題に入りたいと思います。正に今回問題とさせていただきたいのは、協力会についてでございます。今少し今後の見通しのお話をさせていただいたんでございますけれども、少し振り返って、現在協力会が行っている業務委託について検証していきたいなという風に思います。ただ、時間の関係もございますので、かいつまんでお話をさせていただきたいと思います。

まず、協力会に委託をされてございます、いわゆる随意契約で行っているものが10項目あると思うんですけど、その中の誘導業務という、いわゆる構内に入ってくるバスを誘導していただくような業務がございます。事前に資料を頂いておるんですけれども、これの支払が6,790万、年間で協力会に対してお支払いいただいているわけでございますが、この積算方法が、1日当たり8,664円掛ける366日掛ける20.8人という計算になってございますが、日当と日数は分かるんですが、この20.8人という根拠をお示しいただけますでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

今先生御指摘いただきましたのは平成15年度の契約の内容ではなかったかと思いますが、現時点で実際に協力会としては、この誘導業務に26人程度を掛けて行っております。いわゆる延べ、これだけの人間を張り付けるということで算定した根拠が20.8人であるという風に認識致しております。

村山 祥栄

そうですね。20人で運営されていませんよね。私も何度も現場に足を運んで見ていたら、正にそのとおりでございます。

しかし、これを見ていますと、一人当たりという積算をされているんですが、配置時間は朝の6時から20時であったり、17時から22時であったりとかというのを、おしなべてこういった1日8,000円という単価計算をしているのが非常に理解し難いものがあるんじゃないのかなという風に思います。

それから、先ほどの20.8人というベースで算定をすると、ざっと1日4時間半ぐらいの業務になります。更に細かいことを言うと、時間単価1,958円という単価だけ見ると、非常に高い単価で業務を委託されていると思うんですが、この価格が適正かどうか、その辺はいかがお考えでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

業務内容そのものについて、先生が現地を御覧いただきましてよく御存じだと思いますけれども、朝の早い時間から、それから状況によりましては夜のかなり遅い時間まで外部でずっと行う仕事でございます。文字どおり、雨であろうが雪であろうが当然でございますけれども、やる仕事でございます。1年365日それも実施致しておる、そうしたことも踏まえて妥当な金額ではないかという風に考えております。

村山 祥栄

成る程、分かりました。僕も1,900円もらってやりたいなと思いますけど、それはいいとして、ちなみに誘導業務、各場所によって業務のやり方が全然違うんですが、例えば私の地元でございます北白川の仕伏町という場所がございます。ここはバスの折返地点でございまして、道路上を使って折り返すので、ここに誘導が必要だということで配置されていると思います。しかし、バスは1時間に、少ないときで2本、多いときで4本から5本ぐらい来るんですが、誘導していないときは何をされているんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

基本的には、バスの誘導をする必要がない場合には待機するというのがこの仕事でございます。

村山 祥栄

さようでございますね。大体時間前になると、掘っ立て小屋みたいな所からぴょこぴょこぴょこっと出てきはって、ちゃかちゃかっと誘導してまた入っていかはるんですね。私、これを見ていて、これが確かに朝から晩までという業務であるのはそうなんですが、時間単価2,000円も出すのに金額が妥当かどうかというのは非常に疑問でございます。

それから、併せてお尋ねしたいんですが、この配置人員の時間を見ていますと、毎日時間が重複して入っている時間がございます。例えば北白川で行きますと夕方の7時半から8時までの間、ここは2人体制になっていますね。現実は3人いらっしゃるんでしょうけれども、そういう形でずっと積算を積まれております。これに関しては、なぜそこの部分だけが2人になっているのか、お答えいただきたいと思います。

企画総務部長(乾雅晴)

今先生御指摘の北白川仕伏町の平日の私どもの契約上の配置人員ということで御指摘いただいたと思いますが、1人は朝6時40分から20時の時間帯をカバーせよというものでございます。もう1人、2人配置しているのではないかというのは、17時35分から22時までの間、正確には22時5分ということですが、それまでの間もう1人を配置せよというものでございます。当然この間、1人は食事を取るわけでございますから、その交代を兼ねて2人をこの場に張り付けているというものでございます。

村山 祥栄

食事を取るために2人張り付けておるということで理解してよろしいでしょうか。6時間も7時間も重複している日がございますけれども。どっちにせよ、この誘導業務、この時間単価とこれだけの業務時間を重複して依頼する必要があるのかどうかというのは、本当に疑問を感じざるを得ません。今の説明で納得感も得られておりません。

ほかの業務はどうかということで、たったかたったかほかの業務をちょっと見ていきたいと思うんですけど、例えば燃料補給業務、市バスそのものは、運転手さんがバスに燃料を入れんと、直接オイルマンという方がいらっしゃって燃料補給されていると伺っています。これに対して1年間で9,000万のお金が支払われていますね。

これは今度は積算の仕方が、一人当たり年間334万掛ける26人という積算になってございます。先ほどは1日当たりであって、今度は年収ベースで積算をされていたり、いかんとも積算の仕方に理解し難いものがあるんですが、この辺はいかがなんでございましょう。

企画総務部長(乾雅晴)

燃料補給業務でございますけれども、元々交通局職員が直営で実際に燃料を補給して参っておりました。非常に経費が高く付くということで、OBの職員に、退職スケールと合わせてですが、これを順次切り替えて参りました。その中で、協力会でこの職員を雇用し、協力会業務として実施してきているというのが現状でございます。

したがいまして、現状で今先生御指摘の部分は平成15年度の部分でございますけれども、そうしたものに対する一人当たりの人件費計算で算出をさせていただいたというのが実態でございます。

村山 祥栄

先ほど来からお話をずっとされているんですけど、私、アクションプログラムをこの前から見ていましたら、経費の削減という所でかなりきっちりやっていくんだ、プラン・ドゥ・チェック・アクションでやっていくんですよという話をされていて、なぜこの辺がずるずるになっているのかが理解できません。

それから、燃料補給業務ですけれども、これ、例えば九条営業所で行きますと、4人体制で2人ずつ、2人から3人勤務されていますね。1日大体8時間勤務ですけれども、お話を聞いていますと、実働は4時間しか働いていないよと。実際そこに1人おったら補給業務というのは成り立つんですが、なぜここに2人も3人も張り付ける必要があるんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

燃料補給業務そのものについても、先ほどの誘導業務といわば同じような状況がございます。当然人間がそこに張り付いておるわけでございますから、交代要員等も必要になって参ります。長時間1人でそこで現実に可能かというと、可能ではないという状況ですので、一定の人員を配置し、そのローテーションでやらせていただいておるというのが今の状況であります。

村山 祥栄

分かりました。ちょっと話をそらします。

終業点検、バスの点検、運転手さんが車を降りはるときに終業点検とかというのはされているんですよね。それって、時間はどれぐらい取られていますでしょうか。

自動車部長(水口重忠)

終業点検といいますか、車内の遺留物の点検ですね。それについては、運転手によって補給時間が違いますので、帰着して燃料補給をすると。で、独自の定位置に従った所にバス車両を置くと。で、停車をさせ、車内で戻りまして、後ろのみんなを見ましてですから、営業所の点呼バスとの関係もありますが、中の点検だけでありますとものの1分も掛からない、1分から2分ぐらい。その間、後、運賃箱を抜いたり作業して営業所に帰着しますので、距離によって少し違うと思っております。

村山 祥栄

ちなみに、今お話しいただいたときに、給油をして場所に戻してという話で、最後終業点検をするという話なんですけど、この給油している間、先ほど言った燃料補給業務の人が燃料を入れているわけですよね。この間運転手さんは勤務時間なんですか、勤務時間外なんですか。

自動車部長(水口重忠)

勤務時間内であります。

村山 祥栄

ではお尋ねします。洛西営業所さんには燃料補給業務をされている方はいらっしゃいますか。

企画総務部長(乾雅晴)

洛西営業所は、近鉄及び阪急に今委託をしておる営業所でございます。燃料補給業務も併せて行っていただいております。

村山 祥栄

なぜ、近鉄や阪急さんに管理の受委託をお任せしている所は、運転手御本人さんが燃料補給業務を行って、直営でやっている所はこうして人にお願いしてやらなきゃいけないんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

洛西営業所だけでございますので、横大路営業所につきましては、現在も協力会の方で受託して燃料補給業務を行っております。

ちなみに、洛西営業所の場合にはそれほど大きな課題にはなっていないわけでございますけれども、都心部に近いといいますか、幹線道路に面した営業所の場合、それから所属車両の大変多い営業所の場合でございますが、主に給油はバスが営業所に戻ってくるときに行っております。

おおむね車によっても違うんですけれども、そのときの時分でも違うんですが、長いもので5分、短くても3分ぐらい給油に時間を要します。そうしますと、一時に戻ってくる営業所については、実際にその業務をいかに効率よくやっていくか、それによって実際、例えば烏丸営業所ですと、地下に御承知のように営業所がございますが、地上部で給油をするんですけれども、出発側はいいんですけれども、到着側にバス車両が大変並ぶとか、そういった日常的な状況がございまして、いかに効率的に給油するかというのは大変重要な問題であるという風に考えております。

村山 祥栄

ということは、燃料補給業務は運転手にはさせられないという、こういう理解でいいんでしょうか。

ちょっと話がそれるんですけど、1日1回燃料補給したら大体持つと言われていますよね。200系統、いわゆる循環系はちょっと無理でしょうけれども、それ以外は大体できると伺っているんですが、1両につき3回も4回も補給するパターンが非常に多いと。1回につき3リットルとか10リットルしか補給せえへんよということが結構多々ありますよというような話を伺ったんですが、ちなみに、更に話を聞いていると、ダイヤに組み込んで進めているのでそういうことになっているんですというような話なんですが、これもまた無駄な話だなと。ますます無理して仕事を作っているんじゃないのかなと思わざるを得ないんですけど、この辺はいかがでしょうか。

自動車部担当部長(前田文男)

バスの燃料補給ですが、おおむね1日1回で、そう頻繁にということは通常は有り得ません。おおむね1日1回という状況でございます。

委員長(ふじい佐富)

ということで、村山委員、申し訳ない。時間になりました。

以上で、本日の質疑を終了致します。理事者の皆さん、御苦労様でした。委員の皆様も御苦労様でした。

2005年03月03日

公営企業(等)予算特別委員会(第8回)-平成17年03月03日

村山 祥栄

24時間ぶりに帰って参りました。昨日の引き続き、協力会についてお話をさせていただきたいと思います。

昨日はちょっと途中でしり切れになってしまったんですが、とにかく昨日は誘導と燃料補給についてお話をさせていただきましたけれども、いただいた御答弁では、なかなか納得のできるような御答弁が返ってきておりません。

別に、協力会そのものが駄目だとかというわけでは全然なくて、やはりこの組織そのものは私は非常に有意義な、特に、これから高齢者が増えていく中で、再雇用とかいった問題をこういった所でしっかりと解決していくと、そういう意味で、非常に大きな意義を持っている組織であるという風に考えております。

しかし、過日頂きましたこの協力会に対する業務委託に関して、ただ、この積算及び金額につきましては、到底納得できるものではございません。したがって、その点についてだけ今日は御質問をさせていただきたいと思います。一つ一つやっておると、また時間が足りなくなって後であちゃということになりますので、まとめて御質問したいと思います。

まず最初に、なぜ協力会に対して、今、10項目の業務がございますけれども、これが随意契約という形で行われているんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

まず、先生のおっしゃいました10項目、一番最初の項目は、実は、乗車券の販売手数料ということで、これは、定期券の発売も含めまして、色々な乗車券類を売った場合の手数料としてお支払しているものでございますので、これは一定比率でお支払をするという契約でございます。

それ以外の九つの項目について先生はお尋ねだという風に御判断をさせていただきたいわけですが、まず、昨日の論議でも若干触れさせていただきましたけれども、私どもと致しましては、現職時代、元々、交通局の職員としてこの仕事を過去にやって参りました。例えば、燃料補給業務は、燃料種という専門の職種がおりまして、実際にそうした業務に当たってきた。あるいは、バスの誘導についても、誘導をする専門の職種ということで当たってきたということ。その中で、やはり経営効率化を進めていくということで、最大限色々な経験を積んでおるそうした人間が退職するに当たって、退職後のOBという形で協力会の方に雇用をさせ、その協力会の方でこの仕事を請けさせてきたという経過がございます。そうしたことから、そうした部分の業務につきましては、基本的にはこれまで随意契約で行ってきたというものでございます。

ちなみに、それ以外にも、案内業務でありますとか、あるいは遺失物の取扱いと言いますか、忘れ物ということでございますけれども、あるいは、私どもの壬生の本局の守衛業務、こうしたものについて、そうした知識が必要だということを前提に今日まで随意契約でやらせていただいたものでございます。

村山 祥栄

成る程、分かりました。

ただ、やはり聞いていますと、広告の取付けの取り外しとか、若しくは、誘導もそうですし、後は、構内管理、中の整理整とんですよね。こういったものが、本当に経験を有した方でないとなかなかスムーズに行かないかどうかということは甚だ疑問であります。

ちなみに、この出されている積算、そういう意味では、我々からすると、どこまで本当に適正かどうかというのが甚だ疑問でなりません。そういう意味では、皆さんすべてこれは適正な価格であるという根拠を持った御説明をいただけるんでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

現時点で、この金額そのものがどうかというのはございますけれども、基本的に、これだけの業務に対してこうした根拠に基づいてやってきた。ただ、その後、毎年私どもが委託料の減額という形で対処を求めております。そうした中で、単価的には、若干根拠を、逸脱ではございませんけども、低くなってきたという側面があろうかと思います。

村山 祥栄

おっしゃるとおり、委託料の減額に関しては、この5年間、先日資料を頂きましたけれども、5年間で17パーセントという、非常にコストをぐっと落としてこられているという部分で、これに関しては評価することができるなという風に思います。

しかし、だからと言って、この金額が妥当かどうかと言うと、逆に委託料の減額がどんどんできるんだったら5年前はどうだったんですかという話に逆になりかねないという観点から行きますと、決して今の状況が適正かどうかというのは、やはり分かり難いところがあります。

ちなみに、この議論、別に今、始まったばかりではなくて、以前から何度も、与党の先生方をはじめ、皆さんがこういった場で議論をされてこられたと思います。そういった中で、今の価格、委託料の話は分かりました。それと、清掃業務が入札になったということも理解をしております。それ以外に何か変わったんでしょうか。また、これが適正であるという比較検討ということは今までされましたでしょうか。

企画総務部長(乾雅晴)

ただ今、先生がおっしゃいました部分以外では変わっておりません。

具体的に比較検討に今、着手をしているところであります。昨年の6月に検討委員会というものを局内に立ち上げまして、委託業務の在り方を含めて、すべて原点に立ち戻った形で現在、点検を進めているというものでございます。

村山 祥栄

成る程。今、比較検討を始めておられるということでございますが、少しちょっとこういった資料がありましたので、読ませていただきます。

協力会の仕事と、それに要する言わばお金というものを、協力会とは全然違う所でそんなんを賄ったらどれぐらいの金額になるか。今、協力会でやっている金額がどれぐらいなのか。その辺をきちっと、実態と言いますか、比較を出さないと、将来どうするのかという議論はできないのではないかと思っております。

ですから、やっぱりいろんな専門性を持たせ、OBとしての人件費は安くて一定の成果である業務量と、また、全く違う人が違う形でそういった作業をやったときにどれぐらいの経費が掛かるのか。そういう比較はできひんか、一回検討させてください。

これは、平成13年の公営企業で副市長が御答弁になっている話でございます。この比較に関してはどうなっているんでしょうか。私が言ったことじゃありませんから分かりませんが、そういったことが何度も今まで、私は全部引っ繰り返して読みましたけれども、同じ議論をずっとしてきています。なぜ、今の今まで経費の比較検討ができなかったのか。その辺、御意見がありましたらください。

企画総務部長(乾雅晴)

基本的には、私どもは委託料をいかに下げるかという視点で絶対額、特に一人当たりの人件費というものが非常に限定をされておる協力会の中で、絶対額が絞られているという前提の下に立って今日までやって参りました。その意味で、個々個別に具体的な比較検討までは行っておりませんでした。

村山 祥栄

今、委託料を下げるということに注力をして進めておりますという話でしたけども、こんなのもありますよ。

職員のできる範囲でやっていって節約できることはやっていかなければいけないです。それは、全く同感でございます。できる限りそういった方向に進めていく努力をして参りたいと思います。

こういった、これも、同じ13年9月の公営企業のときの、これまた中谷副市長の答弁でございます。

私、今日は、朝から巻野委員、それから、その他柴田副委員長をはじめ、同じようなことも言われているんですけれども、私は1年生議員で、失礼なことを申し上げたら大変恐縮ですが、我々は市民の皆さんから厳粛な信託を頂いてここに来ている人間だと思っております。そのうえで、幾度とこの問題に関しては、これはいかんのじゃないのかなと、きっちり比較検討をしたうえで見てくださいよということを諸先輩が長年ずっと言ってこられた問題だと思うんです。何でこれを今の今までやってこられなかったんですか。これは、私、議会制民主主義って一体何だったのかなと非常に疑問を思わざるを得ないです。

今日も朝ありましたけど、議会軽視じゃないのかという話がありましたけども、我々がこれだけずっと言ってきてできていないということは、私はこれ見てびっくりしたんですけど、一体、どういったお考えでこの委員会に臨まれているのか、教えていただきたいと思います。

交通局次長(西村京三)

基本的には、御指摘をいただいた内容につきましては、誠意を持って、当然のことでございますけれども、見直し、点検等は進めるということは当然でございます。その結果として、個々に見直すかどうかは別でございますけれども、着実にコストの切下げを進めてきた。また、新たに検討委員会も設けて、トータルとして、委託業務をどうしていくかという観点からの議論も現在、進めておるというところでございますので、御理解をお願い致したいと思います。

村山 祥栄

委託料を下げるのは、それで結構でございます。

実は、私はこういう議論をしておりますけれども、別にこの金額がめちゃくちゃ高いとかめちゃくちゃ安いとかいう話をしているわけじゃないんですね。別にこれが1円であろうが、2円であろうが、私が申し上げたいことは一緒なんです。ただ、そこの金額が適正かどうかというのは、やはりきっちりと比較検討していただかないとやっぱり意味がないという風に思います。比較するものがなければ分からないんですから。

管理の受委託をされているときも、正に、ちゃんと比較検討をしたうえで、だからここなんだよということがきっちり指針としてあったと思うんです。ただ、これに関しては一切それがないんですよね。ですから、今、比較検討を行っているとおっしゃいましたけれども、具体的にどういう形でどんな比較検討を行っているのか。そして、最終的には、どういう形に、納得行く形に持っていっていただけるのか。その辺をお教えいただきたいと思います。

企画総務部長(乾雅晴)

やはり基本的に業務内容ごとに、どうした業務がどれだけのもので必要なのかというのを再度確認するという所から始めております。

併せまして、当然、同種の、特に最近でございますが、人材派遣等の業務が一般化して参りました。この協力会が立ち上がって参りました時点ではそうした業務はございませんでしたが、すべて、言わばそれぞれの組織が抱えて動いて参った経過がございます。

したがいまして、この協力会の業務というのは、正に労働集約型でございまして、人員をたくさん必要とする業務が中心でございます。この人員を現実に私どもが雇用していく中で、現実の問題としての対応を行ってきたという状況がございます。そういったことを踏まえて、実際に比較できる業務との比較をしていくと。個々個別にさせていただくという、そういうところでございます。

村山 祥栄

ですから、個々個別にどういった形で対応されるのかということが知りたかったわけなんでございますけれども、きっちりと特に、今、市場化テストをやりましょうとかいろんな話が出てきていると思います、社会では。きっちりと、そういう意味で、例えば、我々からしたら、随意契約をやめて一般入札にしていたら一番分かりやすいんです。事実、協力会が取れる業務はいっぱいあると思うんですよ。実際、単価的なものから見て。そうしていただいたら非常に分かりやすいですから。できるだけ、今すぐそれをやってくださいと言うわけじゃありませんけれども、比較検討、去年の6月から言って半年たちました。いつまでも比較検討されているんじゃなくて、次のステップに移っていただきたいと思います。

そういう意味では、具体的に、いつまでにそういった比較検討を完了されるんでしょうか。それだけ教えていただきたいと思います。

企画総務部長(乾雅晴)

17年度を一つのめどという風に私どもは考えてございますけれども、外郭団体そのものの在り方も踏まえて平成20年度までに、全体としての流れを今、検討しておる状況でございます。その一環として、この協力会の部分についても個々具体的な検討をしているということでございますので、今、申し上げましたように、私どもとしましては、17年度を一つのめどという風にしていきたいと考えております。

村山 祥栄

お話はよく分かります。別に、じゃ、今すぐ、明日からこれ、入札をやってくださいねと言っているつもりはありません。ただ、今17年度の予算について、これをどうすんねんという話をしている段階で、取りあえず年度末に検討しますよ、しかも半年間検討してきたんですよという前提で、更に1年間待てというのは、非常にスピーディーさに欠けるなという気がしてならないわけであります。

もう一度原点に立ち返って考えていただきたいんですけれども、この協力会に支払っている委託業務料というのは、一部我々の税金等が投入されているということを今一度、御認識をいただきたいなと、このように思います。そのうえで、我々市民からすれば、我々の税金が、交通局を通して交通局の所に意図的に、これは利益が誘導されているのじゃないかのかと、癒着をしているんじゃないのかと思われても仕方がないと思うんですね。

事実、先ほどから御答弁をいただいております乾部長に致しましたって、協力会の現在、副会長職と。定款から行きますと、会長の職務を代行する者とある職にいらっしゃる方でございます。そういった所を見ておりますと、出資関係どうこうとかでなくて、逆に出資関係がないからこそ、自分が役員を務める組織にお金が行っているんじゃないかと疑われても仕方がないと思うんです。

ただ、私は、交通局、本当にこの何年間、私が見ている間でも頑張っていただいていると思いますし、やっと黒字化致しましたし、本当に御苦労なさっているなと、いい交通局になってきたなと、本当に思っているんです。だから、逆に、こういう所で市民がおかしいなと、どういうこっちゃと思うようなことは、本当にしていただきたくないですし、しっかりとそういった部分を踏まえて、早急にこの比較検討は取り掛かっていただきたいということを申し上げて終わります。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

ただ今の村山先生の御発言、その内容におきまして真しに受け止めまして、できるだけ早く掛からねばならないと思っておりますけれども、その中で、少し、この公式の場でございますので、乾企画総務部長に対する分については訂正いただきたいと思っております。

企画総務部長(乾雅晴)

私、先生御指摘のとおり、協力会の副会長を務めてさせていただいております。ただ、私の副会長の立場は、正に利益誘導ということとは正反対に、むしろ協力会をいかに局事業に協力ができるようにやっていただくかという趣旨でそうした任務に就いているという自覚を持っております。なおかつ、あえて申し上げますけれども、一切無報酬でございますので、念のために申し上げておきます。

委員長(ふじい佐富)

いや、時間のオーバーのことがありますので。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

今の乾の発言にかえさせていただきます。

委員長(ふじい佐富)

はい。

村山委員、申し訳ないんですけど、時間が終わりましたので、ここで質疑を終えたいと思います。以上で、交通局に対する質疑を終了致します。理事者の皆さん、御苦労様でした。

2005年03月08日

公営企業(等)予算特別委員会(第11回)-平成17年03月08日

村山 祥栄

それでは始めさせていただきます。

ちょっと始める前に、過日の公営企業管理者(島田與三右衞門)の質疑に際しまして、ちょっと不適切な表現がございましたので、この場を借りておわびをしたいと思います。すみませんでした。

ちょっと私も最後補足をできずに時間が来てしまったので、最後をここでさせていただきたいんですが、結局、局内の幹部の皆さんが役員を務めておられる団体に対して随意契約を続けていると。それはいいとして、その金額に対してもしっかりと、過日の議論で行きますとアカウンタビリティーをしっかり果たせていないということを考えますと、やはり市民の皆さんになかなか納得していただけない、不信感をお持ちになられることがあっても仕方がないのじゃないかなというような思いで、少しお話をさせていただきました。

瓜田に履を納めず、李下に冠をたださずと申しますので、今後更なる透明性を図っていただいて、しっかりと運営をしていただきたいということを申し上げたいと思います。

しかし、協力会に対する随意契約に関しましては、早急に見直しますよという御発言をいただきましたので、これに関してはこれ以上は触れないでおきたいと思います。

それでは、質疑に入りたいと思います。

まず最初に、地下鉄駅構内の有効利用についてという所から入っていきたいと思うんですが、まず最初に少しお尋ねしたいんですが、今、各駅、資料にも頂いているんですが、売店が七つ、地下鉄にはございます。例えば、一番大きい所が京都駅の改札を出た所の売店かなと思うんですが、あそこの売店、大体1年間であそこから公営企業管理者(島田與三右衞門)が上がる収入、どれぐらいか教えていただけますでしょうか。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

413万3,000円でございます。

村山 祥栄

これは京都駅の売店のみで上がる数字でございましょうか。

実は、過日頂いた資料によりますと、売店の収入、七つ全部合わせて、ざっくり500万円だということを伺っていたんですが、どうですか。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

失礼しました。

売店、ミニコンビニを含めまして7箇所で537万2,000円でございます。

村山 祥栄

はい、さようでございますね。

そこでお尋ねをしたいんです。売店の収入が今、ざっと500万円だというお話を伺いました。これが全部で500万円だということを考えますと、7軒で頭割りをしていくと売店1軒当たり、ざっと月の家賃という考え方はおかしいかもしれませんけども、毎月々入ってくる賃貸収入という発想で行きますと、ざっと5.9万円、6万円ぐらいの金額しか、あそこの売店から収入が入ってこないことになります。

片や、先ほどちらっとおっしゃいましたけれども、昨年の4月から開設されました京都駅のジューサーバー、こちらの方は4月にオープンして9月の上期の時点で413万円、交通局に賃貸収入として入ってきています。通年でざっと800万円近い収入が一つの施設で入ってくると言われています。にもかかわらず、同じ駅の構内で、大きさは少し違いますけれども、片や1月に5.9万円しか入ってこない、片や月70万円から入ってくる。

これに関して、私は売店から上がってくる収益が余りにも少なすぎるんじゃないかなと思うわけですが、その辺についてお尋ねしたいと思いますが、いかがでしょうか。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

実は先生御指摘のとおり、いわゆる地下鉄等の施設の有効利用というのは、私どもの立場から考えましても大変重要な役割を担ってくる所になると思っております。ただ、今までの経過と致しまして、地下鉄開設以来、いわゆる協力会に委託していると申しますか、協力会事業として売店事業をしておる中で、その売上げにつきましても、協力会と交通局と取り分がございます。

ところが、今申し上げましたジューサーバーの場合は、先ほど申し上げました高度利用という観点から、直接交通局が契約致しまして、総額が売上げに見合いまして収入致しておりますので、結果と致しまして、よくはやっていることもございますが、そういった差が出ているものでございます。

村山 祥栄

おっしゃることはよく分かります。しかし、片やでそれだけの収入が取れて、同じ敷地を使ってですよ、片やで6万円からの収入しか取れない。これはやっぱり私、交通局は今、お金がない、お金がないと言っている中で、それならばアクションプランに書いてあるとおりに経費の削減とか、収入の増加に向けて何らかの取組を起こしていただいてもいいと思うんです。やっぱりこれ、月6万円で売店を借りられるというのは安すぎると思うんです。

これ飽くまでも平均値ですけれども。協力会との委託の関係、それからジューサーバーの契約の仕方も私、よく存じておりますけれども、それであればそれを見直していただく。そういうことを是非考えていただきたいと思います。

それから、先ほどお話にありました、協力会に委託をして、その収入の中で取り分を決めて頂だいをしていますというお話でございましたけれども、これを少しほかの観点でお話をしたいと思います。

宝くじ売場とかコインロッカー、こういったものも協力会に運営管理をお任せされていると思うんです。その中で、協力会は、宝くじで行きますと売上げの80パー、交通局が20パーという取り分で収入を得ていらっしゃると思うんですが、協力会は、例えばこの宝くじ売場に関して、どういった運営管理をされているんでしょうか。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

これは言い訳ではございませんですけども、実は京都市交通事業協力会といいますのは昭和36年、社団法人として京都市の出資金を一切なしにその職員の再採用の場、あるいは、お亡くなりになった遺族の福利厚生の場として結成されて、今日まで続いてきたわけでございます。

したがいまして、例えば協力会の名目で共通回数券を売ったり、そしてその手数料収入を得る等々のそういった事業活動によりまして、今日まで続いてきたと。ただ、今、先ほど局別部会でございましたけども、そういった会に対しまして、私どもが直営でやっていました自動車の周辺業務というのを、お仕事も、職員も派遣致しまして、今は関連事業部として協力会の中にあるわけでございますけども、そういった経過がある話でございまして、この、今、委員御指摘の、いわゆるコインロッカー等々につきましても、元々協力会事業としてそういった密接な関連がございますから、事業化をしてお願いしていたという経過があるわけです。

それで、ただではいかんということで、当然その当時の定められました使用に見合う分を交通局は頂いておるし、協力会は協力会事業として運営して収入も得て、会を運営してきたという経過が一面あるものでございます。

村山 祥栄

それは分かります。

それは分かるんですが、私がお尋ねしているのは、宝くじ売場の支払が650万円協力会に対してあります。そのうち80パーセントを協力会が取って、20パーセントを交通局に納めていると、こういうことになっていますが、この80パーセントに対する仕事内容を教えていただきたいんです。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

今の仕事の内容というのは、券を仕入れて、その場所によって売っているわけですけども、個別に宝くじの場合は80でございますけれども、いろんな業務内容によりまして、協力会が取り分と交通局が頂く分と、色々ございます。

村山 祥栄

ということは、協力会の人間が券を仕入れて、宝くじを売っているということでよろしいんですか。違いますね。場所を貸してはるんですよね、協力会が宝くじに対して。

もう先に私が思うことを申し上げておきますけれども、はっきり言って、この宝くじにしてもそうです。自販機とコインロッカーは多少まだ理解する部分はありますけれども、こういうもの、宝くじやったら80パーセントが何で協力会に80パーセント支払っているのかというのが、まず理解できないわけですよ。

なおかつ、今、お話を聞いていますと、過去の経緯はどうこうあるものの、結局のところ、この協力会を通じて宝くじ売場がそこに置かれているわけですけどね、宝くじ売場は別に協力会を通さずに局が直接貸付けをしていいわけですね。そしたら650万円丸々入ってくるわけじゃないですか。事実、その520万円に見合う仕事を、私は協力会が今していると思い難いんです、これに関して行きますと。

ということは、つまり交通局にすっかり入ってくるものを、間に一つ協力会という所をかませて、ここにお金を一回落として、最終的に一部交通局が受けているというような格好にこれはなると思うんです。というもので行きますと、確かに長い経緯は色々と私も勉強させていただきましたし、よく分かっているつもりでございますけれども、このお金の関係というのは、非常に私は適切でないのではないかなと思わざるを得ません。

特に、もう昭和35年からですから、かれこれ40年も昔の話を、ずっとそれだけで引きずって行くのはいかがなものかな。そろそろそういった部分も含めて見直しを掛けていただく必要があるんじゃないのかなと思うわけでございます。御答弁をお願い致します。

副市長(毛利信二)

今、個別の協力会ということで売店の問題、コインロッカーの問題について御指摘をいただきましたけれども、やはり交通事業全体が苦しい中で、これも重要な空間でございますから有効に活用していく必要があると。

ただ、こうした団体が出来た経緯もあって、これまでのところはいろんな割合が決まっている面もありますけれども、私ども、今はやはり交通局につきましても外郭団体というものについて、その在り方、業務の在り方そのものも含めたり、存在そのものを含めて見直しをしていかなければいけないという認識に立っておりますので、そういう作業の中で、今御指摘のような個別のことについても十分検討していかないといけないという風に思っております。

村山 祥栄

はい、ありがとうございます。是非ともそういった中で見直しをしていただきたいなと思います。

それと、加えてですけれども、もちろんいろんな経緯があって出来た関連団体であるものの、しっかりと京都市から業務を請け負って税金がここに投入されているということを考えますと、やはり雇用の心配をしていくのは実はやっぱりおかしな話で、これは本庁そのものにも言える話ですけれども、有効に税金をいかに使うかということを最優先に考えていただかずに、自分とこの雇用どうこうという問題を先に考えられてしまうと、一体何のために行政というものが存在するのかという、存在意義そのものがおかしくなりますので、その辺を踏まえて、是非しっかりと無駄のない効率的な運営に加えて、雇用のことも考えていただきながら進めていただきたいなと、このように思います。

話、移ります。

次に、自動車整備業務、これも協力会への委託業務でございます。整備工場の方なんですが、こちらの方の現在の稼働率はいかがなものでございましょう。結構超過勤務も出ていると思うんですが、教えていただきたいと思います。

副市長(毛利信二)

稼働率でございます。工場は年間281日ということでございます。

村山 祥栄

これ以上、今、整備工場にある中で余力とかというものはもうない、いっぱい、いっぱい仕事をしているという状態なんでしょうか、ちょっと教えていただけますか。

公営企業管理者(島田與三右衞門)

今の日数でございますけれども、4組編成でやっておるわけでございますけれども、755台を、すなわち大型バスでございますから、1年車検になっております。その車検の部分と、それと大きな改造の部分、それから今のノンステップバスとか、いろんな新しい機種も出て参っております。そういったことで、また今度の三菱ではございませんけれども、安全点検にも更に念を入れるということになっておりますので、今現在で頑張ってやっていただいているという風に理解しております。

村山 祥栄

ということは、もういっぱい、いっぱいフル稼働しておりますよと、こういう理解でよろしいんでしょうか。

なら、あんまりこの話はしたくないんですが、実は私、何回か整備工場、現地に赴いて色々と拝見をさせていただくんですけれども、結構休憩されている人がとても多いんです。実は私、全部どこに何人、どこに何人、たばこ吸っている人が何人とかというのを横刻みで実は全部切って置いてあるんですけれども、見てましてもフルに稼働しているとは実はちょっと思い難いのじゃないかなという風に思うわけです。事実これは、交通局から年間約一人当たり930万円という極めて高い委託費、これは人件費の部分なので仕方がないわけですけれども、お金を支払ってやっていただいている中で、本当にフル稼働しているかどうかという部分で行くと、もう少し私、稼働率をフルに稼働させていただく余力が残っているのじゃないのかなと、このように思うわけです。

例えば、これもこの前頂いた資料ですが、市バス以外の車両、今、71台交通局はお持ちでございますけれども、こういう作業を外に出すんじゃなくて、例えば整備工場の空き時間を使ってうまくそういったものの車検をやっていくとか、そういった業務の改善、及び、更に効率化を進めていく中で、そういったものも今後、御検討いただけないものかなということを、これはもう申し上げるだけにとどめさせていただきたいと思います。

それから最後、これだけお尋ねしたいんですが、協力会の関連事業部、丁度開設今年で10年でございます。この関連事業部の意義と今後の展開、これを最後にお尋ねしたいと思います。ずっと10年間、ざっと7億円ぐらいのお金が投入されておりますが、これもしっかりと今後、見直しを掛けていかなきゃいけない部分だと思うんですが、その辺の意義と今後の展開を最後お尋ねして終わりたいと思います。

副市長(毛利信二)

関連事業部でございますけれども、元々、本体の方の人件費の削減を図るために協力会の中に関連事業部というものを設けまして、それまでは本来、本体業務でやっておりました業務の中で、周辺業務的なものを切り離したと。むしろ外へ出したということでございます。

しかも業務の委託をするときに職員も派遣しまして、その職員の退職などがありましたら、順次、嘱託化も進めておりまして、現在では派遣職員よりも嘱託の方がはるかに多いという状況でございます。

今後もそういう嘱託を進めて参りますけれども、やはり現時点ではまだ意思疎通というような面、あるいは円滑な業務の運営という面で派遣職員を配置する必要性はあると考えますけれども、今後の有り様につきましては、先ほど申しましたような大きな検討の中で慎重に検討していく必要があるという風に考えております。

委員長(ふじい佐富)

以上で付託議案に対する質疑を終わります。

2005年03月18日

公営企業(等)予算特別委員会(第12回)-平成17年03月18日

委員長(ふじい佐富)

ただ今から、公営企業等予算特別委員会を開会致します。本日は、付託議案について、討論結了することと致します。

それでは、付託議案12件について、各会派で検討願いました結果を御発表願います。村山委員。

村山 祥栄

私も付託された全議案について、原案どおり賛成します。

委員長(ふじい佐富)

お聞き及びのとおりであります。それでは、これより表決を採ります。

まず、議第21号、平成17年度京都市自動車運送事業特別会計予算について表決に付します。お諮り致します。本案は、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。(挙手多数)

多数であります。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定致しました。

次に、残余の議案11件を一括表決に付します。お諮り致します。本案は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

御異議なしと認めます。よって、本案はいずれも原案のとおり可決すべきものと決定致しました。

なお、付帯決議の取りまとめについては、正副委員長と各会派の代表の方に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

また、本会議における委員長報告の文案につきましては、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)

御異議なしと認め、そのように致します。これをもって、公営企業等予算特別委員会を散会致します。

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